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遠距離恋愛を結婚のきっかけにする方法!遠距離恋愛はチャンス?

山根ゆずか

山根ゆずかY.Yamane

目次

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1:遠距離恋愛が辛い……? 結婚のタイミングなのかも?

(1)「会いたい」が高まって……遠距離恋愛の結婚確率は?

DeNAトラベルが10代~60代の男女1488名を対象に実施した調査によると77.1%もの人が遠距離恋愛を経験しているとのこと。様々な人生のステージにおいて、1度は距離的に離れなければならないカップルが多くいることがわかりました。。

では結婚まで行きついたカップルがどのくらいいたかというと、「そのうちの16%」という結果になっています。

また、「遠距離が2年以上続いたカップルが結婚に至るというケースが多い」ということがわかりました。

(2)遠距離恋愛で結婚となると、仕事はどうする?

また、株式会社オーネットが25歳~34歳独独身男女計224名を対象に行った調査で、「遠距離恋愛で結婚を意識した場合、相手の居住地に引っ越せる?」という質問に対して、男性37.5%、女性58%が「引っ越せる」と答えました。

筆者の知人でフライトアテンダントをしていた女性は、結婚当時パリベースで仕事をしていました。彼は東京のテレビ局に勤めており、結婚前から新婚時期まで遠距離で愛を育んでいました。

そのぶん、彼女が東京にフライトでやってくる時はとてもスペシャルな時間。大人なふたりは、会えない時間を上手に利用して一緒にいられる時間を何倍もの楽しみに変えているようでした。

 

2:「遠距離恋愛」を結婚のきっかけにする方法

(1)普段会えないからこそ、会える時間に素直でいる

会いたい気持ちが高まりすぎると、その反動で彼にわがままを言って我を通したくなってしまったり、素直になれずに突然冷たい態度をしてしまったりと、わけのわからない行動に出てしまうことがあります。

でも少ない時間をくだらないことで潰してしまうことは、後悔を確約しているようなもの。

普段会えないからこそ、好きな気持ちを素直に伝えることに注力しましょう。「何があっても一緒にいる」という気持ちをお互いに伝え合うことが大切です。

(2)悲しい気持ちばかりを伝えるのではなく、ポジティブな自分でいる

”会えない、辛い”とメソメソして彼に”よしよし”して欲しい。そんな気持ちも生まれてしまうのが遠距離恋愛。ですが、あまりにネガティブな思いばかりぶつけてしまうのは、彼にとっても大きな負担です。

会えなくて寂しい思いをしているのは彼も同じ。自分の気持ちを押し付けるのではなく、彼の気持ちを考えてあげることで、物質的な距離がふたりの心の距離を縮める材料になることも。

(3)会えない時間を、自分の内面を磨く時間にあてる

彼と会えない時間を活かすのか不毛なものにするのかはあなた次第です。

彼としても、会えない時間をぼーっとして過ごしているのではなく、趣味に力を入れたり、勉強をしたりする彼女に感化されるはず。

どんな状況においても魅力的であることは、将来を共にする人として認識されるための大切な要素なのです。

(4)外食が多い彼のために、会えるときはできるだけ料理を作ってあげる

彼女と離れひとり暮らしをするとなれば、必然的に手料理を食べる機会が激減します。普段は外食やコンビニ弁当で食事を済ます彼のために、会える日は極力手料理を振舞ってあげましょう。

