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好きな人にLINEしたいッ!確実に「盛り上がれる話題」の見つけ方

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

LINEするとき「話題」って大切?

「話題」が悪いとスルーの原因にも…

ーー好きな人にLINEを送りたい……こんなとき、「話題」を考えておくことは、やはり大切ですか?

塚田:LINEでもっとも大切なのは、相手とのリズム。会話が途切れてしまうと、待っている間に他のことをしだして、既読スルー・未読スルーの原因にもなります。やはり話題は盛り上がりの肝(きも)になりますよ。

「話が合うなぁ」で恋に進展!

ーーポンポンと小気味よくラリーが続けば、仲良しな感じですね。

塚田:「この人とは話が合う!」と思えますから、恋への発展も期待できますよね。

 

好きな人に送ると効果的なLINEの話題は?

ーーどんな話題で、好きな人とLINEするといいでしょうか?

塚田:相手にもよりますよね。テレビを観ない人にテレビ番組の話をしても、しょうがないですから。

ーーでも、相手のことを知らないからLINEして仲良くなろうとするわけで。

塚田:そういう意味で、「最初に送って仲良くなれるLINEの話題」を考えていきましょうか。

ーーよろしくお願いします!

基本編:とにかく共通の話題を見つける!

塚田:LINE交換はしているわけですから、なにかしら、必ず共通の話題はあるはずですよね。交換のきっかけはあるわけですから。

ーーそりゃそうですね。

塚田:簡単なのは、その共通な話題をふくらませることです。何パターンかご紹介しましょう。

共通の話題1:共通の知人

塚田:まずは共通の知人。紹介を通して知り合った場合はもちろん、LINE交換したときに一緒にいた人の話もできます。

ーーどんな話をすればいいのでしょう?

塚田:パターン別にまとめてみましょう。

共通の知人パターンA:紹介してくれた人
(1)紹介してくれた人が面白い人のケース

塚田:まず、紹介してくれた人が興味深い人、面白い人の場合。話題にはことかきませんね。ただ、相手との関係性もありますし、どこまでいじっていいのか判断が難しいですから、そこは慎重にいきます。

ーーどんなLINEを送るといいでしょうか?

塚田:「田崎さん(紹介してくれた人)って、すごく真面目な人ですよね」とか。「えっ!? あいつが真面目?」的な返しが入りやすいですね。

ーー全然真面目じゃない人なのに。これ、こういうウソをつけない・つきたくない人もいるんじゃないですか?

塚田:そういう場合は、「田崎さんて、すごく明るい人ですよね」にすると自然ですよね。「そうそう。この間もさー、」って面白エピソードの返しがきそう。

(2)紹介してくれた人が尊敬できる人のケース

塚田:紹介してくれた人が、尊敬できる人の場合ですね。この人の話題を話すと、会話が真面目なトーンになってしまいがちです。

ーー真面目でいいじゃないですか。

塚田:恋愛に発展させることを考えると、ちょっとふざけたトーンのほうが、仲良しになりやすいですよね。私はおすすめしません。

ーー送るとするならば?

塚田:「田崎さんって、本当にいい人ですよね」とか。普通の社交的な挨拶っぽい会話が繰り広げられるでしょうね。でもこれ、ストップしやすいんですよ。退屈だから。相手がすごく真面目な方の場合はおすすめですが……。

(3)紹介してくれた人が普通すぎる人のケース

塚田:紹介してくれた人がザ・普通な感じの人。特徴がなく、話に困ってしまう場合は簡単です。

ーー簡単なんですか?

塚田:「じつは田崎さんともあまり話したことないですよね。結構、謎なんですけど、どんな方なんですか?」のような感じで。

ーー質問にもっていくわけですね。

塚田:そうですね。「わからないこと」というのはコミュニケーションのチャンスです。質問にもっていけますから。「自分がわからなくて、相手がわかること」を常に見つけるようにしましょう。

ーーザ・普通の人なわけですから、相手も返信に困るのでは?

