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「ラブラブな彼女が浮気したらどうする?」男の回答とガチ反応を比較

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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男の回答:「許さない。絶対別れる」

「許せない。ラブラブだったからこそ絶対に許せない。人間として信用できないし、最低じゃないですか? 絶対に別れますよ」マサト(仮名)/26歳

「ラブラブな彼女が浮気したらどうしますか?」という質問を男子にぶつけると、上記のような回答が多くみられるのではないでしょうか? 筆者も男なので、この意見は非常に共感できます。

……ですが、実際にその状況に追い込まれたとき、本当に「もう無理だ。アバヨ!」とかっこよく去れるのでしょうか? 修羅場経験のある女子にも話を聞いてみましょう。

 

ガチ反応:「別れようよ」と言っているのに…

「“1回でも浮気したら絶対別れるから!”と強く言われていたので、バレたときは完全に終わりと思っていました。

だから、浮気中も悟られないように、彼といるときは一生懸命ラブラブに努めて……。でもある日、ついに通知オフにするのを忘れていた、LINEの通知でバレてしまったのです。

そのとき私は浮気相手のほうに心が傾きはじめていて、告白もされていたので、わざとじゃないけどワキが甘くなっていたのかもしれません。

“もう今の彼氏と別れて、浮気相手と付き合おうかな”と思うこともありましたから。でも、いざ会ってラブラブしていると、情がうつっちゃって言い出せませんでした。

バレてしまったとき、“悪いことしたけど、これですんなり新しい彼氏と新しい恋が始められる!”と思ったのですが……甘かったですね。

“私たち、もう無理だよ。別れようと思ってる”と言ったのですが、“いや、俺はサチのこと愛しているから、許すよ”だって。まさかの展開!

“でも、もう無理だと思うよ。正直、(浮気相手の)彼と会うのやめるとか無理だし……”とまで言ったのに、“俺はそれでもいいと思ってるんだ。別れたくない!”と、すがりつかれ。

“もう好きじゃないから別れようよ!”とまで言わざるをえなくなり、本当に大変でした。下手にラブラブに見せかけていたので、“俺はそんなの信じない!”とさらに食い下がられてしまい、ヤバかったです。修羅場でした……」サチ(仮名)/25歳

 

解説 「なぜ、別れられないのか?」

今回のようなケースは、よくある事例なのでしょうか? 恋愛コラムニストの箱崎キョウコさんに解説していただきました。

「ポイントは3つあります。

1つ目、彼氏の“浮気したら絶対別れる”という言葉は、信用できるものではありません。そう相手に伝えることで、“浮気をさせないようにする”という予防の意味で使われていることが多いでしょう。

2つ目、どちらが“別れ”を切り出すかです。サチさんのケースで、浮気がバレたほうが、“ごめんね、ごめんね。もう絶対に浮気しないから、許してください。別れたくない”!と逆にすがっていたら、“もう無理。別れる”と彼氏は言えた可能性があります。

“別れよう”と浮気をした女子のほうに切り出されたことのよって、“別れて浮気相手と付き合う気か。俺を不幸にして、悪いコイツが幸せになるなんて許せん!”という感情になるのですね。

“どーすれば、コイツが一番困るか?”ということを考えたうえで、“別れない”と言い出す。そんな小さな器だから、浮気されてしまうんでしょうけど。

“浮気相手に奪われた”という結果は、プライドが傷つき、確かに受け入れがたいのかもしれませんが、ちょっとかっこ悪いですよね。

3つ目、浮気がバレないように……という目的であったとしても、ラブラブ状態であったならば、それをいきなり失うのは、やはり苦しいものです。

彼女も“なかなか言い出せなかった”と言っていましたね。言われたほうはもっとでしょう。たとえ浮気の事実を突きつけられたとしても。

一瞬前まで、相手のことを愛していて、好きで好きでしょうがなかったわけですから。なかなか心の切り替えは難しいはずです。

“彼女は俺のことがもう好きじゃないのかも……”という思いが事前に起きていれば、最初は不安な気持ちが反作用し、“好き”が増殖するかもしれませんが、だんだん思い通りにならない相手がムカついてくるものです。そのくらいのタイミングでないと、“別れを受け入れる”のは難しいものですよ」

 

ラブラブな彼女が浮気をしたら彼氏はどう反応するか? 実際の体験談をもとに、解説してもらいました。こうやって分析していくと、彼氏がかわいそうにも思えてきますよね。

相手への気持ちが薄れてきたとき、素敵かもしれない別の人があらわれた……という状況はよくありそうですし、するとサチさんのような行動をとってしまう気持ちもわかりますが、付き合っている相手のことを考えると、しっかりとケジメを早い段階でつけたほうがよさそうです。

 

【取材協力】

箱崎キョウコ・・・スナックホステスの経験を活かし、スポーツ新聞でコラム連載後、著書も出版。現在は育児にがんばる4児の母。「案ずるより産むが易し」がモットー。趣味はボルダリング。