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まるで唇がS極とN極っ!「キスしたくなる雰囲気」の作り方3つ

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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楽しい空気を壊せない…?

ーーデートしているんだけど、「キスとかそういう雰囲気になれない」。こんなときはどうしたらいいのでしょうか?

箱崎:そういう雰囲気のときって、自分も「キスしたい」とか思わなくないですか?

ーーそうですかね?

箱崎:最初から「今日はキスまでしたいな」と決めてきたならば、なんとなくヤキモキすることはあるでしょうけど……。じつはキスできないときって、自分もそのときは、楽しい雰囲気を壊したくない気持ちもあるんじゃないですかね。

ドキドキ、モジモジできればキスの雰囲気に?

ーーそれを含めて、「そういう雰囲気になれない」ということなんですかね。

箱崎:自分が本気で「キスしたい……」ってドキドキ、モジモジしていれば、それだけで「そういう雰囲気」にはなっているでしょうから。

ーーなるほど。自分自身もそういう雰囲気になれないところに、問題があると。

箱崎:そうですね。ただ、無理矢理そういう雰囲気になっても、変ですしね。そういう風に空気が読めてしまうから、やはりキスのムードになかなか強引にもっていけない。

 

「自然とキスしたくなる」には?

ーーでは、どうすればいいでしょう?

箱崎:本当は、男子主導でそういう雰囲気にもっていってほしいですよね。女子からすれば、「任せたい」が本音でしょう。でも、勇気がない男子も多いもの。なのでこちらから仕掛けが必要となります。

キスしたくなる仕掛け3つ

ーーどんな仕掛けを?

箱崎:キスしたくなる場所、キスしたくなる話題、キスしたくなる表情、これらを駆使して、自然とキスさせましょう!

ーーおお、頼もしい。

 

1:キスしたくなる場所・5つ

箱崎:キスしたくなる場所ですね。まとめてみましょう。

(1)キレイな風景・夜景

(2)ふたりきり

(3)薄暗い

(4)思い出がある

(5)まわりがみんな盛り上がっている

この5つは鉄板です。

ーーなるほど……と思うものから、「そうなの?」と思うものまでありますね。ひとつひとつ説明していただけますでしょうか?

(1)キレイな風景・夜景

箱崎:まず(1)のキレイな風景・夜景ですが、これはわかりますよね。美しい海や山などの大自然、宝石箱をひっくり返したような夜景、満天の星空……。こんな場所に行くとキスしたくなります。

ーーなぜでしょう?

箱崎:言葉を失う。感情がたかぶる。この2つのキス要素があります。

ーー確かに、キスのシーンでは「おしゃべり」は邪魔ですね。

箱崎:静かになる必要がありますよね。でもその静かには、無ではなく感情のたかぶりが大切なのです。キスにいたるにはね。

ーーなるほど。

(2)ふたりきり

箱崎:続いて(2)のふたりきり。これもいわずもがな……ですね。人がいるとキスの雰囲気にはなりません。

ーーデートでキスの雰囲気になれないということですから、ふたりきりでもダメな人が多いのではないですか?

箱崎:結構デートと言っても、繁華街やお店、遊園地など、まわりに人がいることはありますよ。よく考えたら「ふたりきりの瞬間」なんて一度もなかった……これではキスできないですね。

ーーなるほど。知り合いはいなくても、他人の目がありますからね。

(3)薄暗い

箱崎:(3)の薄暗い……もわかりやすいですね。明るいよりも暗いほうがいい。キスするには。明るいと日常を感じてしまう。キスには非日常感が大事です。

ーーキレイな風景なんかも非日常ですね。

箱崎:「ふたりきり」というシチュエーションもね。それに明るいと、単純に恥ずかしいですよね。だからちょっと照明を落としたり、影のある場所なんかでもいいんですよ。薄暗い場所だとキスしやすいです。

ーーディズニーランドの「ホーンテッドマンション」なんかもキススポットとして有名ですね。

箱崎:暗くてふたりきりになる瞬間がありますからね。

(4)思い出がある場所

箱崎:(4)の思い出がある場所、これは「ふたりの思い出」じゃなくてもいいんですよ。どちらかの出身校とかね。思い出話はキスになりやすい。

ーーなるほど! これわかるわー。

箱崎:アルバム見ながらなんかもいいですよね。思い出というのは感情が高まりますから、これもキスに効きますね。

(5)まわりがみんな盛り上がっている

ーー(5)の「まわりがみんな盛り上がっている」というのが、よくわからないのですが……?

