みんなが「生理中」のお風呂場でするコトTOP3…産婦人科医がぶった切る!

生理中、地味に悩むのが“お風呂での過ごしかた”ではないでしょうか? 量が多い日には、バスルームに行くことすら億劫に感じるのも女ゴコロ。では、みんなはどんな風に対処しているのでしょうか。『健康美人』の「私たちにしか分からない生理のことアンケート」を参考に、生理中にお風呂ですることのTOP3とその是非をお伝えします。
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みんなの生理中における入浴法TOP3

437名の女子から回答を得た同調査で「生理中の入浴はどうしている?」と質問すると、TOP3の結果は以下に。

3位:数分だけ湯船に浸かる・・・16%

生理中にカラダを温めすぎてしまうと、「血行が良くなりすぎて量が増えそう……」と思う女子もいるのではないでしょうか。

「湯船には浸かりたい! でも、長湯はちょっと……」という判断をしている人も珍しくない様子がわかります。

2位:普段通り湯船に浸かる・・・36%

「生理だからって、関係ないもん!」というぐらい、強気に入浴をしている女子も少なくない実態が明らかに。

確かに、生理痛などの月経症状の緩和には入浴が提案されることもあるぐらいですので、生理だからというだけで湯船への入浴を諦めなくてはならないワケではないと考える人だっているはず。

「生理を理由に、自分の生活スタイルを崩したくないッ!」と思う女子も少なくないのではないでしょうか。

1位:シャワーだけで済ませる・・・46%

生理中には湯船に入らず、シャワーだけを使っている女子がおよそ半数。

自宅の湯船であっても、「生理中はやめておこうっと」と、シャワーだけで済ませている女子が少なくないのですね。

寒い季節には、ちょっとカラダが冷えてしまいそうではありますが、それだけ整理中の湯船を避けたい女子が多いのかもしれません。 

先生、生理中の入浴ってカラダにとってどうなんですか?

実際のところ、生理中の入浴はカラダにどんな影響があるのか、また温泉に入るのは問題ないのか……、気になりますよね?

そこで、産婦人科医の駒形依子医師に“ホントのところ”をうかがいました。先生、教えてくださいッ!

生理中は免疫が下がっています……

駒形「まず子宮の中というのは絶対的無菌領域です。

子宮に細菌が入り感染を起こすと、“子宮内膜炎”という病気なり高確率で入院・抗生剤の点滴が必要になります。

また、生理前・生理中は、全身の血液が子宮に集中するため、多くの人が一時的に免疫が下がる状態です。

ちなみに、妊婦さんが風邪長引いて治りにくいのもこのせいです。

さらに生理中は子宮から剥がれた内膜が血液とともに排出されるため膣を通して外部と開通している状態。

いつもは子宮に細菌が入らないように膣内の常在菌が守ってくれてますが、生理中は血液と一緒に一部出されてしまうため常在菌が少なくなり普段より感染しやすい状態にあります。

膣内に細菌が入ると内膜炎までいかなくても性病などとは別におりものの量が増えたり、かゆみが出たりすることがあります。

そのため、エッチや入浴は細菌が膣内に入りやすいため控えていただくことが多いかと思います」

ーーそうなると、生理中のお風呂は免疫と深い関係がありますよね。

自宅のお風呂に入るのはどうですか?

駒形「自宅、特にひとり暮らしの場合は、自分で洗い自分だけが入るため、バイ菌、細菌が繁殖しやすい追い焚きのお湯でなければ、特に問題はないかと思います。

しかし、家族と住んでいる場合生理だと一番最後に入る方が多いかと思いますが、お風呂を沸かしてから時間がたったお湯だと細菌が繁殖しやすいため、湯船につかりたい方は改めて沸かすことをオススメします」

ーーとなると、生理中に彼と一緒のラブ風呂を楽しむのは控えたほうがよさそうですね。

温泉に入るのはどうですか?

駒形「不特定多数の方が入ることや、お湯をわかしてから時間がたっていたりすることを考えると、生理中は免疫が下がっているため、自宅のお風呂より感染が心配です。

また、生理は月に1回のデトックス、つまり扱いとしては汗や尿、便といった老廃物、排泄とカテゴリーは一緒であり、やはり血液なので公共の場は避けた方がよいかと思います」

ーー「タンポンを使っているから平気!」という人もいますが、総合的に考えて、温泉入浴は避けるべきと言えそうですね。

 

ちなみに、同調査で「生理中のニオイが気になる」と答えていた女子は、ダントツの91%にも達していました。

生理中のデートでは、「私くさかったらどうしよう……」なんて不安にもブチ当たりやすいですよね。予防策としても、生理中の入浴は大事な行為、でも一緒に入るのは避けるべき……と、覚えておきましょう!

清潔でリラックスした気分に少しでもなれたら、彼氏だってもっと一緒にいる時間を楽しめるはずですよ。

  

【参考】

私たちにしか分からない生理のことアンケート – 健康美人

【取材協力】

駒形依子・・・産婦人科医。漢方とカウンセリングの併用で子宮の状態を根本的に改善する治療を得意とする。フリーランスで活動中。