スキンシップゼロはあり?恋愛のスキンシップの効果と場所から分かる心理

あなたはスキンシップをきちんとできていますか? 現代では、スキンシップが苦手という人も男女ともに少なくありません。でも、恋愛においてはスキンシップが欠けていると、心理的な問題になることも……? 今回は恋愛心理カウンセラーの筆者が、恋愛におけるスキンシップの効果と、場所別の心理的な意味もご紹介します。
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1:スキンシップは好きですか?

(1)スキンシップとは?スキンシップを英語で言うと?

スキンシップとは、肌と肌で触れあう行為全般のことを指しますが、「スキンシップ」という言葉自体は和製英語なので、英語圏で「スキンシップ」と言っても通じません。

英語でスキンシップのことは、一般的に「Physical Intimacy(フィジカル・インティマシー)」と言います。

また、家族間、恋人同士、赤ちゃんに対する特別な愛情をこめたスキンシップに限定して、「Physical affection(フィジカル・アフェクション)」という言い方をすることもあります。

(2)スキンシップが好きな人も苦手な人もいる?

スキンシップが好きな人もいれば、苦手な人もいます。

たとえば最近話題になった本に、『スキンシップゼロ夫婦』というものがあります。これは、シャイ中のシャイな夫と結婚した妻のブログを書籍化したもの。

通常の夫婦的なスキンシップや性行為はおろか、手をつなぐ、肩を揉むことすら結婚後5年にわたってできなかったという、スキンシップゼロの夫婦の姿が描かれています。

このブログと本が、実録なのか、創作なのかについては、ネット上でも諸説ささやかれていて真相はわかりません。

しかし、セックスをしなくても夫婦関係は続けられるのか? 子どもはいらないが結婚したいという選択肢はありなのか? 等、現代社会に一石を投じた書籍ではありました。

ちなみに、著者は結局、夫と話し合いを持ち、結婚後5年を経て夫の肩もみをさせてもらえた……というところまでがブログには掲載されています。

書籍の内容も、スキンシップをしたいと悩むが、これを「恥ずかしい」という理由で拒絶する夫、なんとか「それでいいのだ」と納得しようとする妻……という様子が描かれていました。

そのために「妻の一方的な我慢によって成り立っている夫婦関係なのではないか?」という辛辣な意見も多く聞かれるのが現実です。

賛否分かれる書籍ではありますが、スキンシップを苦手とする人もなかにはいる……という現実を描いている一面もあると言えますね。

 

2:スキンシップゼロは危険?恋愛におけるスキンシップの効果5つ

(1)自分自身への確認

スキンシップの効果として、まず「自分自身への確認」があります。スキンシップを取ることによって、何を確認することができるのか?

色々なものがありますが、最たるものは「相手を好きだという自分の気持ち」でしょう。

相手を好きだからスキンシップを取るのか、スキンシップを取るから相手を好きになるのか……。人間の心理は不思議なもので、この2つの事象は「タマゴが先から、ニワトリが先か」のように複雑に絡み合っています。

「好きだからスキンシップを取っているのだ」

「スキンシップを取っているということは、自分は相手のことが好きなのだ」

と自分自身に知らしめることで、相手に対する気持ちが冷めたり、「自分はもしかして、相手のことが好きではないのではないか」という不安をできるだけ遠ざけることができます。

(2)自分に自信が持てる

スキンシップを取ることで、なぜ自分に自信が持てるようになるのでしょうか?

まずは、自分から相手に対してスキンシップを取る場合、「相手に拒絶されない、ということは私好かれてる!」と、相手にとっての自分の存在を、自認することができますね。

そもそも相手に好かれているかどうかは、相手が自分を拒絶するかorしないかという状況を作ってみないと、なかなかわからないものです。

その点、スキンシップは、された方が相手のことが嫌いなら拒絶してしまう、嫌な顔をしたり逃げるような反応をする、そういった分野の行動です。

ですから、あなたのスキンシップを相手が受け入れてくれるということだけで、「相手も、あなたのことが好き!」という印になるわけです。このほかに、あなたからのスキンシップではなく、相手から触れてもらえることもあります。

相手があなたにスキンシップを持ちかけ、相手から触れてくれるのなら、それもまた「相手は自分のことが好きなんだ!」と確認することができる行為・行動となるでしょう。

結果的に、どちらからのスキンシップであっても、スキンシップがあることで相手から自分が愛されているという自信、相手の心は自分から離れていないのだという自信につながります。

だからこそ、スキンシップのあるカップルは、相手の自分に対する愛を信じることができ、長続きするカップルになるというわけです。

(3)気持ちが伝わる

スキンシップを取ると、言葉にできないような気持ちが相手に伝わることがあります。

その気持ちとは、主に「あなたのことが大切」であったり、「愛してる」であったりするものですが、時には「さみしいよ」であったり、「怒っている」ということもあるかもしれません。

