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「付き合う意味が分からない人」必見!恋人と友人・セフレとの境界線はなにか?

相川葵

相川葵A.Aikawa

目次

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1:「付き合う」の定義とは?

まず確認しておきたいのは、“付き合う”の定義ですよね。どうなったら付き合うと言えるのでしょうか? また、みんなはどこからが“付き合う”だと考えているのでしょう?

(1)男女に聞いた「付き合う」の定義とは?

まずはカウンセラーの筆者が、クライアントのみなさんに“付き合う”の定義をお伺いしてみました。

その結果は……?

1.告白とOKを経たら「付き合ってる」

どちらか片方が告白し、もう片方がOKしたら“付き合っている”として認められる、という意見です。

この意見、考え方は非常にスタンダードで、特に女性からは「告白がないと不安」の声も聞かれました。

2.長時間一緒にいたら「付き合ってる」

ふたりで長時間を一緒に過ごしているなら、それはもう付き合っているのだ、という考え方です。

グループ交際などはこれに含まず、あくまでもふたりきりで、長い時間を一緒に過ごしていることを、付き合っていると見なしています。

そこには、長時間にわたって、お互いに相手を独占しているから……という意識もあるようです。

3.結婚が視野に入っていたら「付き合ってる」

お互いに忙しくて、長時間一緒に過ごせないようなことがあっても、結婚が視野に入っているならそれは付き合っているのだ、という考え方です。

ただし、これはお互いの意思確認ができている場合に限られるわけですが、「一方的に結婚を意識していたのだけど、相手はそうではなかった……」というオチはいつでも存在していますので注意も必要です。

4.連絡がちゃんと取れていたら「付き合ってる」

1日中じゃなくても、毎日じゃなくても、定期的に連絡をちゃんと取っていることが付き合っている証なのだ、という考え方です。

これは至極当たり前のことで、連絡もろくろく取れないような相手では、付き合っている意味もわからないし、相手に好かれているのかどうかも伝わりませんよね。

5 .記念日やイベントを祝っていたら「付き合ってる」

誕生日などの記念日や、クリスマスなど一般的に恋人が一緒に過ごすイベントを、自分たちも一緒に過ごして祝っているのなら、それは付き合っているのだ、という考え方です。

仕事の都合などで当日を一緒に祝えないこともあるかもしれませんが、いつも大事なお祝いが一緒にできないなら、付き合っていない他の人と同じなのも確か。

お祝いを重視しない人がいるのも理解できますが、やはり付き合っていない相手と、付き合っている相手との差別化という意味では、お祝いは共に祝うのがオススメです。

(2)「付き合う」の定義を考える

結局“付き合う”の定義って何なのでしょうか? 長い時間ふたりで過ごすことがあっても、手を繋いだり、エロの要素があるなら、それは友達ではなく恋人なのかもしれません。少なくとも、「友達のライン」は越えてしまっていると言えるでしょう。

では、恋人とセフレとの違いは? それは、記念日やイベント、プレゼントに表われてくるものです。

セフレとは、エッチはするけど、記念日もイベントも共には祝わない……という男女は多いもの。心のつながりもないし、お金をかける相手ではないと考えるからでしょう。セフレは、大切な人とはまた違う、ということですね。では、遊びの付き合いと、本気の付き合いの違いとは?

それは、「将来を共に過ごす意志があるかどうか」で見分けられます。具体的に言えば、結婚する気があるのかどうか、ということですね。結婚をする気がなくても、お互いに一生、できるだけ長い間、この人といたいと考えているのなら、本気の付き合いと言えます。

一方で、この人とはいずれ別れて別の人と……なんて考えているなら、それは遊びの付き合いと言われても仕方ないでしょう。

2:なぜ「付き合う意味」が分からなくなってしまうのか?

