学費は免除になるの?学生結婚のメリット・デメリット6つ

結婚って、本当にタイミングが大切ですよね。ステキな人と出会ってもタイミングが悪くて結婚まで結びつかないといったケースだってあります。そんな中、周囲からは「ちょっと早いんじゃない?」と危惧されながらも、学生時代に運命の人と出会い結婚するカップルも存在します。今回はそのメリット・デメリットを含め、学生結婚について徹底的に調査してみました!
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1:学生結婚ってどう思う?学生結婚をする人の割合は?

みなさんの周りに学生結婚をした人はいますか?

新潟市が1,018名の学生向け(専門学校=66.5%、大学=32.3%)に行った調査の中で、”現在結婚をしている”と回答した人は、わずか0.6%にとどまりました。一部の地域における結果とは言え、決して多いとは言えない数字です。

でも逆に言えば、実際に学生結婚をしている人もわずかながらいる、というのも事実。今回は学生結婚について、メリットやデメリットを掘り下げていきましょう。

 

2:学生結婚をするメリット3つ

(1)早い段階で将来設計ができる

人生における一大イベントである“結婚”。それを“大学卒業”というこれまた一大イベントの前に終えてしまうわけですから、その後の人生設計はしやすくなることでしょう。

“婚活”という言葉が市民権を得たこともあり、結婚のために果てしない労力を傾ける人々が数多く存在します。

運命の人と出会えたのなら、何も待つ必要はありません。

「キャリアを築きながら、同時に婚活をする」という必要がないということは、学生結婚の大きなメリットと言えますね。

 

(2)20代を「結婚」という社会契約で制する

”結婚”というのは、紙切れ一枚で済まされる話ではありません。多くの人々の期待や思惑を含有し、死ぬまで相手に忠誠を尽くすということを公に誓った重い社会契約です。

何かとフワフワしがちな20代を、結婚という社会契約を持って互いに制し合うことができるのも、学生結婚の利点です。

学生結婚をする時点で、少なからず将来を案じた反対票もあったはず。それを押し切ったのですから、簡単に離婚もできないはず。

結婚しただけではなく、すでに子供がいるのであればなおさらですね。この意味において“子は鎹(かすがい)”という言葉は紛れもない事実です。

 

(3)夢を叶える過程を共有できる

学生時代に結婚をするということは、お互いに「目標とする自分を目指す過程を共有する」ことにつながります。そして自分の夢を実現する過程において、そばにいてくれた人は、かけがえのない人として記憶に刻まれます。

30代で知り合って結婚する場合、ある程度お互いに自分の人生を築き上げていますよね。

初期の段階から相手の自己実現に関われることも、学生結婚のメリットと言えるでしょう。

 

3:学費が免除になるって本当?

巷では、

「学生結婚をすると学費が免除になるらしい!」

というウサワが飛び交っています。でも実際のところはどうなのでしょうか?

文部科学省は、国立大学における授業料免除について以下のように述べています。

国立学校における授業料免除制度は、経済的な理由によって授業料の納付が困難で、かつ、学業優秀と認められる者等にその納付を免除することにより、修学継続を容易にするもので(以下略)

(出典:平成13年 授業料免除選考基準の運用について/文部科学省)

つまり、経済的に学費が支払えない正当な理由があり、学業が優秀であるという証明をすることによって、授業料が免除になる可能性があるということ。

国立大学においては”学生結婚イコール学費免除”というわけではなく、学生結婚をして親とは別に生計を立てて納税をし、学費を支払えないほど困窮している必要があるということです。

つまり、国立大学においては学費免除の面で学生結婚のメリットであるとは言い難いのが実情です。

一方私立の場合は学校ごとに規定が異なります。気になる場合は担当課に問い合わせてみましょう。

 

4:学生結婚をするデメリット3つ

(1)就活

転勤の多い職種や残業が多い職種につこうとする際、結婚をしているという事実が就職の壁になってしまうというケースが考えられます。

採用担当者としても、将来起こりうるリスクは極力減らし、長く勤務してくれるであろう新人を採用したいわけです。そのため、双方のことを考えて採用を見送るということだって起こりえます。