いずれにしても、言葉以外の方法で気持ちが伝わるということは、カップルにとってとても大切なことなのです。

なぜなら、言葉には、「非常に明白」という一面がある一方で、「口先だけなら、なんとでも言える」という一面もあるからです。

「言葉にしてくれなきゃ、わからないよ!」ということもいくらでもありますので、スキンシップだけ取っていれば良いということではありません。ですが、言葉だけでは疑わしいものを確実なものにしてくれる役割も、スキンシップは持っています。

(4)癒やされる

スキンシップを取ると、お互いに癒やされる……と感じる人が多いはずです。

人の心理は、スキンシップを取ることによって相手を信頼したり、癒やしたり癒やされたりする働きを持っています。

それを科学的に証明しようとする風向きもありますが、とりあえずのところは、「スキンシップによって、お互いに癒やされる!」という不思議な現象として理解しておくと良いのではないでしょうか。

科学的にではなく、心理的にスキンシップの癒やし効果について解説するとすれば、スキンシップというのは体同士が触れあう行為です。

それは、相手のことを拒絶している以上は決して起こりえない行為であるとも言えます。

たとえば、好きな人に頭を撫でられるのは、とても嬉しいこと。でも、嫌いな人が相手だったら……と考えるだけでも嫌な気分になるし、体が硬くなってしまいますよね。それ以上のスキンシップなんて尚更です。

つまり、スキンシップは、嫌いな人とは「できないもの」に近いのです。

もちろん何か計略があって、嫌いな人とスキンシップを取って相手をうまく手なずけたい……なんていう特異な出来事は別として、通常の状況下では、スキンシップを取ってくれるということは、相手が自分を好いてくれるということです。

そして、人はその「自分が受け入れられている」という事実に対して、安心感を得たり、癒やされたりするのです。

(5)浮気防止

スキンシップを取ることは、間接的な浮気防止につながる可能性があります。

恋人同士でスキンシップを取ると、その2人の間には、目に見えない信頼感や絆といったものが生まれます。そして、そうした信頼感や絆は、いざ浮気をしようかな……といった雰囲気になった時に、

「いや、待てよ、でも……」

という無言の抑止力につながることがあります。もちろんこれは100%のことではありませんが、普段からスキンシップを取っていないカップルの場合、

「どうせ、パートナーはオレの体には興味がないんだし、いいか……」

「アイツがオレに触れてくれないのが、いけないだろ」

なんて、奇妙な言い訳の材料にされてしまうことも。

スキンシップには、こうした言い訳をできないようにしたり、また他の女性に彼氏が誘われてしまったりしたときに、浮気の抑止力になるような効果が期待できますよ。

 

3:彼氏からのスキンシップの場所から分かる心理7つ

(1)頭:かわいい!

頭を彼氏から撫でられることについて、喜びを感じる女性はたくさんいると思いますが、一方で性的な感覚を感じるという人はあまりいないのでは?

頭へのスキンシップは、「かわいい!」という純粋な感情を表しています。

それはもちろん、相手のことが好きだという心理のあらわれでもありますが、性的な意味が少なく、守ってあげたい相手として扱っているのです。

(2)手:純粋な愛しさ

手に触れてくるスキンシップは、相手に対する優しさの心理が働いています。

手に触れるといえば、手をつなぐ、手を引くなどの行為が考えられますが、いずれも「相手を導きたい……」であったり、「相手とつながっていたい……」という優しい感情から出る行動なのです。

(3)肩:癒やしたい

肩も、ボディタッチするにあたって性的な意味をそれほど感じさせない場所ではあります。

「ねえねえ」と呼ぶときに、肩に触れることがあるように、肩は相手をこちらに注目させたいときに触れる場所。

そして、肩もみや、マッサージといった行動もありますが、相手を癒やしたいと思っているときにも、彼氏から肩に触れられることがあるでしょう。

肩を抱かれたというときは、肩に触れたというよりも、背中全体への刺激という意味合いから、(4)にご紹介する背中へのスキンシップの意味を参照してください。

(4)背中・腰:独占欲

さきほど言及した、肩を抱く行為も含めて、背中に触れるということは、もう少し力を込めれば自分のほうに引き寄せる行為につながっていきます。

したがって、背中にスキンシップを取られたときは、相手が自分に対して独占欲を持っていると考えるのが妥当です。

「彼女はオレのだから、他の人には触らせないぞ!」と、腕で背中を囲い、彼女を独占する意味合いが含まれています。

(5)二の腕:甘えたい!

