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性格は顔に出るって本当?性格悪そうと思われてしまう特徴とは

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

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1:性格は顔に出る?

意地悪な人は意地悪そうな顔、優しい人は優しそうな顔をしている……性格は顔に出るとよく言いますが、実際はどうでしょうか。

性格は、見た目だけで判断することはできないもの。ですが、外見とまったく無関係とも言えません。心で思っていることは表情に表れ、さらに普段の振る舞いは顔つきに影響を与えるからです。ただし、顔の造り自体は生まれもってのもの。本人には変えようのない面があることを考えると、顔が性格のすべてを表しているとは言えないでしょう。

2:性格は顔に出ると思う人の意見5つ

まずは「顔を見れば人柄がわかる」「性格は顔に出る」と思う人の意見を見てみましょう。

(1)心と体は繋がっている

心と体は繋がっていて、感情と表情は自然と連動しているもの。イヤなことがあると思わずイヤな顔に、嬉しいと笑顔になってしまうのが人間です。本人は心の中に隠しているつもりでも、他人から見れば感情が表に出ていることもよくあります。

人間の内面や性格、性分が顔つきや表情に与える影響は大。「性格が顔に出る」と判断するのも当然と言えそうです。

(2)表情のクセは感情のクセ

怒りジワや笑いジワというものがあるように、普段からよくしている表情は、シワや表情筋の一部となって顔に染みついていくもの。気難しい人は、常に難しい顔ばかりしているせいで眉間のシワがとれなくなりますし、一方で柔和な人柄の人は、口調や話の内容も穏やかなため、おのずと柔らかい表情が板についていきます。

表情についているクセは、普段の感情のクセそのもの。顔つきを見れば、その人が普段どのようなことを考えて過ごしているか察することができるというわけです。

(3)人生経験が顔に出る

子どものころから顔つきが変わらずまったく一緒、という人はいませんよね。赤ちゃんのころは瓜ふたつだった一卵性の双子でも、大人になれば見分けがつくようになります。肉体的な成長で変化するのと共に、どのような人生経験を積み重ねてきたかによって顔つきは変わります。

偉業を成し遂げた人物が相応の貫禄を備えた顔をしていることからもわかるように、年齢を重ねる過程で経験したことが、人柄を育て顔立ちを作るものなのです。

(4)目を見れば人間性がわかる

顔のパーツの中で考えや気持ちが最も表れやすいパーツと言えば、やはり目です。口では優しいことを言われても、目が笑っていなければ素直に受け取ることはできませんよね。目は、ときに言葉よりも雄弁に胸の内を語るものなのです。

演技の上手な役者は、大抵の場合、目の演技が優れているものです。視線や目の動きは、心の内を表現する大事な要素。目を見れば人となりがわかる、という考え方にも納得です。

(5)本音こそ顔に出やすい

どれだけ上手に取り繕っても、本音を完全に隠してしまうことはできません。むしろ、隠そうとすればするほど、本当の気持ちが表情に出てしまうこともよくあるでしょう。ふとした瞬間に表れる、本人が無意識にしている表情こそが、本音にいちばん近いのかもしれません。

3:性格は顔に出るとは思わない人の意見3つ

では、次に「見た目で人は判断できない」「性格は顔に出ない」と思う人の意見も見てみましょう。

(1)顔は生まれつきのものに過ぎない

顔のパーツの形やバランスなどは、ある意味「偶然の産物」。生まれつき与えられただけのものに過ぎません。人間の性格は、見た目に合わせて作られるのではなく、環境や経験によって培われるもの。目つきが鋭く気が強そうな顔立ちだから、見た目どおりの性格になるわけがないのです。

本人が選ぶことのできない要素で、性格のことまで判断してしまうのは、やや早計。生まれもっての個性と内面とは、切り離して考えるべきかもしれませんね。

(2)見た目と中身にギャップがある人もいる

人付き合いとしていると、見た目から想像できない、ギャップのある性格の人に遭遇することもよくありますよね。厳しそうに見えて実は優しい人もいれば、善人に見える極悪人もいます。

かわいい顔立ちの人が、愛嬌のある性格をしているとは限りませんし、男らしい見た目でもフェミニンな中身の人もいる……顔からイメージするものと本来の性格が一致するわけではないのが現実です。

(3)見た目は簡単に変えることができる

理想の印象に合わせた見た目を作ることは難しくありません。顔の造り自体を変えることはできなくても、メイクや服装、髪型などで外見をイメージチェンジをするのは簡単です。いくらでも手を加えることのできる、ある意味誤魔化しがきくものだからこそ、性格と顔をイコールで考えるのは危険と言えるかもしれません。

