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彼女がかわいそう…!「小悪魔女子に翻弄された彼氏」の体験談2つ

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

1:彼女との約束をドタキャンして……!

マサシ(33歳) V.S. 小悪魔・マリ

マサシ:マリ(仮名)っていう元カノなんですけど、結構ずっと好きで、振り回されちゃった経験がありますね。付き合っていた彼女との約束を、その元カノのためにドタキャンしちゃいましたから。

ーードタキャンした彼女の前に、付き合っていた子なんですね?

マサシ:そうですね。別れたから新しい子と付き合ったんだけど、結局マリのことがずっと好きだったんだろうな。俺は。

ーーそれはひどい。

マサシ:リハビリ彼女って、いるじゃないですか?

ーーまあね。でも、自覚してやるのはどうかと思いますよ。

マサシ:俺だって過去の話だから、結果論ですよ。

ーーそうですね。失礼しました。で、ドタキャンの経緯は?

マサシ:渋谷で彼女と、お互いに友達連れて、男2女2で仕事帰りに飲もう……って話をしてたんですけど、待ち合わせの店に向かう途中、道玄坂のあたりで見つけちゃったんですよね。マリの白いチェロキーが停まっているのを。

ーーいい車乗ってますね、小悪魔は。

マサシ:で、「あ! マリのチェロキーだ!」となり。「あいつ、今、渋谷にいるのか……」ってなって。LINEしてみたんですよ。「もしかして今、渋谷いる?」って。そしたら「いるよ。友達とカラオケしてる」って。だから俺も友達に、「カラオケにしない?」って。

ーー彼女さんは!?

マサシ:たぶん、そこでなんとなく気づきましたね。俺、マリのほうが大事だって。彼女よりも全然。

ーーひどいなあ。

マサシ:友達も「彼女さんに悪くない?」と言ってたけど、俺の真剣な気持ちを説明したら、わかってくれましたよ。で、「来てもいいよ」というのでカラオケに行って合流。「マリたち、このあとどうするの?」と聞いたら、「クラブ行く」って言うから、俺たちも追いかけるようにタクシーで向かったんです。

ーーそこは別行動なんだ。

マサシ:「来てもいいけど、一緒には行かないよ。中で会ったら合流しよう」と言うから。

ーー確かに振り回されてますね。それで、中で会えたんですか?

マサシ:会えたけど、とくに進展はなかったですね。なんかクラブで見ると「前より遊び人になっちゃったな」って感じがして。俺は、マリとだったら落ち着きたいと思っていたんだけど……。俺が求める方向と違う方向へ進んでいました。

ーーだから別れたんですよね? たぶん。

マサシ:改めて、それがわかりましたね。

ーードタキャンされた彼女さんが、本気でかわいそうですよ……。

 

2:人妻の小悪魔

カツヤ(25歳) V.S. 小悪魔・アミ

カツヤ:当時、僕には7年くらい付き合った彼女がいたんですが、友達のために合コンをセッティングしてあげました。その合コンに来た人妻アミ(仮名)が、小悪魔でしたね。

ーー彼女がいるのに合コンを開催した当時のカツヤさんのことは、とりあえず棚上げしておいて、人妻なのに小悪魔とか、合コンとか。いろいろおかしい……。

カツヤ:しかも1時間くらい遅刻してきたし、しかもみんな20代前半なのに、ひとりだけ28歳ですからね。

ーー……なんでそんな女に振り回されたんですか? どこに魅力が。

カツヤ:今、冷静に考えると、そこまででもないのですが、まず第一印象が、「こんなにかわいい子いるのかよ!」でした。

ーーえー。20代前半の中に28歳がひとり……なのに!?

カツヤ:服装が若いんですよね。髪型はウェーブのかかったロングヘアで、こう、登場からふわ〜っとさせて。ほのかに香るボディクリームが、すごいセクシーで。喋り方は、知的なんだけどブリッコで、わざとらしさをわざと演出している……というか。

ーーで、人妻なのにハマってしまったと。人妻ということを隠していたとか?

カツヤ:2回目か3回目のデートで、「えっ、知ってると思った!」なんて言ってましたけどね。「場が白けると思ったし、友達に悪いから、そのときは言わなかったけど……」なんて、まるで善の心をもってそうしたかのような口ぶりでした。

ーー悪いやつですね。

カツヤ:終始「イイ子ブリッコ」なキャラなんですけど、そこにグッとくるんですよね……。自分は人妻で、夫の稼いだ金で遊んでいるくせに、「夫が悪い」というイメージを植え付けてきて。

ーーなんで、そんなのに騙されたんですか?

カツヤ:なんでだろ。そういう女がタイプだったんですかね……。心底疲れたから、もう嫌だけど。結婚まで考えていた彼女とも別れちゃったし。

ーー相手は人妻なのに、そこまでハマるって凄いですね。話だけ聞くと、本当にその理由がわかりません。

カツヤ:酒かな。別れた彼女は飲めるけど、あまり飲まないタイプだった。僕の健康のことも気遣ってくれて。でも人妻は、なんかデカダン(廃退)的というか。こっちの悪ノリにどこまでもついてきて、いつも泥酔。僕も悪ノリ好きだけど、僕以上に悪ノリする。そこに惚れましたね。

ーー今でも好きなんですか?

カツヤ:恋するには、いい相手でしたね。結婚したり、長く付き合ったりは無理ですよ。でも、あの時間の素晴らしさを知っちゃったら、「相手のことを思いやって、安定した幸せをふたりで育む」とか、本当にいらないと思っちゃう。毎晩、自分たちが主役のようで、輝いていました。

ーーふえー、なに言ってるんですか!? 小悪魔って本当に恐ろしいなあ。

 

紹介した小悪魔には、「そのとき付き合っている彼女をないがしろにしても、ハマってしまう……」という恐ろしい共通点がありました。みなさんの彼氏も堕ちてしまわぬよう、しっかりとつかまえていてあげてくださいね。