塚田:「謎だよねw」から「俺もそこまで仲良くない」まで、ふくらまなそうな返しがきたら、「田崎さんともっと仲良くなろう会やりましょうよ!」などが使えますね。

ーー「いい人だよー」とか、彼の返しも普通の感じだったら?

塚田:「そうなんですね。もっと仲良くなりたいな」「今度、みんなで飲みましょうよ」などと発展できますよ。そこから、「お酒飲めます?」とか「おいしいお店知ってます?」などに話が広がりますね。

共通の知人パターンB:LINE交換のとき、一緒にいた人

塚田:続いて、LINE交換のときに一緒にいた人の話ですね。これは自分の知人側と相手の知人側があります。

ーーどちらの話をすればいいのでしょう?

塚田:どちらか一方しかいない場合もあると思うので、これもまとめてみましょう。

(1)自分の知人側のケース

塚田:まず自分の知人側の場合、「一緒にいたケイコ(自分の知人)が今度飲みたいと言ってましたよ!」とか。

ーー人のこと使って誘っちゃうんですか(笑)?

塚田:そこで飲みの計画をたてて、仲良しになったら「ケイコのスケジュールが合わない〜」「別にいいんじゃない?」って流れになりますからね。

ーー彼がケイコともLINE交換してたらまずいんじゃないですか?

塚田:そこのふたりがLINEするような仲だったら、ケイコだって本当に「飲みたい」と思っているだろうし、そうでないならバレないからいいのではないですか?

(2)相手の知人側のケース

塚田:相手の知人側の話題をするときは、よく観察しておくことが大事ですね。なにか特徴的なファッションとか、喋り方とか、好きな人との関係性とか。気づいたことを話題にしてみる。

ーーなるほど、観察。

塚田:ただ、最初から「他人の悪口」をその人がいないところで言い出すと、「ただの嫌なヤツ」になってしまうので、そのへんは上手にオトナな言い回しを心がけましょう。

ーーオトナな言い回し……難しいですね。

塚田:例えば、変なファッションしていて、面白いバッグを持っていたとしますよね。なんかピンクがきわどいのとか。それを悪く言っちゃダメなんですよね。「山下さん(相手の知人)ってなんかオシャレですよね」と、褒める。

ーー変なファッションを褒めてしまうと、「ダサい」と思われるリスクがあるのでは?

塚田:「オシャレwww」というように返ってきますよね。彼も変だと思っていたら、そこにのっかって、「特にバッグとかwww」と返すと、「あ、この子、わかってるな」と思わせることができ、一気に仲良くなれますね。

共通の知人パターンC:LINEでの紹介

ーー実際にまだ会ってないけど、LINEで紹介してくれた……ってパターンの場合はどうでしょう?

塚田:それで好きになるのかな!?

ーー恋愛相手として紹介する場合、最初から写真などを見て……などあるでしょう。

塚田:そうか。その場合も、その紹介してくれた人は共通の知人のはずですから、上記を参考にその人の話題で話すといいですよね。

共通の知人パターンD:芸能人

ーーまったく共通の知人がいない……ってことも考えられると思うんですよね。街でナンパされたとか。

塚田:そういう場合は、「誰もが知っている芸能人」とかの話もいいですよ。ただ、芸能人の話だと「それがどうした?」となりがちなので、話術が難しくなってきますが。

ーーどんな話にもっていけばいいのでしょう?

塚田:なるべく、相手に絡めたいですよね。「高橋一生に似てるって言われませんか?」とか。似てる話がいいですよ。これなら相手が知らなくても、盛り上がれますから。

ーー「高橋一生って誰?」と返信されたら?

塚田:大事なのは、説明しないことですね。「●●のドラマに出ててー」のように。知らないということは、相手はそもそもそういう話に興味がないので。

ーーどうすればいいのでしょう?