4:性格が悪いと思われてしまう顔の特徴3つ

顔と性格は必ずしも一致しないとは言え、見た目で印象が左右されるのも事実。「性格が悪そう」に見えてしまう顔には、どのような特徴があるのでしょう。

(1)目つきが悪い

目元は第一印象の鍵を握る大事なパーツ。特に重要なのは目つきです。「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように、目はその人の考え方や感情をよく反映する部分。だからこそ、人は目を見ることで人柄を判断しようとするのです。

暗い、威圧感がある、睨み目など、目つきが悪い人は他人に良くない心象を与えてしまうでしょう。

(2)口角が下がっている

口角が下がった、いわゆる「への字口」は悪印象の象徴。たとえ本当は優しい性格をしているとしても、口角が下がっているだけで、気難しく近寄りがたい印象を与えてしまいます。ムスッとへの字口をしている人に対して、良い印象をもつ人はいません。性格も暗そうに見えるため、他人を遠ざけてしまう要因になるでしょう。

(3)表情が乏しい

表情が豊かではっきりしている人ほど、周囲の人から好感をもたれるものです。逆に、無表情の人はなんとなくとっつきにくく見えるため、印象は良くありません。特に悪いことをしたわけでもないのに「感じ悪い人」として認識されてしまうことさえあるでしょう。

また、表情が乏しいと何を考えているかがわかりにくいため、「コミュニケーションを取りずらい相手」と思われてしまう、というデメリットもあります。

(4)顔色が悪い

青白い顔、くすんだ肌、目の下のクマなど、顔の印象を暗くする要素がある場合、どうしても「性格が暗そう」に見えてしまうので要注意です。本当は元気で健康であっても、病的で陰気な印象を与えてしまいます。顔色は、健康状態もさることながら心理状態のバロメーターにもなるのです。

(5)口元が歪んでいる

口角が下がっているのと同じく、性格の歪みが表れているように見えてしまうのが口元の歪みです。口元が歪んでいると、いかにもイヤな言葉を口にしそうに見えるもの。口元の歪みが顔全体のバランスを狂わせてしまう点も、性格を歪んで見せてしまう一因と言えそうです。

5:年を取るほど危険!?性格の悪い女だと思われないためのポイント5つ

年齢を重ねると若いころとは違う変化が訪れます。加齢によるものでも、放置していたら思わぬ損をしてしまうことも……。早め早めに対策しておきたいポイントをご紹介します。

(1)口角を上げる

若いころは自然と上がっていた口角も、年齢とともにたるみや緩みが目立つようになるもの。口元を支える表情筋が、加齢によって衰えてしまうためです。口角を上げることは、誰にでもできる簡単なアンチエイジング。意識ひとつで表情は明るくなり、雰囲気も朗らかに。おのずと人柄も良く見えるでしょう。

(2)眉間の力を緩める

忙しい毎日、ついつい眉間に力が入って、気がついたらくっきりと皺が。口元目元のシワ対策はしていても眉間のシワには無頓着、という人も多いのではないでしょうか。

眉間のシワは不機嫌さを強調し、気難しく意地悪そうな印象を与えてしまいます。できてしまったシワを取り除くのは容易なことではありません。早め早めに対策をすることで、すっきり好印象の目元をキープできるはず。

(3)厚化粧はNG

年齢を重ねるごとに、カバーしたい部分は増えていくばかり。ついついメイクを重ねてしまいがちですが、厚化粧も性格がキツく見える一因になるので要注意です。

濃すぎるチークや、アイライン、厚塗りファンデーションもNG。トゥーマッチでない軽やかなメイクを心掛けるだけで、爽やかな好印象を作ることができるのです。

(4)表情をはっきりさせる

年を取ると表情を作る力が弱くなってしまうため、どんどん無表情化が進んでしまう傾向にあります。若いころと同じように笑っているつもりでも、実はまったく笑顔になっていなかった……というのもあるあるです。

さらに、疲れや覇気のなさといった隠したいものほど、顔に出やすくなってしまうので要注意。表情の変化に意識を向けることで、イキイキとした印象を保つことができるでしょう。

(5)性格が顔に出ることもある、と意識する

顔と性格が完全に一致することはありませんが、日々の積み重ねが顔つきに出るというのも事実です。長く生きれば、そのぶん積み重ねも増えるということ。悪感情や歪んだ気持ちをもち続けてしまうのは、未来の自分にとってもマイナスにしかならないでしょう。

「見た目は心を映す鏡」であることを忘れずに、前向きな気持ちを積み重ねていけば、老いも怖くなくなるはずです。

 6:まとめ

心の内や感情が顔に出るということは、良い感情をもち続ければ「良い顔」になれるということ。何気ない仕草や無意識の振る舞いが、その人自身を作り上げていくと意識しておくことが大切です。見た目ばかりでも内面だけでもなく、どちらもステキに輝く人になることができたら理想的ですね。