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恋愛至上主義とは違う?「恋愛脳」の意味とその仕組みを徹底解説
相川葵A.Aikawa
1:恋愛脳って知ってる?
まずは恋愛脳の意味をチェックしてみましょう。
恋愛脳とは、恋をするための脳の能力。かみ砕いて言うと、「惚れた!」という気持ちを認知するための脳のパワーを言います。
「惚れた!」と感じることと、「今、惚れたって感じた!」と認知することとは、全く別のこと。
脳の感度が鈍っていると、いくら直感が相手を好きになっても、顕在意識でそれを認識することができません。
右脳で感じる「惚れた!」という感情が、理性を司る左脳に伝わることによって、「今私惚れた!」と実感します。
恋愛脳というのは、恋愛に関する潜在意識を顕在意識として感じ取るための、脳の力です。
仕事脳とはどう違う?
恋愛脳は、女性のほうが発達しやすいのに対して、仕事脳のほうは、男性のほうが発達しやすいようです。
仕事脳は、理性と感情、つまり左脳と右脳とを切り離すところから始まります。
仕事に感情を持ち込まず、冷静な判断力のもとに仕事を進めていけるのが仕事脳です。
恋愛脳の場合は、理性に感情をつなげる脳とも言えますから、仕事脳とは一線を画しています。
恋愛脳の発達している人は、理性と感情をうまく切り離すことができず、仕事脳になりきれない面もあるようです。
2:恋愛脳な人の特徴
(1)流行に敏感
恋愛脳の人は、流行に敏感であるといわれています。
あれが流行すればあれに流され、これが流行すればこれに流され……ようは他人に流されやすいともいえるかもしれません。
自分の考え、つまり理性に固執せず、新しいものに敏感で、敏感な感情のままに自分の生活を左右させていく体質でしょう。
(2)恋愛で一喜一憂する
恋愛のことで一喜一憂しているタイプの人は、恋愛脳を持っている可能性が高いようです。
恋愛脳が乏しい人は、恋でいいことがあっても、逆に良くないことがあっても、会社やSNSでの自分は冷静に、理性的に振る舞うことができます。
反対に、恋愛脳の人は、恋愛でいいことがあったときはテンションが上がり、良くないときはあからさまに落ち込み、それを職場にも持ち込むでしょう。
(3)セルフィー多め
恋愛脳の人は、セルフィーが恋人作りにつながることを知っていますので、自撮りと、自撮りのアップロードを多めに行います。
また、自撮りを加工して、きれいに、かわいく見せることにも執心する傾向に。
ちなみに、顔だけではなく、自分の体の一部(たとえば、新しいネイルにしたというタテマエで指を写して公開するなど)をSNSで見せることが多いのも特徴です。
(4)恋人ができたことをアピールする
ひと昔前なら、メールアドレスを恋人の誕生日にしたり、最近ではインスタなどに、恋人の体の一部が映り込んだ写真を掲載したり、Twitterに彼氏がいることをほのめかす文章を掲載したり。
恋愛脳の人は、パブリックとプライベートの境界線があまりハッキリとしていないので、恋人がいることを周囲にほのめかすことがよくあります。
(5)恋人が途切れない
実際、恋愛脳の人は、「ビビっときた!」を顕在意識でしっかりと感じ取り、それを自分の恋愛につなげていくスキルも持っているので、恋人が途切れることがありません。
別れが早いかどうかは、性格にもよるので一概にはいえませんが、恋愛中に他の異性に惹かれるようなこともあるので注意が必要!
3:恋愛脳を作る生活習慣
(1)0時以降スマホは見ない
右脳で感じる「惚れた!」を、左脳に伝えるための信号は、実は真夜中のスマホで妨害されてしまうことがわかっています。
スマホだけではなく、強い光を目にすることは、この信号の妨害に関わると考えられています。できればテレビやタブレット、夜中のコンビニなども避けたほうがいいでしょう。
(2)甘いものを食べすぎない
糖質の摂りすぎは、右脳と左脳をつなぐ信号を遮断する原因となっている可能性があります。
脳のエネルギーは糖質でしょ? というのはひと昔前の常識!
もちろん適度なら良いですが、現在では、糖質の過剰摂取が、脳に糖質依存症ともいえる状態を引き起こし、はたらきを鈍くしてしまう可能性が指摘されているのです。
(3)タンパク質をしっかり摂る
「お肉=太る!」
これもまた、常識としては少し古いですね。
魚も然りですが、動物性のタンパク質の中には、脳内信号の材料となる栄養素がたっぷりと含まれています。
材料がなければ脳は動きませんので、タンパク質をしっかり摂っていくことが重要。
もちろん、赤身肉を選ぶなど、油脂分の摂りすぎにならないよう注意しながらですよ!
4:恋愛脳は作れる!
恋愛脳は、生活習慣を見直すことで、これから作っていくことのできる脳です。
今まで恋愛とは無縁だったしムリ……と思っている方も是非実践してみてください。
恋愛脳でない人の目線で、恋愛脳の人の特徴を見ると、「そうはなりたくない……」と思うものも多いかもしれません。ですが、それは、過ぎたるは及ばざるがごとし、ということです。
恋愛脳の要素が全くない脳では、恋愛を導くのは難しい。
やりすぎることのないよう、適度な恋愛脳を目指して、生活を改善してみてはいかがでしょうか。