高級レストランで食事をするよりも、はるかに将来を見据えた話をしやすくなります。

(5)健康を気遣う

たとえ離れていても、彼の健康を気遣うことは可能です。離れているからこそ、彼の声色などから疲れ度合いを察知し、無理をしていないか確認してあげることが大切です。

大切にされていると感じて、嬉しくない人間はいないのです。

(6)ストレートに気持ちを伝えるトレーニングをする

普段はなかなか会えないふたり。ただ一緒にいるだけで相手の気持ちを感じ取ることができた状況とは明らかに異なります。

ですから、“察してちゃん”は封印し、ストレートに気持ちを伝えるトレーニングをしておくことをお勧めします。

疲れて帰ってきて彼女に癒されたいところを、めんどうな質問や感情攻めにさせられては、

「結婚すべきはこの子じゃないのかな……」

と思われてしまいかねません。

(7)彼の住む街を好きになる

やがては一緒に住むかも知れない彼の住む街。今から好きになっておいて損はありません。

遊びに行ったときに意外なデートスポットに彼を連れて行ってあげたなら、彼にとってはちょっとしたサプライズ。

将来一緒にその街に住むイメージを彼に抱かせられれば、将来につながる可能性が広がります。

(8)貯金をする

寂しいからといって夜な夜な友達と街に繰り出していては、お金も溜まりません。こんな時こそ堅実さを取り戻し、きちんと貯金をしておきましょう。

いざ結婚となったときに、貯金がゼロ円では相手を不安に陥れてしまいます。

(9)仕事を頑張る

結婚後も仕事を続けたいと考えているのであれば、結婚をして子供を産んだときに働きやすい環境が築けるよう今から信頼を勝ち得ておくことが大切です。

会社帰りのデートがかつてほど頻繁ではなくなったときこそ、仕事に力を入れるチャンス。

早いうちから将来を見据えたキャリア形成をしておくことは、家庭と自己実現を共に手に入れる上でとても大切なことなのです。

(10)電話でもLINEでも、彼がホームを感じられるよう考える

知人男性はいいました。

「疲れたりしんどいときにその女性の顔が浮かぶようになったら、もう男は簡単には去っていかない」。

離れていても、彼が”ホーム”を感じられるように努力しましょう。そうすることで距離がふたりを阻むことなく、逆にあなたに対する思いをより強くしてくれることでしょう。

 

3:遠距離恋愛で結婚へ……!でも仕事は辞めたくない……どうすればいい?

(1)ワークフロムホームを検討する

女性の社会進出や勤務の継続を推進する一環として、一部のタスクを家から行えるようにする『ワークフロムホーム(在宅勤務)』という制度が取られるようになりました。

まだ初期段階の試みで、すべての企業に用意されているわけではありませんが、興味がある場合は、一度上司に相談してみるとよいでしょう。

(2)彼のステップアップになる転職先を徹底的に探す

自分の方が仕事を見つけやすい街に居住している場合、彼がステップアップできるような転職先を見つけてあげるのもひとつのアイデアです。

同じ業種に努めている場合は、情報も多く入ってくるため、より可能性のある選択肢と言えるでしょう。

(3)遠距離恋愛のまま結婚

お互いのキャリアを犠牲にする必要のない結婚の形態。

恋人関係において遠距離を乗り越えられたのですから、結婚してもうまくいく可能性が高いです。

信頼関係さえ築けていれば、検討しうる方法と言えます。

 

4:「遠距離恋愛のまま結婚」するときの注意点

(1)信頼関係を築けているかがポイント

結婚をしてから彼の浮気が発覚!では後の祭り。

遠距離のまま結婚するのであれば、お互いへの信頼関係は必須です。入籍は婚姻届けを出せば完了しますが、その後に負う社会的責任は大変重いものです。

「とりあえず結婚がしたから」という理由で信頼関係には目をつぶってしまっては、とてもじゃないけど最後まで添い遂げられないと考えたほうがよいでしょう。

(2)信じているなら、細かいことは気にしない!

信頼関係を充分築けていると思えるのなら、細かいことは気にしないようにするのも大切です。

遠方に離れていながら喧嘩をするのは大変リスキー。触れ合えない状態で心にわだかまりを抱えると、互いにストレスが溜まります。

彼を信じて細かいことはお任せしましょう。逆にそれができないようであれば、結婚はまだ早いと言えそうです。

(3)高い頻度で会える方法を検討しておく

結婚までしたのに全然会えないとなっては、どうしても心に風が吹き始めてしまいます。

遠距離のまま結婚するのであれば、会う方法をきちんと話し合い、定期的に会えるよう互いに努力することが大切です。

会うためにかかる金銭的な費用だって、結婚するとなればシビアな問題となります。それでも会うことをおろそかにしては、本末転倒となってしまう可能性があります。

 

5:遠距離恋愛で「結婚」を考えるタイミング

(1)統計的には2年たってから

前述のDeNAトラベルが行った調査によれば、結婚したカップルのうち38.1%が2年以上の遠距離恋愛を経て結婚に至っています。

遠距離になってからも互いの気持ちがブレず、2年も一緒にいられたという自信が、結婚への布石となるのでしょう。

逆に、遠距離になると決まってすぐに結婚したカップルは5.4%という結果になりました。

(2)子供を意識し始めたら

街中で幸せそうな家族を見かけたり、友達に子供ができたりすると、突然自分にとっても“子供をもつ”ということが具体的にイメージできるようになる瞬間があります。

そんなとき、恋人と離れた距離に暮らしていたら?

ふとしたイメージが、結婚という選択をするひとつのきっかけになる可能性が大いにあるのです。

(3)転職に合わせて

社会人として次のステップに進みたい。そんなとき、ひとつの案となるのが“転職”です。

真剣に交際している相手と離れ離れに暮らしているのであれば、このタイミングで一緒になる方法を探ろうと思うのは当然のこと。

新しいキャリアを築くにあたり、恋人がそばにいてくれるという心強さは、なにものにも代え難い安心感につながっていくことでしょう。

 

いかがでしたか? 遠距離恋愛は捉え方によってふたりの絆を深め、結婚への一つのステップとなりえるのです。

会えずに辛い夜も、相手を思いやる気持ちを大切にしたいものですね。

 

【参考】

「遠距離恋愛」に関する調査 – DeNAトラベル

25~34歳男女の遠距離恋愛に関する意識調査 – 株式会社オーネット