占いを「信じるひと・信じないひと」どっちがモテるの?~心理学者・平松隆円のモテ女子講座~

大学で教鞭をとる心理学者の平松隆円が、世の中のモテと恋愛について語る本連載。今回は、女性の大好きな“占い”について語ってみたいと思います。あなたは占いを信じますか?
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“占い”は好きですか?

毎朝、出勤前や通学前に、テレビの情報番組やスマホで“今日の運勢”をチェックするのが日課になっているという人もいるのではないでしょうか?

そこまでではなくても、雑誌に載っている占いコーナーやSNSで人気の占いなんかをつい見てしまう人は少なくないはず。

逆に、「占いなんか当たるわけないじゃん!」と、占いの結果に一喜一憂する人を見て笑っている人もいるでしょう。

当たるか当たらないかは別として、“占いを信じる”ということは、心理学的には何を意味するのでしょうか? そして、それは“モテ”とどう関係するのでしょうか?

 

そもそも占いって当たるの?占いの信憑性

これまで、社会心理学という心理学の分野などで、占いに関する研究がおこなわれてきました。

その結果としてよく言われるのは、占いで示される内容は、それを読む側が「自分自身にあてはまっているんじゃないか?」と考えてしまいやすい内容になっているということ。

これを心理学では、“バーナム効果”と呼んでいます。

“バーナム効果”とは、示される文章の内容が一般的で、それであって内容が好ましい(=良い)内容であるがために、自分自身にあてはまると考えてしまいやすいというもの。

たしかに、占いで良いこと(幸運)を言われたら信じるけど、 反対に悪いこと(悪運)については信じない、という人は多いはず。

このことは、心理学では“確証バイアス”という言葉でも説明されることがあります。確証バイアスとは、自分にとって都合のいいことばかり信じて、都合の悪いことは信じないということ。

たとえば、朝に見た“今日の運勢”のことを一日中考えている人はいません。ですが、なにかその占いが当たるようなことが起これば、「今日の占いが当たった!」と占いのことを思い出し、何もなければ忘れたままというのも、確証バイアスの一つなんです。

ちなみに、心理学の研究によれば、「占いを信じる人は、血液型性格判断も信じている」ということも言われています。

 

占いが当たる人は、実は自分で当てている

自己成就”という言葉を、聞いたことがあるでしょうか? 自己成就とは、根拠がない嘘や思い込みであっても、それを信じて行動することで、その嘘や思い込みが実現するという効果のことです。

たとえば、運動が苦手でも「毎日練習したら、上手になるから」と言われ、それを信じて毎日に練習したら本当に上手になった……なども、自己成就の一つです。

これは、占いにもあてはまります。

占いという根拠のない言葉でも、それを信じていれば、それが実現するように行動をしてしまい、結果的にその占いが実現するということだって起こりえるんです。

恋愛運においても同じように、「今日は、運命の人と出会います!」なんて言われると、誰かと出会うような行動を無意識にしてしまうということだってあるんです。

 

結局、占いを信じる人と信じない人、どちらがモテる?

占いそのものの信憑性は別として、自己成就という部分から考えると、“占いを信じる人がモテる”ということになるかもしれません。

「運命の出会いがあります」「○○すると恋が成就するかも」という占いを信じて行動をすれば、新しい出会いだってあるわけですし、自ら恋が叶うように行動をするわけですからね。

 

いかがですか?

普段は占いなんか信じない!というひとも、ときには、占いを信じてみるのもいいかもしれませんよ。

もちろんその際は、自分の運勢が最高のときを狙ってみてくださいね。