塚田:「この人!」と言って、画像を送りつけることですね。検索すればすぐ出てきて、それをすぐ共有できるのがLINEのよいところです。「目元が似てる!」など具体的に付け足すと、さらに盛り上がれますよ。

 

共通の話題2:共通の経験

塚田:すでに何度か会ったり、遊んだりしているときは「共通の経験」を話題にすることもできますね。

ーー飲み会やBBQ大会などでしょうか。

塚田:仕事や授業などでもいいですよ。あと、一度デートしている……なんて関係もありますよね。これもまとめてみましょう。

共通の経験A:飲み会やBBQ大会など

塚田:飲み会やBBQ、大人数での遊びに一緒に参加したことがあるケースですね。これもそのときの距離感にもよりますけど、ポイントは「共通して覚えていること」に関する「細かい個人的なひっかかり」。

ーー具体的には、どういうことですか?

塚田:「カルビ足りなかったですよね?」とか。

ーー(笑)

塚田:「こっち余ってたぞ」とか返信がくれば、「だからか!」「こっちホルモンばかりでしたよ」「私、ホルモン噛みきれない!」などと盛り上がれますね。

ーー「足りなかったよねー」と同調してきた場合は?

塚田:「ですよね! ホルモンばかりでしたよね! なんでっ?」「私、ホルモン噛みきれない!」と、同じように盛り上がれますね。うまくいけば、「じゃあ今度、おいしいカルビ食べに行こう」「行きたーい」となれます。

共通の経験B:仕事や授業

塚田:仕事や授業など、真面目な経験を共有した経験があるときも使えますよ。

ーーこの場合は、どのようにLINEを展開すればいいのですか?

塚田:「課題やった?」とか、「あの話、理解できました?」とか。このケースでは、質問が有効ですね。

ーー真面目な話になりそうですね。

(1)相手が頼れるケース

塚田:相手が頼りになる人や先輩の場合、「わかんない!」とか「もういい! あきらめた」などと締めるのも手。これは相手が頼れる場合ですね。いろいろと教えてくれたり、構ってくれたりするでしょう。後にその件で質問のLINEも送りやすいですね。

(2)相手が頼れないケース

塚田:相手が頼れない人の場合は、こちらが教えてあげるポジションに立つのもいいですね。なにかにつけて頼れるポジションになると、相手から連絡がきやすくなります。

共通の経験C:デートしたことがある

塚田:デートしたことがある相手、「好きになってしまった」場合ですね。LINEに困るということは、相手からの連絡はさほどないということでしょう。

ーーうまくいってないのかもしれませんね。

塚田:そうですよね。だから、そこを拾ってもうまくいかないですね。新しい関係を築いていく必要がある。「久しぶり」「元気?」「最近どうよ?」などの軽いものを送ったほうがいいですね。

ーー共通の話題じゃなくていいんですか?

塚田:すでにある関係がうまくいってないときは、無理に共通の話題を探さないほうがいいです。すでに知人・友人になっているので、まずはコミュニケーションを心がけましょう。

ーー「話題」としてはどんなものがいいのでしょうか?

塚田:「最近あったこと」など自分の話ですね。そこから、相手の話にもっていきます。この話題に関しては次の応用編で解説しましょう。

 

応用編:相手の話をする!

塚田:人っていうのは、「自分の話」をされるのが大好きなんですよね。とくに異性からは。どんな話題でも、結局は自己表現ですから、「自分がどんな人か」を表現したいだけなんですよ。だから上手に「相手の話」をしてあげると、すごく盛り上がれるし、好きになってもらえるんですね。

ーーしかし、なかなか「相手の話」をするのって難しいんじゃないですか? とくによく知らないうちは。

塚田:警戒して話してくれないってこともありますよね。なので、「相手の話」を聞き出すために、まずは「自分の話」をするというのが、コミュニケーションのポイントになります。

1:LINEで上手に「自分の話」を話題にする

塚田:自分の話をするときのポイントとしては、「好き・嫌い」の話をすることですね。「私は●●が好き」「私は◯◯が嫌い」。それはどうしてか? こういう話がいいですね。

ーーなぜ「好き・嫌い」の話をするといいのでしょうか。

塚田:「好き・嫌い」のポイントが見えてくるんですよね、相手に。自分の「好き・嫌い」のポイントが見える。基本的に男子は、女子から「好かれたい」と思ってしまう弱みがあるんですけど、LINEしながら、相手がこちらに嫌われないような回答をしようとしてしまうんです。

ーー「嫌われたくない」って男子ばかりじゃないのでは?

