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ちょっと待って!「もう本当に別れる」と決めた時の最終チェック3つ

賭弓郁穂

賭弓郁穂I.Kakeyumi

目次

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チェック1:冷静さを欠いていないか

“別れ”においてよくあるパターンは、やはり「ケンカ別れ」です。

「いいかげんにして!」「何回目だと思ってるの!?」「もうこりごり!」などといった感じに、何度も同じことを繰り返す彼を見限ったゆえの“別れ”ならば……それは、正しい判断と言えるかもしれません。

しかし、その場の勢いで「もういい別れる!」と言ってしまい、後に引けなくなって別れてしまうのは、後々本当に後悔することになってしまいます。

目安は“3日”……3日経ってもまだ「別れたい」?

基本的に、怒りというのはそうそう長続きしないもの。ちょっとしたケンカによる怒りは、次の日になれば意外と「私が悪かったかも……」と取り戻した冷静さによってかき消されるものです。

怒りから発生した“別れたい気持ち”ならば、まずは最低3日、彼に別れを告げるのを待ってみてください。

たとえ3日経っても彼のことが許せず、“別れたい”という気持ちが消えないならば、悲しいけれどそれは“別れ”を告げた方がいいかもしれません。

また、その3日間で別れる覚悟を決めることもできるので、変に後悔することも無くなりますよ。

チェック2:別れを駆け引きに使っていないか

あなたは、“別れ”を彼への脅しに使っていませんか?

以前「もう別れる!」と怒ったら、彼の態度が大きく変わったことで、味を占めてしまったのかもしれません。しかし、その手がいつまでも通用すると思っていると……痛い目をみるのはあなたのほうかもしれません。

「別れたい!」だと彼は永遠に成長しない

また、「これぐらい言えば私のつらさや怒りがわかるでしょ」という気持ちで「別れたい」という言葉を使う女性もいますが、これもよくありません。

何故なら、彼からすると「別れたいほど怒っているのはわかったけど、具体的に何に怒っているのかわからない」からです。

その場はとにかくあなたとの“別れ”を阻止することに必死になって、彼は「ごめんね」とあなたを宥めるでしょう。しかしそのせいで、結局あなたのつらさや怒りの原因が有耶無耶になってしまい、彼はまた同じことを繰り返してしまいます。

「別れたい」の言葉を脅し文句に使っても、お互いの関係が改善するわけではありません。

脅しのための「別れたい」で、本当に別れてしまってよいのでしょうか?

チェック3:二人で解決できないか

「なんでわかってくれないの!?」「そのデリカシーの無さ、ホントもう無理!」といった調子から「別れる!」に発展してしまうケースもよくあります。

ただ、実はこの“別れ方”をしてしまうと、次の彼氏とも同じ“別れ”を繰り返すことになる可能性大なのです。

何故ならば、この手の“別れ方”をしてしまう女性は、「これぐらい言わなくてもわかるでしょ?」といった様子で、彼との意思疎通を怠っている場合が高いからです。

好きなものも嫌なこともちゃんと伝えて

「彼が、私の嫌がることを何度も繰り返す! だから別れる!」……と考えたならば、まず一度冷静になって、あなたが一度でも、“自分にとって嫌なこと”を、具体的に、わかりやすく、彼に伝えたかどうか思い出してみましょう。

ちゃんとそこを説明できていなかった自分がいないでしょうか?

当たり前ですが、彼はエスパーではありません。どんなに愛し合っていたって他人同士。あなたの“嫌なこと”どころか“好きなもの”についてだって、常に手探り状態です。

改めて彼にあなたの気持ちを伝えてみませんか? こんな風に

そのあたりを改めて思い直した上で、本当に別れてよいのか、最後に考えてみましょう。

“別れ”の決断を下すことは、大なり小なりパワーのいることです。

もちろん別れることで輝かしい未来が待っているパターンもたくさんありますが、まずは目の前の彼と向き合わないと、また同じことを繰り返してしまうかもしれません。

本当に別れていいのですか? ぜひ今回の“最終チェック”を参考にして、後悔の少ない別れ方をしてくださいね。