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結婚ってタイミング!「今じゃないかも…」のもやもやから脱却する方法

松田優

松田優Y.Matsuda

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1:結婚のタイミングって逃しがち…

結婚する時期や年齢はひとそれぞれ。受験や就職のようにはっきりとした期限がなく自由だからこそ、決め手を掴むのが難しくもあります。

かといって、せっかくのタイミングを逃すのだけは避けたいところ。あとから「あのとき結婚しておけば……」と後悔することにならないように、結婚に最適なタイミングを見極めていきましょう。

2:男性が結婚を考えるタイミング5つ

一般的に、男性と女性では結婚を考えるタイミングが違うともいわれますが、実際のところはどうなのでしょう。

今回『MENJOY』では、独自のアンケート調査を実施。20代から40代の既婚男性168名に対し「結婚を考えるタイミングとはどのようなときですか」という質問をしてみました。

その結果のうち、多かった意見を5つにまとめてみました。

(1)「一緒に生きていきたいと思えたとき」

「こいつだと間違いないと思った瞬間」(42歳男性/その他)

「共に生きていきたいと思ったら」(44歳男性/営業・販売)

「家族のようだと感じるようになったとき」(33歳男性/総務・人事・事務)

もっとも多かったのは「気持ちが高まったとき」という回答。「この人とずっと一緒にいたいと思ったとき」「彼女しかいない!と思えたら」など、結婚に対する気持ちを優先する男性が多いことがわかりました。

彼の「結婚したい」気持ちを動かすためには、やはり日頃の接し方を大切にするべき。共に暮らしていくうえで欠かせない優しさや気遣いなど、基本的な思いやりを忘れてはいけません。わがままで自分勝手な振る舞いばかりしていると、彼の結婚願望は引き出せないので要注意です。

(2)「適齢期になったから」

「自分の年齢、彼女の年齢」(47歳男性/金融関係)

「年齢が30歳過ぎたとき」(37歳男性/その他)

「同棲して3年くらいたったとき」(39歳男性/営業・販売)

年齢や婚期がきっかけで、結婚を強く意識し始める男性も多いようです。「周りが結婚し始めたとき」という意見もあり、自分だけでなく周囲の結婚モードに影響を受けることもよくあるでしょう。年齢的には「30歳」、交際歴としては「3年」を目安として考えているという回答もありました。

彼に適齢期であることを意識してもらうためには、友人や会社の人の結婚情報を積極的に話すのも一案。プレッシャーを嫌がる男性がいるのも確かですが、ここぞというときは押しも必要。二次会に一緒に行くなど、具体的な結婚イメージが湧くよう流れを作るのもアリです。

(3)「収入が安定して、生活ができるようになったとき」

「自分自身に仕事の自信がついたとき」(47歳男性/コンピュータ関連技術職)

「自分が生活を支えられると思ったとき」(46歳男性/その他

「資金がちゃんと貯まってから、タイミングだと思った」(38歳男性/公務員)

結婚生活は、愛があるだけでは成り立ちません。現実的に生活を営んでいくためには、仕事や収入面の安定がキーポイントに。「仕事に自信がついたら」「貯金が貯まったら」といった、経済的な面での安心感が結婚を望む気持ちへと繋がるようです。

逆をいえば、彼が結婚に踏み出すことができない理由はそこにあるのかも。結婚後、お互いの仕事をどうしたいのか、どのような生活をしたいのか……具体的に話合ってみることで、一気に結婚の話が進むこともあるでしょう。

(4)「子どもができた」「子どもが欲しくなった」

「そろそろ子どもが欲しいと感じたとき」(49歳男性/公務員)

「彼女が妊娠をしたとき」(41歳男性/会社経営・役員

「子どもができたから」(41歳男性/その他)

授かり婚も当たり前になった時代。子どもができたことをきっかけに入籍に踏み切るカップルは大勢います。また、恋人同士のままでいいと考えていたカップルも、子作りをきっかけに夫婦になることを選ぶ場合もあるでしょう。

結婚するために妊娠、というのはいささか短絡的すぎる行為ですが、「もし、今子どもができたらどうするか」を話し合うことで結婚の具体像が見えてくることもあるかもしれませんね。

(5)「一緒に住み始めたから」

「彼女と同棲を始めた際」(38歳男性/コンピュータ関連技術職)

「彼女と同棲し始めて、彼女の家庭感に心ひかれたとき」(43歳男性/その他)