学生結婚を就活におけるデメリットにしないためには、逆に自分を採用することのメリットをきちっと伝えられるよう、面接時の受け答えを入念に準備しておく必要があります。

後述しますが、実際に学生結婚をしていたことが就活においてプラスに作用したという例もあるのです。

(2)妊娠して結婚した場合、自分の自立を優先することが難しくなる

学生時代に妊娠をした場合、つわりがあまりにひどいというケースを除き、学業との両立という面においては頑張れば乗り越えられるものかもしれません。

実家から通う場合は、家族からのサポートも受けられることでしょう。

しかし、大学に進学した目的は、「自立し、社会の中で自己実現を果たせる人間になること」だったはずです。

社会の中で自分の力を試してみるという経験は、人として生きる上で替え難い喜びとなります。仮に就職活動と出産が重なった場合、新卒として就職をするという大きなチャンスを逃す可能性があるのです。

これも学生結婚におけるひとつのデメリットと言えるでしょう。

(3)社会人になって遊び始める友人とは対極の人生を歩むことになる

大学卒業し、社会人になれば、使えるお金が増える場合がほとんどです。

また行動範囲も広がり、知人も増え、それまでよりも幅広い話題に興味をもつようになります。

子供がいる場合は、そんな友人たちとは異なる人生を歩むことになります。

若いうちに疲れ知らずな体をもって趣味や仕事に打ち込む経験は貴重です。

また広がった世界の中で、それまで出会ったこともなかったようなステキな男性に出会ったとしても、結婚をしてしまっていればもうその人とどうにかなるチャンスもありません。

本当に自分に合う人がどんな人であるかということをじっくり考える時間も、学生結婚前には必要なのかもしれません。

 

5:現実はどう?学生結婚の体験談3つ

(1)結婚しててよかった~!

元同僚T君。「俺がこの会社に就職できたのは、面接のときに妻と子供がいると伝えたから。そのときの面接官が、『それならどんなに苦しくても絶対ににやめないよな?』と聞いてきたのを覚えてる。当然『はい、家族のために死んでもやめません!』と言ったよ」。

ちなみに、T君が就職した会社は、新卒で年収700万近くもらえる人気企業でした。T君が配属された部署はきついことで有名で、多くの新人がすぐにやめてしまっていたのです。

新卒入社して今年で10年。今でもT君は同じ会社で働き続けています。

(2)年頃の娘と、カップルに見られる

元上司のNさんは、大学時代に雑誌モデルをしていた超イケメン。仕事もできるため、引退直前までは副社長を務めたという正に”すべてを手にした男”。

そんなNさんは、学生時代に結婚をしており、就職活動の頃にひとり目のお子さんが生まれたという経験の持ち主。

時々美しく成長された娘さんとバーで飲んでいる姿をFacebookにアップしては

「ご心配なく。娘です。」

と注釈を入れてています。彼女のようにも見えるお子さんとの時間を楽しいんでいるようです。

(3)すぐに別れてしまうカップルも……

小学校時代から秀才だった幼馴染のA。高校も地域でトップの学校を卒業し、その後は名門私立大学に入学しました。

でも小学校で同じクラスだったSと”授かり婚”をし、大学を1年休学することに。

彼女は子供ができたことを心から喜び、何よりも優先する覚悟をしていましたが彼の方は心が追いつかず一時は失踪までしてしまいました。

その後、彼は発見され、一応はAと結婚したのですが、3年ほどで離婚。現在、Aは士業の資格を取得し、シングルマザーとして娘を懸命に育てています。娘とふたりきりの生活は「とても楽しい」と話していました。

 

6:20年後は皆同じ

学生結婚をすると、そのあと5年くらいは周囲との差も大きく感じらます。

でも20年も経てばその多くが結婚をし、中には離婚するカップルも登場することでしょう。そうなれば自分たちが学生結婚だったかどうかなど、気にならなくなってきます。

運命の相手にいつ出会うかはわかりません。それが学生時代だったのであれば、ほかの時期に結婚するのと同様に素晴らしいこと。

メリットもデメリットも含め、「何があろうと一緒にいる」という決意さえあれば、どんな結婚も等しく喜ばしいことに変わりありません。

 

[参考]

新潟市結婚と出産に関するアンケート調査結果報告書《全体(全市)版》- 新潟市

授業料免除選考基準の運用について – 文部科学省