男性同士が正式に結婚すると健康度が高まることが判明

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同性婚が合法化されている国が増加しています。

たとえばオランダ、ベルギー、スウェーデンなどのヨーロッパの国や、アメリカの6つの州などがその例です。

(ちなみに日本では認められていません)

認められつつある男性同士の結婚ですが、正式な結婚が、同性愛者の男性の健康をアップするとのアメリカの研究結果が公表されました。

イギリス公共放送局BBCのニュースサイトから、同性婚の合法化と、それに伴う健康への影響についてお伝えいたします。

 

アメリカ・マサチューセッツ州では、2003年に全米初の同性婚合法化がされた後、病院へ行く同性愛者の男性の人数が、大幅に減少したとのことです。

安定した関係にいられるかどうかによって、こういったことは起きうると、アメリカの公衆衛生雑誌は伝えています。

また、イギリスを拠点に活動しているHIV基金『テレンス・ヒギンズ・トラスト』は、“幸福度”と“健康”には、明確なつながりがあると訴えています。

研究の内容についてですが、コロンビア大学の公衆衛生学科で、同性婚の法律施行をはさんだ2年間に渡って、特定の医療機関に登録した、同性愛者の男性1,211名の来院数を調査しました。

(同性愛者の女性は、統計的に意味のある人数に満たなかったためこの研究となっていません)

同性婚の法律が施行された後、医療機関へ来る同性愛者の男性の来院数は、13%減少したとのことです。

来院数が減少したのは、血圧の問題、うつ、適応障害などの、ストレスの減少によって、緩和すると考えられる症状が主となっています。

研究リーダーのマーク・ハッツェンブルーラー博士は、

「社会の障壁を取り除くことで、同性愛者の男性やバイセクシャルの男性の健康に寄与することがわかりました。

結婚の平等は、ストレス関連の健康障害を減少させることで、広範囲に渡る公衆衛生の向上をもたらす可能性があります」

とコメントしています。

 

いかがでしたか?

ストレスが減ると病気になりにくいことは、身近なことからもわかりますが、個人の健康に加えて、社会全体の健康アップにもつながるとは驚きですね。

最後に、前述のイギリスの『テレンス・ヒギンズ・トラスト』のスポークスマンは、

「2等市民扱いをされていると、自己重要感は薄れてしまいます。そのような状況にいると、不必要にリスクある行動をしがちです。

麻薬であれ、アルコールであれ、危険なセックスであれ、同性愛者の男性を差別することは、終わりのない健康への悪影響を与え続けていることになります」

とコメントしています。

ここからも、“社会全体の健康アップ”がイメージできそうですね。

 

【参考】

BBC News – Gay marriage improves health