二の腕は、体の中でも特に柔らかい場所にあたります。

女性も、そのことを知っていますが、男性ももちろん知っています。

男性の場合は、二の腕も筋肉質で、女性のようにプニっとした感触は得られないことから、男性陣は「女性の二の腕=柔らかくて癒やされる場所」であり、また「女性が弱い場所」であるという認識をしているのです。

男性が二の腕に触れるときは、

「女子の柔らかさに癒やされたい、甘えたい!」

という心理が働いています。

また、女性にとって弱い場所という認識であることから、何かから彼女を守りたいときにも、二の腕を掴まれることがあります。

(6)お尻:なんとなくつい……かわいい。

お尻は、とても性的な場所であるように思われがちですが、実は特に男性にとって、「かわいいから、つい手が伸びてしまう」場所なのです。

特に男性にとって……と言ったのは他でもない、女性でも同様の感覚を覚えることがあるため。

特に小さな子どもとよく交流を持つ女性、母親になったことのある女性なら、赤ちゃんや幼児のプリっとしたおしりがかわいくて、つい触りたくなってしまった経験はないでしょうか?

男性にとっても、女性のおしりは似たような感覚。意外にエッチをしたいという気持ちではないことのほうが多いようです。

「つい手が伸びてしまって」人生を台無しにした男性も後を絶たないことでしょう……。

(7)太もも、足:下心

おしりとは違い、太ももや足にスキンシップをしてきた時には、下心が満載の心理を表しています。

太ももや、足に触れてくるということは、そのような普段から衆目に晒さないような場所と“仲良ししたい”という男性の欲求のあらわれ。

彼氏が太ももから下に触ってきたようであれば、2人きりになれるところに行くと仲良くできるかもしれませんね。

 

4:男をドキッとさせるスキンシップの方法5つ

(1)顔に触れる

男性が触れられてドキっとする場所、意外なところでは「顔」があります。

女性の側も、顔に触るということはあまり考えていませんので、触られることが滅多にないせいもあり、ドキドキさせるには最適の場所です。

顔の触り方は限定されます。頬を軽くつねるようにしてみたり、肩を叩いて人差し指を伸ばしておき、振り向きざまに頬をつつくゲームをするなど、会話につながりそうな触り方をするのもいいですね。

(2)上腕部に触れる

ボディに自信のある男性ならもちろん、「脂肪だらけ!」といったタイプの男性以外は、上腕部に「男らしさ」を垣間見せていることが多いものです。

もちろん、脂肪だらけのタイプの男性だって、「上腕部の筋肉は男の象徴」くらいのことは感じているでしょう。ただ、自分のものには自信がないので、褒められても嫌味に感じてしまうことが多く、このケースは避けたほうが無難かもしれません。

そういうことでなければ、上腕部を女性に触れられるのは、自分の大切な腰から下の部分に触れられるくらいドッキリするもの!

しかも、その相手の女性が「すごぉい」とつぶやいたり、イタズラっぽく「意外と男らしいのね」なんて言おうものなら……たまりません!

(3)指に触れる

男性にとっては意外性があるのかもしれませんが、女性にとって男性の体のパーツで、最も、といって良いほど性的な意味あいを持っているのが、指です。

そのことを知っている男性なら、指に触れられるだけでドキドキしてしょうがないことと思いますが、そのことを知らなくても、指を褒められて悪い気がする男性はいません。

方法は実に簡単です。指に軽くタッチして、

「きれいな指ね」

と褒めたり、あるいはきれいというよりも、他の表現のほうがピッタリだとするならば、

「○○君の指は、力強い感じで、なんかいいよね……」

など、少し含みを持たせると、(なんかイイって何がイイんだろう……彼女は何を想像しているんだろう)と相手の想像力を最大限に利用することができます。

(4)腰に触れる

ボディタッチに隠された心理の項目でもお話しましたが、腰へのスキンシップは、独占欲を示していることがあります。

男性も、女性から腰に触れられると、無意識に

「相手の女性が、自分のことを抱き寄せて、独占しようとしている」

ということを感じ取ります。逆に、そのつもりがなくて異性の腰に触れているとしたら、「そのように勘違いされる可能性のある場所だ」ということをよく認識した方が良いでしょう。

しかも、腰へのボディタッチは、背中よりもさらに下半身に近い部分にあたり、性的な欲求を主張しているように思われることも多いものです。

したがって、男性は軽くでも腰に触れられると、「誘われているのかな……」とドキドキするでしょう。

(5)足に触る

男性が女性の足に触るとき、それが多分に性的な意味を持つように、女性が男性の足を触るときも、触られた男性は性的な意味を大いに感じます。

特定の男性を目当てに足を触ったりすれば、男性はそれをアプローチの1つとして考えるでしょう。

逆に、飲み会でとなりに座った男性に、のべつまくなし足を触るようなことをしていては、間違いなくヤバイ女だと思われてしまいますから注意しましょう。

足に触れることを通して、あなたの好意が相手に伝われば、それはとてもドキドキするスキンシップとなるでしょう。

 

