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お笑い芸人じゃねーよっ!「結婚後の苗字」に関する笑えない実話3つ
文平サチオS.Fumihira
1:“まきまき”になっちゃう
「学生の頃、“牧くん”のことが好きになったんですけど、私、下の名前“マキ”っていうんです……」(マキさん/25歳/会社員)
どこかで聞いたような話ですが……つい最近、そんなドラマがあったような?
牧くんと結婚すれば、名前が“まきまき”になる可能性があったというマキさん。苗字と名前が同じになるかもしれないという不安は、恋愛面に何か影響を及ぼしたのでしょうか?
将来のことを考えてアタックしなかった
「牧くんはイケメンだったんですけど、“結婚したら、まきまきになるのかぁ”と思うと、気持ちがちょっと冷めましたね」
彼氏彼女として付き合うならばいいけど、将来結婚するとなったらなんだか変な名前になってしまうので、結局のところ牧くんにはアプローチしなかったと言うマキさん。
彼との結婚を想像して“萎える”なんて悲しいことですね。しかも、原因が彼の苗字だなんて……。
今でこそ笑い話になっているそうですが、当時は結構、真面目に悩んでいたのだとか。
2:あの人と同じ名前になっちゃう
「名前が“遥奈”と書いて、“はるな”って言うんですけど、“近藤さん”から言い寄られて、危うく“近藤遥奈”になりかけたことがあります。女芸人、ハリセンボンの“近藤春奈”さんと一文字違いで、読みは一緒……(笑)」(遥奈さん/27歳/医療系)
職場で知り合った近藤さんから好意を寄せられるも、もしゴールインしたら、お笑い芸人と同じ名前になっちゃう危険性があったと言う遥奈さん。漢字が一文字違うとは言え、芸能人と同じ名前。それを気にしちゃう気持ちは理解できます。
女優ならばともかく……
「近藤春奈さんは好きですよ。同じ“はるな”として応援してます。でも、やっぱりお笑い芸人と同じ名前になるのは抵抗がありますね。女優さんならともかく……」
美人の女優と同姓同名になるのならばともかく、身体を張って笑いを取るようなお笑い芸人と同じ名前になるのは抵抗を感じてしまうと言う“遥奈”さん。
筆者の勝手な分析ですが、“遥奈”さんは、ハーフ顔でモデル体型……そんな美女である自分が、お笑い芸人と同じ名前で呼ばれ、それをネタにされ笑われてしまうのが嫌なのでしょう。
まぁ、“石原さとみ”とか“綾瀬はるか”みたいな名前になったら、それはそれで今度は名前負けしてしまいそうな気もしますが……。
3:苗字が絶滅しちゃう……
「私の苗字って、すごく珍しいんです。ネットで検索しても、自分の一族しか出てこないから、私の家族しか“その苗字”がいないんですよ」(Kさん/27歳/会社員)
筆者が実際に検索をかけてみたところ、本当に、彼女本人と、そのお父さんしかヒットしませんでした。バッチリ個人が特定されちゃうので、今回は“Kさん”とお呼びします。
結婚したら苗字が途絶える
「私は一人娘で、従姉も女の子なんです。だから私が結婚したら、苗字が途絶えて絶滅しちゃうんですよ……」
Kさんの従姉はもう結婚しており、若い親族は遂にKさん一人になってしまったのだとか。自分が結婚して苗字が変わると、日本から苗字が一つ消えてしまう……なかなか重い話ですね。
「だから、わりと真剣に“婿”を取ろうかと思っています。でも、その前に彼氏がいないので、結婚できるかどうか微妙です(笑)」
自分の苗字を途絶えさせないために、お婿さんを取ろうかと思っているKさん。彼氏選びの際に、「婿入りとかOK?」と訊ねることもあるそうで、それが“男が逃げ出す要因”になっているかもしれないと自己分析しているのだとか。
結婚すれば、この世から自分の苗字がなくなってしまう……確かに笑えない話です。
いかがでしたか?
筆者は“夫婦別姓”に対して、消極的な考えを持っていましたが、こういった話を聞くと「ありかもなぁ……」と感じちゃいますね。「彼と同じ苗字になる!」の裏側には、こういった笑えない話もけっこう転がっているようですよ。