「同棲していたが、籍を入れたほうが税金などで有利だと判断した」(47歳男性/会社経営・役員)

結婚への現実的かつ合理的な近道といえば「同棲」です。特にひとり暮らし同士の場合、一緒に住むメリットは多く、経済的にも効率がいいのは確か。その流れのまま結婚へ、というカップルも少なくありません。

ただし、「同棲イコール結婚」というわけではないところが要注意。結婚するつもりがあるのかないのか、同棲前に話しあっておかなければ余計にもやもやすることになりかねません。できれば、期限や日取りをはっきり決めておくほうがいいでしょう。

3:今じゃないかも…を今でしょ!に変える気持ちの切り替え方

「今じゃない」と思い込んでいても、実は「結婚すべき」ときだったという可能性も十分にありえます。結婚を迷わせる理由になりがちな5つの悩みから、もやもやを解消する方法を見つけてみましょう。

(1)貯金がない

結婚にはお金がかかるというイメージも強く、「●●万円貯めたら結婚する」と、貯金額を結婚の基準にしている人も多くいますよね。確かに、結婚式や引っ越しなどお金が必要になるの面があるのも事実です。

しかし、結局は上を見ればキリがないというだけ。身の丈にあった範囲で結婚生活を始めればなんの問題もありません。結婚の真髄は、豪華な挙式や派手な暮らしではなく、堅実で地道な日々の生活のなかにこそあるはず。愛する人とふたりで暮らせば、ひとりのときよりも楽しく貯金に励むこともできるかも。

(2)仕事に熱中したい

「仕事が大事だから結婚どころではない」。一見筋が通っている意見に見えますが、そもそも結婚は仕事の邪魔になるものなのでしょうか? むしろ、結婚したことが励みになるという意見もたくさんありますよね。

生活の変化が仕事に影響を及ぼす可能性もありますが、それを前向きに捉えるかどうかは自分次第。つらいときに励まし合うことのできるパートナーを得ることは、想像以上に楽しく、やりがいをもたらしてくれるものです。結婚後の働き方に関しても、ふたりでよく話し合って人生設計を明確にしておくことで、揉めごとも回避できるはず。

(3)彼が積極的じゃない

結婚はひとりですることはできないものだからこそ、ふたりの足並みが揃わない場合は厄介です。なんとなく相手の気持ちを待つだけでは、ただ時間が過ぎていくだけ。まずは自分の気持ちをはっきりさせることから始めましょう。

そもそも「彼と結婚がしたい」のか「結婚がしたい」のかによって道は大きく分かれるはず。前者の場合は、彼の気持ちが変わるまで、ある程度時間がかかることを覚悟しなければなりません。

一方後者の場合、ふたりの関係自体を考え直す必要があります。どちらにしても、彼に「結婚したい」意思表示をすることが大切。真剣に訴えれば、案外彼も考えを改めてくれるかもしれません。

(4)今の生活を変えたくない

結婚による生活の変化は、独身者にとって最大のネック。「好きなように浪費する」「ひとり時間」「飲み会に参加」……今の生活=自由を失うことに恐怖を感じるのは自然です。

ただ、生活の変化を通して、新たな幸せを得ることができるのが結婚のよさでもあります。独身時代ほど自由にお金を使えなくても、計画的にやりくりをするようになれば、有効にお金を使うことができるようになります。

ひとり時間の楽しさも捨てがたいですが、家族と過ごす時間もかけがえのないものです。失うものばかりに目を向けるのではなく、得られるものに対して前向きになってみてはいかがでしょう。

(5)結婚という形式にメリットを感じない

「結婚は書類上だけの問題」という人もいますが、果たして本当にそうでしょうか。確かに、婚姻届を出しさえすれば結婚は成立しますが、実際にはそれほど単純なことではありません。

例えば法律的に見ても、配偶者という立場は重く、責任がある代わりに優遇されることもあります。税金面では「配偶者控除」などの優遇措置もあり、企業によっては結婚を機に祝い金や生活補助を出す会社もあるでしょう。書類一枚の変化とはいえ、社会的に配偶者と認められることは、大きな効力をもつ面があるのも事実です。

4:まとめ

人生の決断には迷いがつきもの。大きな決断であればあるほど「本当にこれでよかったのだろうか」と、悩まない人はいません。

迷いを解消するには、まず自分の望みと向き合うことが大切です。結婚のタイミングを決めるのは、最終的に自分自身であることを強く意識しておけば、きっとどのような決断も幸せへの道に続いているはずです。