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年の差婚で後悔…?「女性が年上」と「男性が年上」の場合で違いは

大山奏

大山奏K.Ohyama

目次

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1.年の差婚夫婦に結婚後の後悔を聞いてみました!

実際に年の差婚をした夫婦に話を聞いてみると、かなりの確率で後悔するエピソードを持っていました。年の差婚で結婚後に後悔したことは一体なのでしょうか?

年の差婚と言っても、女性が年上の場合と男性が年上の場合では、それぞれ話が違ってくるでしょう。「男性が年上なのは問題ないんじゃない?」と考えるかもしれませんが、どちらもそれぞれに後悔のポイントがあるようです。

早速、みていきましょう。

 

2.「女性が年上」夫婦の後悔談

まずは「女性が年上」の年の差婚の場合です。夫婦それぞれに話を聞きました。

年上妻が感じた後悔ポイントは?

1:尻に敷いていると勝手に思われる

「実際は相手の方が家では威張ってる感じなのに、外から見ると夫を尻に敷いていると思われるんです。それだけは心外でしたね」(Oさん/33歳)

どんなに口で違うと言っても「本当は尻に敷いてるんでしょ!」と言われ続けたら、さすがに凹みそうです。

2:夫の精神年齢が子供過ぎる

「やっぱり男っていくつになっても子供なんだなって思いますけど、年下だとさらに精神年齢が低いように感じますね。ケンカとかしててもなんか子供のワガママに聞こえてきちゃって……」(Tさん/38歳)

もちろん人によって精神年齢は差があるでしょうが、多くの場合はやはり男性の方が精神年齢が低く、子供のように夢を持ったりワガママを通そうとしてくる人がいるのかもしれません。

3:自分だけが子供のことで焦る

「私は“子供を作ること”においては、女性が上の年の差婚は失敗だったなって思います。私ばっかり焦ってて、夫は全然協力的じゃなくて。でも、正直なるべく若い内に出産はしたいので、夫を説得するのに苦労しています」(Kさん/34歳)

出産の問題は女性にとって大きな話。特に夫の協力が不可欠なのに、真面目に取り合ってもらえないとなると、相当ストレスでしょうね。

 

年下夫が感じた後悔ポイントは?

今度は「年上の妻」をもった男性たちに後悔したことを聞いてみましょう。

1:ムダに同情される

「後悔っていうのかわかんないんですけど、知り合った人に“が5つ年上だ”って言うと、なぜかほとんどの人から同情されるんですよ。僕そんなにかわいそうに見えるんですかね? そうだとしたら、ちょっと威厳がない感じでイヤだなぁって」(Oさん/28歳)

同情されること自体に後悔はないそうですが、威厳を保ちたいという男のプライドは満足できていないそうです。特に仕事関係の人から同情を受けると、複雑な気持ちになるのだとか。

2:「私の方が経験は豊富だから……」

「ケンカするといつも“私の方が経験が豊富だから”っていう言い方で言いくるめられちゃうんですよね。確かに妻の言ってることは正しいことが多いので、納得せざるをえないんですけど……。年齢と経験ってやっぱり比例するから、どうしても敵わなくて悔しい思いをすることもあります」(Tさん/29歳)

知識などで補える経験もありますが、実際に長く生きていればいるほど、色々な壁にぶつかったりして経験は増えていきます。毎回ケンカで負かされてしまうのはちょっとかわいそうかも!?

3:親から非難!?

「僕の場合の後悔はたったひとつで、親から“なんで年上の妻なんかもらったの”って非難されたことですかね。もちろん妻をかばおうとはしたんですけど、そのせいか親と妻の仲があんまりよくないんですよ」(Kさん/27歳)

嫁姑問題は、女性が年上だと深刻になりやすいのかもしれませんね。夫の母親はやはり息子より年上の女性が“娘”になるとなると、不安も持ちやすい可能性があります。

女性の方が年上の場合には、こんな風な後悔があるようです。結構納得がいく感じのものが多いかなという印象ですが、いかがでしょうか?

次は、男性が年上の場合の体験談&後悔談を集めてみました。見ていきましょう!

 

3.「女性が年下」夫婦の後悔談

年下妻の後悔したこととは?