「付き合う意味がわからなくなってしまいました……」というご相談は、実はたくさんあるのです。自分と相手とは付き合っている、という認識はあるものの、そこに意味があるのかがわからない状態。

どうしてそんな状態になってしまうのかといえば、ひとつには“将来が見えないから”という理由が挙げられます。

(1)その先に結婚はあるのか?

付き合った先に結婚があるのなら、付き合う意味は結婚へのステップです。結婚はゴールでもあり、スタートラインでもありますから、新しいスタートを一緒に切りたい相手であるなら、付き合う意味を見失ったりしません。

一方、友達以上の微妙な存在や、セフレ、結婚を意識していない遊びの付き合いだったら、付き合う意味は刻々と薄くなってしまう。

また、結婚を意識していたはずの相手とも、気持ちが冷めてくるに従って「本当にこの人でいいの?」「最近デートも適当だし、付き合っている意味なんて……」と考えてしまいがちです。

(2)別れた後のことを想像してみる

付き合う意味がわからなくなってきたら、相手と別れた後のことをリアルに想像してみましょう。むしろ自分がイキイキとしているなら、確かに付き合う意味はないのかも……。

でも、泣いている自分が想像できたなら、彼との将来と、現在付き合っている意味をもう一度きちんと考えなおしましょう。

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3:「付き合う意味」が分からなくなったカップルがやるべきこと5つ

(1)将来を話し合う

端的に言えば、お互いが相手と結婚したいのか? したくないのか? という意志確認のすりあわせです。この話し合いの中で、理想とする将来像が同じなのか、そうでないのかが、お付き合いの分かれ道になることもありますね。

しかし、お互いが相手との将来を考えているのでなければ、付き合っている意味を取り戻すのは難しいかもしれません。

まずは、この先どうするのか、少しでも先が見える状態に持っていくのがベターです。

(2)お互いのどこが好きなのか書き出す

これはふたり一緒でなくても、ひとりで黙々と行ってもいい作業です。また、相手にさせる必要があるわけではなく、自分だけ行っても問題ありません。相手のどこを好きになったのか、相手のいいところはどこなのかを自分に再認識させる作業になります。

地味ですが、「相手にこんないいところがある」とわかれば、付き合う意味も取り戻せるかも。

(3)今までやってもらったことを書き出す

これも自分ひとりで行うのがオススメです。

今まで、彼からどんなことをしてもらったのか。誕生日には何をもらい、彼のどんな行動を嬉しく受け入れたのかを書き出します。ついでに、エッチのときにどのような扱いをしてくれたのか、大切にしてくれたと感じられたのかどうかも書いておくと良いでしょう。

これらの事実を書き出す作業は、実際に何があったのかを見つめ直し、彼が自分をどのように扱ってきたのか、それを自分はどのように感じたのかをきちんと把握するチャンスです。

「書かなくてもいいや……」と頭の中だけで繰り返すのではなく、目に見える形にすることをオススメします。

(4)自分にとっての彼の存在を見直す

そろそろ当たり前になってきている、“自分にとっての彼という存在”を、これまでの書き出し作業を通してじっくりと見直しましょう。結局、いなくなってもいい人なのか。自分のことを大事にしてくれていたのか、いないのか。

彼と一緒なら、どんな未来が待っているんだろう。彼がいなくなったらどんな未来が待っているだろう。こうしたことを通して、自分にとっての彼の存在を、見直してみてください。

(5)目一杯オシャレをしてデートに行く

よし! 彼とちゃんと向き合って、お付き合いを続けるぞ! 結婚までもっていくぞ! と気合いを入れ直したら、目一杯オシャレをしてデートに行きましょう。

正直最近、デートへ行くのにジーパンばっかりだったり、付き合い始めた頃の私のかわいさはどこへ……? となっていませんでしたか? もしもそうなら、彼のあなたを見る目も、相当なまっているに違いありません。ここらで少し彼の目を覚まさせる必要があります。

一番キレイなあなたを彼に見せてあげて。そうすることで、付き合う意味を取り戻せるかもしれませんよ!