恋のなやみに効くメディア

「今すぐ一緒に暮らしたい」が命取り?駆け込み同棲が失敗する理由

大山奏

大山奏K.Ohyama

目次

隠す

1:感情に振り回されすぎ

「中距離くらいの恋愛を2年間続けてたんですけど、ある日彼女が我慢できなくなったらしく“もう荷物まとめて今週末に○○君家に行く!”って言い出したんです」(Tさん/28歳)

ーーそれでOKしたんですか?

「OKしたつもりはなかったんですけど、彼女本当に次の土曜の午後にキャリーバッグ一つ持ってうちに来ちゃって……」

ーー荷物はそれだけ?

「いや、あとからダンボールが3箱届きました。でも一人暮らしの家だからキッチンとかも広くないし、ベッドもシングルだし。結局俺がソファで寝ることになって」

ーーなんだか肩身が狭いですね。

「そうなんですよ。で、彼女はと言えば部屋が狭いとか文句を言い出して。でもそんなのわかってたことじゃないですか? 何度も家に来てるわけだし。想像力がなさすぎるでしょ。

結局彼女はなんでもその場の感情で動いちゃう子だったんでしょうね。“こんな狭い部屋で2人暮らしできない”って言って、出て行っちゃいました」

ーーえー! それはお別れですか?

「そうです(笑)。本当に嵐みたいな子でしたね。でももうコリゴリです。同棲するならやっぱりお互いにじっくり考えないとダメですよね」

 

2:こだわりの条件が違う

「彼女は結構お嬢様で、実家の門限とかが厳しいのが嫌で家を出たいっていいだしたんです。僕は2人で部屋を新しく借りようって言ったんですけど、“○○君の家でいいよ”って言われて同棲することになりました」(Iさん/25歳)

ーーでも、一人暮らしの部屋ですよね?

「そうなんですよ。でも彼女はそんなにモノを持たない子だったから、広さ的にはそんなに問題にはならなかったんですけど、彼女の必須条件が近くにスーパーがあることだったみたいで」

ーーえ? なんで?

「お菓子作るのが趣味だったからかな? あと料理も好きで新鮮な野菜とかが手に入らないと気に食わなかったみたいですね。そこでだんだん住みづらさへの鬱憤が積み重なっちゃったみたいです」

ーー結局どうしたんですか?

「彼女に“やっぱり2人でいい部屋探そう”って言ったんですけど、“こんな環境で住めるなんて意味がわかんない! あなたと一緒にやっていくのは無理”とか言われて別れました」

ーーうわー!酷い。男性一人なら、そんなに鮮度の高い野菜なんて求めないですよね……。

 

3:浮気がばれた

「俺の場合は、彼女が駆け込み同棲し始めてすぐに浮気がばれて破局です」(Eさん/27歳)

ーーそれはEさんの問題ですね。

「まぁそうなんですけどね。でも浮気って言っても体の関係はなかったんですよ。ただ、仲のいい女友達が結構うちに遊びに来てたんです。彼女にはそのこと言ってなくて、でも、それが浮気だって……」

ーーうーん。許せない女性は多いでしょうね。

「えー、なんでですか? 浮気じゃないんですって。正直彼女だけじゃつまらないから他の気の合う子とたまに家で飲んで騒いだりしてただけで」

ーーでも同棲前は隠してたんですよね?

「そりゃ、いい顔されないのはわかってましたから。彼女をわざわざ怒らせる理由もないでしょ」

ーーこれはどちらのせいとも言いがたいでしょうか。ただ、隠し事はよくないですよね。

同棲前はしっかりと話し合いを

お互いの家をデートで行き来していると、同棲してもやっていけるんじゃないかと感じたりしますよね。ですが同棲はそんなに簡単なものではありません。

同棲すれば2人の時間は確実に増えますし、いいこともたくさんあります。ですが、準備なしの同棲は悲劇を多く招くことがお分かりいただけたと思います!