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プロポーズされたけど…「どうしても譲れなかった」別れの原因エピソード3つ
大山奏K.Ohyama
1:相手が長男で……
「私の場合は、“家の事情で別れる”という苦渋の決断をしました。私の家が本家で小さいころから婿をとるようにと育てられていたので、相手には婿に入ってもらわないといけなかったんです。
だから、付き合う相手は長男以外と決めていたんですけど、長男かどうかなんて関係なく本当に好きになっちゃったので付き合った男性がいたんです。その人が長男で……」(Kさん/34歳)
――婿には入ってくれなかったんですか?
「そうですね。結婚の話が出たときから、実家の事情とか話して相談してたんですけど、相手もやっぱり一応家を継がないとって話で平行線のままで。
ずっと話していても、そのことを親に相談すらしてくれなくて、彼には全然譲る気がないんだなと分かったので、やっぱり別れるしかないと決めました」
昔ほど家を継ぐという意識はなくなってはいますが、やはり今でも長男長女が家を継ぐという暗黙の了解のような感覚を持っている人もいます。
また男性は、自分が苗字を変える日がくるとは考えていないことが多いため、抵抗を感じる人もいるようです。やはり結婚は個人と個人ではなく、家と家の繋がりという側面からは離れられないようですね。
2:姑と同居は無理!
「彼にプロポーズされたときは本当に嬉しくて舞い上がりました。でも、結婚してからの話をしていると彼が実家のお姑さんと一緒に2世帯で暮らしたいって言いだして」(Uさん/29歳)
――お姑さんとの仲が良くなかったんですか?
「そうですね。すごく悪いっていうわけではないですけど、どうしても苦手で。一緒にいると緊張しちゃうし、遊びに行っただけでもドッと疲れちゃう感じだから、一緒に暮らすなんて到底無理だろうなって。
彼にそのことを話して分かってもらおうとしたんですけど、そこからちょっとずつ関係が悪化して、結局別れることになっちゃいました」
嫁姑問題は大変ですよね。彼を好きになったからと言って、彼のお母さんを好きになれるとは限りませんし、彼のお母さんから嫌われてしまったら、一緒に住んでいなくてもプレッシャーを感じ続けてしまいます。
彼がお母さんから完全に自立していて、あなたの味方になってくれるのならいいですが、彼がマザコン気味でお母さんの味方をするようならば、あなたは家庭の中で孤立してしまいかねません。
彼ママを好きになれること、彼ママに好かれることも、結婚の絶対条件の一つかもしれませんね。
3:臭いに我慢ができず……
「付き合って2年くらいした頃に彼からプロポーズをされました。彼とはすごく相性も合っていたし、結婚してもうまくやっていけるかなって思ったんですけど一つだけ問題があって」(Oさん/28歳)
――その問題とは?
「臭いです。付き合ってすぐは気にならなかったんですけど、彼が30を超えた辺りから、だんだん体臭が気になりだしてたんです。直接は言いにくかったから、体臭を予防するシャンプーやボディソープを勧めたりしてみたんですけど、一向に変わらなくて。
ある朝一緒のベッドで寝て起きたときに臭いで気持ち悪くなっちゃって。これはここから数十年一緒にやっていくのは無理だなって思いました」
――彼にはそのことは伝えたんですか?
「それは言えなかったので、理由は告げずに“ごめんなさい。あなたとの将来は想像できないです”って振りました」
人によって体臭ってすごく違いがあります。臭いは本能的なモノなので、一度無理だと感じてしまうと、なかなか問題解決は難しそうです。
これは男性だけでなく、女性側が抱える可能性もある問題なので、予防をしっかりしておきたいですね。
家の事情から体臭まで、色々な問題で婚約を破棄するケースがあるんですね。ただのワガママではない部分も多いので、難しいところです。
2人がお互いのことをしっかりと考えて出した結論なら、お互いに相手の将来を応援して一生いい友だち関係を続けることはできるかもしれませんね!