実は意外というか、やはりというか、この後悔がいちばん少ないようでした。ですが、それでも多少の後悔はあるようです。

1:夫の友達と話が合わない

「夫との間には問題がないんですけど、夫の友達の家でホームパーティーとかして招いてもらったときに、夫の友達とかその奥さんとかと全然話が合わなくて。なんだかひとり置き去りにされている感じがしてしまいました」(Yさん/26歳)

11歳年の差があるというYさんの場合は、彼の友達やその奥さんたちが別世界の人たちに見えてしまったそうです。結婚すると彼の友達も自分の交友関係に入るわけですから、この辺にも問題は潜んでいそうですね。

2:夫の親の介護が大変

「私のほうの両親はまだそんなに年でもないんですけど、夫の両親となると結構な年齢で。しかも難病を患っているので、私が看病や介護をしていて。それが大変ですね。まぁ、結婚したら家族になるんですから、そこも含めて考えていなかったのは、甘かったところだと反省もしています」(Tさん/28歳)

年の差婚でなくても親の介護問題は発生します。ですが、年上の男性と結婚した場合には、特に若いうちから介護や看病などが必要になるケースがあるんですね。

3:対等に話をしてもらえない

「これは年下だからとかっていう問題なのかちょっとわかりませんけど、たまに対等に話をしてもらえないことがありますね。夫婦になったのに年齢差があるからという理由で子供扱いというか、未熟扱いされるのはすごく辛いです」(Hさん/25歳)

本人も言っているように、これは年の差婚だと絶対にあり得る問題だとは言いきれません。ですが、“年上だから”という理由で威張ってくる人がいることも事実です。

 

年上夫はどんなところに後悔を?

年下妻をもっていちばん幸せそうに見える年上夫ですが、ここにも苦労はあるようで……。

1:妻の歳を言ったら「犯罪でしょ」!?

「結婚するって言ったときの周りの反応が酷かったですね。11歳年下だって言ったら、“犯罪でしょ”って言われたりとか。あと、病院に連れて行ったら“お父さんですか?”って言われたこともあるし。もちろん妻が童顔なのもあるんですけど、親子に見間違われるのはショックですよ」(Yさん/37歳)

親子に見間違われるのは確かにショックでしょうね……。Yさんの奥さんはその時笑っていたそうですが。

2:仕事に対して理解が得られない

「まだ社会人になってすぐっていうのもあるんでしょうけど、結婚してすぐの頃は全然仕事に対しての理解をしてもらえなかったのが後悔の点ですかね。会社の同僚ならわかってくれるのに……って思ったことは何度かありますね。付き合いの飲み会とかも行くと怒られてましたし」(Tさん/38歳)

社会人になってすぐ、年上の男性と結婚した場合にはこんな風にまだ社会のことを理解しきれていなくて相手に不満を与えてしまうこともありえるんですね。

3:収入差がありすぎて……

「正直収入差がありすぎるのも困り者ですね。夫婦なんだから、お互いに助け合ってとは思うんですけど、やっぱり収入の差から考えると、僕が負担する額の方が生活費で絶対に多くなるので、ちょっと不公平感を持ったことはあります。

同じ年だったら、もう少しお互いに自由になるお金もあったのかなって」(Hさん/32歳)

年の差がなくても収入差があるカップルは結構います。ですが年の差婚だと、収入差はかなりの確率で問題になりそう。結婚前から話し合いが必要でしょうね。

 

4.ぶっちゃけ「年の差婚」に対するイメージって?

ここまで実際に年の差婚をした夫婦に話を聞いてきましたが、今度は年の差婚に対する世間のイメージを聞いてみました。

 

「女性が年下」夫婦への世間のネガティブイメージ

男性からは、かなり辛らつな意見も飛び出て驚きです。たとえば、

「ぶっちゃけ男性の見栄のために利用されてる奥さんも多いんじゃないかなって思います。若くてキレイな奥さんをもらうのが男の幸せ、みたいに考えてる男もいると思うので」(Eさん/28歳)

など。こんな風に、女性を道具のように考えている男性もいるのかと思うと、ちょっと腹が立ってしまいますよね。

 

「女性が年上」夫婦への世間のネガティブイメージ

こちらも、男性に話を聞いてみると、あまりよいイメージはもたれていないことがわかりました。

「奥さんの方が役職とか年収が上だったら、男として立場がないよね。やっぱりキレイな女性を妻にしたいって人は多いだろうから、そういう意味でも、あんまり年が離れてるのは良いイメージがないかな」(Uさん/27歳)

こちらも先ほどと同様、「キレイな女性を妻にしたい」という男性の根本的な欲求が入っていますよね。そして、更に男性としては奥さんより年収などは上でないとプライドが許さないという部分もあるようです。

 

5.年の差カップルが離婚に至る理由

ここまで年の差婚を実際にした夫婦と、年の差婚に対する世間のイメージを聞いてみました。年の差カップルで幸せそうに見えている人たちでも、実はこんなに多くの悩みを抱えていたんですね。

年の差があって結婚をしたカップルの中には、離婚を経験している人も多くいます。離婚を経験した女性に話を聞いてみたところ、離婚の原因は「価値観の相違」だと教えてくれました。

彼女曰く、「結婚前は価値観がずれていることに気づかなかったけれど、年代として分かち合える無意識の価値観は人に大きく影響を与えていると思う」とのこと。

特に10歳以上年が離れている場合、思ってもみないところで価値観が違うということに遭遇して、その違和感を拭えないまま離婚ということになってしまうのかもしれませんね。