箱崎:これは例えば、スポーツ観戦とか。「逆転ゴ〜〜ル!」で抱き合って思わずキス。あとはカウントダウンで、「3、2、1、ハッピニューヤー!」でキスとか。

ーー海外ではありそうですけど、日本であるかな? 結構ノリが必要ですよ。

箱崎:クラブとかも。音が大きいクラブで踊っているとき。近くで大音量という静寂に包まれながらキス。大きすぎる音、盛り上がりすぎている観衆のなかも「ふたりきり」になれる場所なんです。じつは。

ーーこれはなかなか難しいな。

 

2:キスしたくなる話題・2つ

箱崎:続いて、キスしたくなる話題ですね。

(1)相手への愛情

(2)キスの話

この2つが効きますよ。

ーー解説していただきましょう。

(1)相手への愛情

箱崎:(1)相手への愛情ですが、人間は言葉で伝えきれなくなると、行動で表現するしかないんですよね。「好き。大好き」「愛してる」「ずっとずっと一緒にいたい」「毎日会いたい」「離れたくない」……こんなことを話している間に気持ちもたかぶるし、それ以上表現できなくなって、キス。

ーーキスの雰囲気になれない人たちは、こういう話題にいたるのも大変じゃないですか?

(2)キスの話

箱崎:そういう場合は(2)のキスの話。「どういうところでキスしたことある?」とか「キスうまそうだね」とか。

ーーなかなかその話題を出すタイミングが難しくて、唐突感がでないですかね?

箱崎:例えば、映画やドラマ、エンタメでもいいけど「キスシーン」が出てくることは多いでしょう。そういうタイミングとか。

ーーなにかを観るといいと。

箱崎:あとは相手の唇を見つめながら、「ぽってりだよね。キスうまそう」とか。

ーー相手の唇が薄い場合もあるじゃないですか?

箱崎:「唇うすいー(笑)。でもキスはうまそうだよね?」というと、「なんで?」とくると思うので、「なんか雰囲気がセクシー。女の子をメロメロにしてそう(笑)」とか。これ、一個一個やらなきゃダメですか(笑)?

ーーいえ、ありがとうございます。わかりやすかったです!

 

3:キスしたくなる表情の作り方・3ステップ

箱崎:最後はキスしたくなる表情ですね。これはいつもと同じ顔ではダメです。とくに笑顔だとキスできません。歯に当たりそうです。ステップバイステップでご紹介しましょう。

ステップ1:大きな目で相手を見つめる

ステップ2:まばたきを徐々にゆっくり、長くする

ステップ3:口をリラックスし、気持ち半開きにする

の3つのステップです。

ステップ1:大きな目で相手を見つめる

ーー大きな目って、目の小さい人はどうしたらいいのですか?

箱崎:「相手を見つめる」意識で、気持ちいつもより目に意識をもっていくと、少し大きくなりますよ。「目ヂカラ」ってやつですね。ただし、見開いてはいけません。こわいので。

ーーなかなか難しいですね。

箱崎:鏡だとわかりづらいので、スマホのインカメラなどで動画撮影し、練習するといいですね。

ステップ2:まばたきを徐々にゆっくり、長くする

ーーステップ2はまばたき。

箱崎:意識的に、ゆっくり大きくまばたきします。こうすると相手がこちらの目に注目するんですよね。まさに「キスの雰囲気」をつくっています。吸い寄せられるように近づいてきますので、最後に目をつぶったまま……でキスですね。

ーーここまでしても、キスしてこない男子もいますよね。

ステップ3:口をリラックスし、気持ち半開きにする

箱崎:なので、なるべくキスの雰囲気を強くしたいですよね。そのためにステップ3で、口をリラックスさせて気持ち半開きにします。さらに「キスだ……」という雰囲気になりますよ。

ーー口を半開きって、だらしない顔になりませんか?

箱崎:気持ちです。少しだけ。口をリラックスさせることで、キスされたときにやわらかい唇になり、一石二鳥ですね。

 

キスの雰囲気の作り方を、いろいろと細かく教えていただきました。「なかなかキスしてくれないなぁ……」と焦れてしまったとき、ぜひ実践してみてください。

 

【取材協力】

箱崎キョウコ・・・スナックホステスの経験を活かし、スポーツ新聞でコラム連載後、著書も出版。現在は育児にがんばる4児の母。「案ずるより産むが易し」がモットー。趣味はボルダリング。