塚田:それは「好き・嫌い」ポイントが、まったく合わない場合ですね。「それは違うんじゃない?」って相手が強く思う場合。いわゆる「女子っぽい」ことを言うと「男子っぽい」男子ほど、そういう反応が出ます。これはいい傾向ですよ。こういうふたりは相性がいい。

ーーそういう場合は、どうすればいいのでしょう?

塚田:チャンスですよね。「えー、そうかな」「俺はこう思う!」と、ここで自分から、相手が相手の話をするのです。相手が自己表現できるチャンスになってきます。「考え方が違うね」という対立が起きるんですが、そこが魅力のポイントになってくるんですよね。

ーーなぜ対立が魅力のポイントになるんですか?

塚田:「自分の意見をわかってもらいたい」「自分の意見のほうが正しいと教えたい」、こういう欲望を男子が強くもちだすと、がんばるんですよね。そのために。「好き・嫌い」がはっきりしている彼女に「認められたい」「認めさせたい」という気持ちになる。この気持ちが恋に近いんですね。

ーー恋と勘違いしてしまうと?

塚田:少なくとも、たくさんLINEしたり、デートしてみたいと思ったり、そういうきっかけになります。好き・嫌いのポイントが違うと、「俺の世界を見せたい!」と思い出すんですね。

 

2:LINEで上手に「相手の話」を話題にする

塚田:LINEで「相手のこと」を話題にする方法ですね。これができると「好かれる」んですよね、すごく。みんな自分の話がしたいですから。

ーーそのために、自分の「好き・嫌い」を話す……ということでしたね。

塚田:そうですね。そうすると、相手も自分のことを話す準備ができる。「相手も心を開いてくれているし、こちらも」という返報性の法則が働くわけです。名前を名乗るには、まずは自分から、と同じですね。この準備ができた状態の彼の背中をポンと押してあげればいい。

ーーどのように背中を押したらいいでしょう? やはり質問でしょうか?

塚田:「質問」もいいですけど、もっといいのが「決めつけ」ですね。勝手に相手のことを決めつける。

ーーどういうことですか?

塚田:例えば、「お肉とお魚、どっちが好きですか?」と質問するのではなく、「お魚よりお肉のほうが好き派でしょ!」と勝手に決めつける。こう言われると、相手は質問されるより興味を引くんですよね。

ーー確かに、「なんでそう思ったのかな?」と思いますね。

塚田:そうですよね。そこに、「こちらへの興味」が出てしまってますよね。興味が出たということは、好きのポイントが上がったということです。「どっちが好き?」と聞かれても、「どっちが好きかな……」と自分のことを考えてしまうだけですね。

ーー「お肉とお魚」が例にあげられていましたが、ここもどんな話題がいいのですか?

塚田:基本編で「共通の話題」を探しましたよね。そこからの発展で、「自分の話」。「好き・嫌い」を話しました。その流れで、「太郎くんはカルビよりホルモン派でしょ!」とか。自分の話からの発展ですね。これは当たってなくてもいいんですよ。

ーー「カルビのほうが好きだよ!」となるかもしれない。

塚田:ちゃんと答えてますよね。「カルビとホルモン、どっちが好き?」と聞くよりも、面白い会話になっていますね。相手も実際、決めつけられて気がつく……なんてこともあるかもしれないし。

ーー(笑)。確かに人間ってそういうところありますね。

塚田:自分の本当の気持ちに気づかせてくれる人間のことを、人は好きになる傾向がありますから。

ーーなるほど。意外と深い話なんですね(笑)。

 

LINEで「好きな人と盛り上げれる話題」について、LINE恋活本の著者塚田牧夫さんに教えていただきました。共通の話題を探し、自分の好き嫌いについて話、相手の話に移行するという3ステップ。しっかりと熟読して、実践してみてください。

 

【取材協力】

塚田牧夫・・・ライター。モテない中年。制作会社代表。家電、電子小物などガジェット系を専門に雑誌・ウェブで活躍。著書に『モテ女子になれるLINE恋活』など。