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3位はなんと合コン!? 既婚男性が「不倫相手と出会う場所」トップ3

中田綾美

中田綾美A.Nakata

目次

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第3位:合コン

ーーえっ、既婚者なのに堂々と合コンに参加しちゃうんですか!?

岡野「“面子が足りないから”という名目で参加するんです。

必ずしも不倫願望があるわけではなく、“若い子とワイワイ騒ぎたい”、“日常生活がつまらないからちょっと刺激を味わいたい”という軽い気持ちで参加する男性もいますね。

ただ、はじめはそのつもりじゃなくても、合コンで“既婚者でもOK”という女性とたまたまウマが合って深い関係になってしまうことは往々にしてあります。

実際に相談があったケースで、一般企業にお勤めの男性が、普段は接点がないはずのCA(キャビンアテンダント)と不倫していたことがありました。これなんかも出会いのきっかけは合コンです」

 

第2位:SNS

ーーSNSで元カノとつながったりするのでしょうか?

岡野「それもありますが、意外と多いのは“独身”だと偽ってマッチングサイトに登録するというケースですね。マッチングサイトのなかには独身証明がゆるいところもありますので、そこを狙って。

あとは、出会いを目的としていないSNSでも、趣味のイベント(オフ会)で親密になるというケースもあります。それから、オンラインゲームが出会いの温床となることも……。

さまざまなSNSの普及で、かつてより不倫のハードルが下がったのはまちがいないでしょう」

 

第1位:職場

岡野「既婚男性が不倫相手と出会う場所として、圧倒的に多いのは“職場”です。

職場の同僚や部下の女性は、やはり一緒に過ごす時間が長いですし、気持ちが通じやすい相手。それに、職場では懇親会などお酒の席もあります。

激務で色恋沙汰にうつつを抜かす余裕などない……という男性でも、手近な職場の人間とは不倫関係に陥りやすいといえるでしょう」

 

そのほかこんな場所でも不倫が発生!?

趣味のサークル活動

岡野「趣味のサークル活動で、妻以外の女性と親密になるというケースもありますね。

たとえば、最近あった相談事例では、“マラソン”の会での出会い。それから“ランニング”の会での出会い。“長距離走”関係が重なったのは、たまたまだと思うのですが……」

ーーそれって夫のみがサークル活動に参加していて、妻は関与していなかったのでしょうか?

岡野「その通りです。趣味のサークルで妻よりも話が合う女性との出会いがあると危ないかもしれませんね」

男友達の紹介

岡野「あとは夫に“悪い友達”がいる場合も要注意です。男友達から女性を紹介されて、そこから不倫が始めるパターンもあります」

ーーうわっ、それじゃ夫が「男友達の誰それと飲みに行ってくるよー」という場合、実はその場に女性も同席しているかもしれない……ということですよね。

岡野「男同士で飲みに行った場合、お店で近くにいた女性グループをナンパすることもありますよ」

ーー類は友を呼ぶ……といいますが、夫の友人に女癖が悪い男がいたら厄介ですね。

 

夫に不倫させないためには?

岡野「男性の不倫は、妻の“目を盗んで”やるもの。目を盗まれないためには、夫にきちんと興味を持ち続けることがまず大切です。

よく“うちの旦那は大丈夫だから”と夫を信じきっている女性がいます。実はこれ、“夫のことを信頼している”のではなく、ただの“無関心”ということも多いのです。

妻から関心をもたれていない、気にかけてもらっていない……と感じると、男性は不倫に走りやすくなります」

ーーさきほど“趣味のサークル活動で女性と出会う”というお話がありましたが、そのケースでも、妻が夫の趣味に関心を持って一緒に活動していれば、不倫にはならなかったかもしれませんよね。

岡野「そうですね。あるいは、サークル活動に妻が参加していなくても、ときどきは顔を出して“主人がお世話になっております”とごあいさつしていれば、不倫相手の女性を牽制できたのではないでしょうか?」

ーー趣味だけでなく、仕事についても同じことが言えそうですね。

岡野「そうそう。夫にちゃんと関心を向けていれば、“そういえば最近ちょっと帰りが遅いな……”という気づきがあり、“お仕事大変そうだけど大丈夫?”という会話も生まれる。

その一言があるのとないのとでは大違いです」

ーー夫がSNSに夢中になっている場合も、「最近よくスマホ見ているね。ゲームか何か面白いの?」とか、夫の変化に敏感であれば何か声かけができそうです。

岡野「“あなたのこと常に気にかけていますよ”ということを示す一言がなければ、夫は不倫ルートをどんどん突き進んで後戻りができなくなるおそれがあります。妻の何気ない一言が、浮気のブレーキになってくれるんです」

 

岡野氏の話によれば、リアル世界でもネット上でも出会いのきっかけはいくらでも転がっているようです。

「ただ毎月の給料を運んでくれたらいいから」なんて夫に無関心なままだと、いつのまにか夫は身も心も不倫にどっぷり……なんて事態にも陥りかねません。

さて、帰宅した旦那様の様子に何か変わったことはないでしょうか? 気づいたことがあれば、すぐに声をかけてみましょう!

 

【取材協力】

岡野あつこ・・・夫婦問題研究家。91年に、岡野あつこの離婚相談室を設立。丁寧なカウンセリングと、的確なアドバイスは多くの相談者からの信頼を集め、離婚カウンセラーとしてこれまでに受けた相談件数はすでに3万件を超える。夫婦問題や離婚に関する著書多数。近著に『最新 離婚の準備・手続きと進め方のすべて』、『貴女が離婚を決める前にしなければならない8つのこと』などがある。公式サイト『離婚相談救急隊』:http://www.rikon.biz/