5:ボディタッチが多い男性の心理5つ

(1)挨拶している

ボディタッチが多い男性の中にも、3種類います。

「誰にでもボディタッチしている男」と、「女にしかボディタッチしない男」、そして「特定の女にしかボディタッチしない男」です。

一番最初の「誰にでもボディタッチしている男」に多いのが、「ボディタッチは挨拶だぜー!」と思っているタイプです。

一説によればこのタイプは体育会系の男子に多く、ハイタッチ、ハグ、肩を組むなどのスポーツマンチーム的行為が比較的自然に出てしまう様子。

相手が女性であっても、「オハヨウッ!」と肩を叩くとか、「まあがんばれよ!」と肩を抱くくらいのことは当然やってもよいと考えています。

(2)人間が好き

「誰にでもボディタッチしている男」には、もう1種類、「ただ人が好きだから触る」という男もいます。

このタイプの男性は、人間に触れることが気持ちいいものだ、癒やされるものだということを経験上知っているのかもしれません。

いずれにしても女性だけではなく、男性にもボディタッチしていることが多いのが特徴です。

(3)自分は結婚しているからいい

コレに関しては、「納得!」というよりも、

「結婚しているからいい……? は? どういう意味?」

と思う女性のほうが多いことでしょう。

既婚の男性の中には、「自分は結婚している。だから、今更ほかの女性を触ったところで、特にセクハラにはならないし、別に問題はない」と考えているタイプがいます。

なぜ「特にセクハラにはならない」という解釈になるのか、女性の側には理解しがたい流れです。

下心があるかというと、あまりなく、「触ったからって、どうこうしたいってわけじゃない(だから、触ってもイイ)」という理屈で女性に触れているのです。

これが、一番最初にご紹介した、「女にしかボディタッチしない男」に該当します。ただ、さすがに、触ったらまずそうな、抗議してきそうな凛とした女性は触らないので卑怯!

(4)アプローチしている

もちろん女性に触ってくる男性の中には、真剣に相手の女性を落としたくてアプローチしている男性もいます。

「特定の女にしかボディタッチしない男」です。

相手の男性が、誰彼構わず触っているのか、女とみれば触るのか、私だけに触っているのか……というところで、かなり見分けはつきやすいでしょう。

本命としてアプローチするボディタッチなら、しょっちゅう会う、仲良く会話する等、相手と非常に近い距離感の中で「友達以上になりたい!」とがんばっているのかも。

(5)単にあなたとしたい

もちろん、「特定の女にしかボディタッチしない男」の中にも、下心しかないタイプもいますのでご用心。

単にこの女性とエッチをしたい! そういう関係に発展したい!とロックオンしている場合は、ひとりの女性に対してボディタッチを繰り返すような男性もいます。

この場合、「落とせそう!」と思われてしまうと、エスカレートしますし、ある程度の期間「ダメそう」と思わせることができれば、諦めてボディタッチをやめる男性がほとんどです。

 

6:激しいのは苦手な人も?スキンシップの苦手克服法3つ

(1)となりに座ることから始める

スキンシップが苦手という人の多くが、「甘えるのが苦手」「甘え方がわからない」と言います。

そんなときは、まず「くっついてとなりに座る」ことから始めてみましょう。頭をもたせかけたりしているうちに、雰囲気が良くなる、ボディタッチに慣れる効果があります。

(2)腕をからめる

恋人として、手はつなぐけれど腕は組まない……というカップルがいます。ここにも、「甘え方がわからない」「恥ずかしい」といった思いがあるようです。

心の中に、「ボディタッチ=いやらしい」という固定観念があると、なかなか甘えたりできないことが多いようですが、腕を組む行為は直接いやらしいイメージになりにくいのがいいところ。

スキンシップの練習として、腕を組んでみましょう。

(3)マッサージしてみる

肩もみから始めるマッサージは、相手に触れることに慣れる良い方法です。

マッサージも、直接いやらしいイメージがないので、お互いチャレンジしやすいのではないでしょうか。

スキンシップが苦手と考える人の多くが、甘えることに対する心理的なブロックや、エッチなことに対する「いけないことだ」というブロックを持っています。

これは成長過程で自然に身につけてしまったブロックなので、解除するのは一朝一夕ではできません。ゆっくり、一歩ずつ進むつもりで、急がないことが大切です。

 

7:スキンシップは手っ取り早い愛情確認!

スキンシップは、どんなタイプのスキンシップであっても、嫌いな人に対しては行いません。

相手に対して好意があるからこそのスキンシップであり、逆に言えば、スキンシップは好意を表す非常にストレートで、素直な方法なのです。

スキンシップを上手に活用し、苦手だと考えている人も一歩ずつ相手に愛情を伝えるように前進してみましょう。