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えっ…どこが!? なぜか男子に「かわいい〜」と言われる女子の特徴

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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「ブリッコ」とか「ヤリマン」とか……

ーー女子から見ると全然かわいくないのに、男子から「かわいい〜」。こういう事例は、よくあるんですか?

箱崎:女子から見て納得いかない子がモテていると、「ブリッコ」とか「ヤリマン」とか罵倒されますよね。

ーーひどい(笑)。

箱崎:そして、よからぬ噂を流しはじめ、その間違ったモテを阻止しようとの企てが遂行されます。

ーー女子って本当にこわいですね。

箱崎:これが怖くて、本当は男子からすごくモテるのに、無意識にモテないような態度をとってしまう子も、じつは多くいます。

ーーそうなんですか?

箱崎:自分では、思春期から培ってきた、「仲間と上手にやる知恵」なのでしょうが、そこがブロックとなって、異性にモテなくなってしまう……。

ーー異性にモテないことが、仲間とうまくやる知恵なんですかね?

箱崎:若いころは「男vs.女」の図式ってありますからね。「女チーム」を抜けないような人格をキープしようとすると、「男チーム」とは対立します。それでも男子に言い寄られるような美人でなければ「女チーム」からは認められないわけです。

ーー厳しい世界ですねぇ……。

箱崎:ところが、成長の過程である、「女チームに好かれる人格」で自分の人格形成が終わってしまうと、女子が生まれつき兼ね備えているはずの「男子に好かれる人格」を出すことができません。

ーーなるほど。自分で男子から「かわいい〜」と言われない人格をつくってしまているのですね。

箱崎:そこに気づいて、女友達とはうまくやりつつ、もしくは女友達は適当に切り捨てて、「男好きする人格」を出せていける女子が、女子から見た実力以上に男子から「かわいい〜」と言われるわけです。

「思春期」から抜け出そう!

ーー「男好きする人格」って、男子から好かれる人格という意味だと思いますが、それは具体的にはどんな感じなのですか?

箱崎:これは「女らしさ」ですね。男子たちのもっている「女らしさのイメージ」に合わせることです。

ーー女らしさのイメージ?

箱崎:やはり時代によって、人によって、男子が「女を感じるポイント」というのはちょっと違います。なにかのドラマや漫画、アニメに影響を受けているかもしれないし、母親の影響が大きいかもしれない。

ーーでは一概には言えないと……。

箱崎:でも本質的な部分はあると思うんですよね。例えば、「しぐさ」とか。上目遣いしたり、ちょっと内股だったり、典型的なブリッコっぽいしぐさが好きな男子もいれば、少しガサツな感じが好きな男子もいる。まぁ少ないでしょうけど。

ーーどうしたらいいかわからないですね。

箱崎:でも、本質的に「女として」男にモテる部分を崩さなければいいんですよ。さっきお話しましたけど、若いころは、「モテてはダメ」だったんですよね。自分でそのつもりはなくても、しぐさとか話し方とかで、仲間がイメージする実力以上にモテていると、ハブられてしまう。

ーーはい。

箱崎:そこで「男を意識しないように、男を意識しないように……」という精神が身についてしまっているんですよね。だから「ガサツ」で言ったら「男にモテないようにガサツ」だし、ブリッコでいうと「男にモテないようにビクビクしながら、まるでギャグのようなブリッコ」にしてしまうんです。

ーーなかなかこじれた感じですね。

箱崎:そこを、もう思春期じゃないのだから「男に好かれるように」という気持ちをもって、真剣にやるようにするべきなんですよね。本当は。

でも、できなくても、「自分が男にモテない」ってだけだから難しいのです。思春期に「みんなに嫌われる」ほうがツライのでがんばったんですよね。

 

「仕事」ならうまくやれる

ーーそう聞くと「男を意識する」って確かに難しいかもしれませんね。

箱崎:おすすめするわけではないですけど、キャバ嬢などを経験すると、一気にうまくなりますよね。お仕事だから。「お仕事だから、ちゃんとやらないと」という言い訳ができれば、みなさん真剣にできます。真面目なんでしょうね。

ーー仕事のためだと真剣にやれる。「自分がモテるため」という目的だと、モチベーションがわかないのが不思議ですね。

箱崎:あまり「私、モテたいです!」と前面に打ち出すと、今度はモテないですからね(笑)。男子から見ても嫌でしょう? そんな子。「モテたい。そのためにはどうしたらいいかな?」と、それこそ仕事のように真剣に考えることが必要ですよ。

 

男子から「かわいい〜」と言われている女子の秘密に迫りました。箱崎さんいわく、「オトナになってからは、男子からたくさんモテると、だんだんそれを見た女子からも“あの子はかわいいんだな……”と思われるようになります」とのこと。みなさんもオトナとして、ガンガン男ウケを狙ってみてくださいね。

 

【取材協力】

箱崎キョウコ・・・育児にがんばる4児の母。「案ずるより産むが易し」がモットー。趣味はボルダリング。著書に『初めてのオーガズム: 26人のハツイキ告白』、『妄想ひとりHのススメ: 本物より気持ちいい』がある。