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結婚で妥協してもいいポイントと悪いポイントを既婚者に聞いてみた

大山奏

大山奏K.Ohyama

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1:結婚に妥協は必要といわれるけど、それって本当なの?

結婚相手というのは、その後の人生を一生ともに歩いていく人です。そんな重要な相手選びに妥協してもいいのでしょうか。

もちろん100%自分の好みや条件に合った相手と出会えれば、それほど幸せなことはありません。ですが、実際にはそんな相手と出会える可能性は低いもの。とはいえ、妥協した結果、結婚してみて「やっぱり違う……」となってしまっても、後悔してしまいますよね。

大切なのは、妥協してもなんとかなるポイントと、妥協したら絶対にダメなポイントの見極めです。

そこで今回は、既婚者の本音をアンケート調査で探り、妥協しても良いポイント・ダメなポイントを解説していきます。婚活中・今の恋人と結婚を考えている人は、ぜひ失敗しない結婚相手選びの参考にしてみてくださいね。

2:既婚者の本音!結婚で妥協しても良いことランキングBEST5

『MENJOY』で20~40代の既婚男女446人を対象に独自アンケート調査を実施。「結婚で妥協してもいいと思うポイント」について聞いてみました。多かった意見のベスト5を見ていきましょう。

第5位:服のセンス・・・49人(11.0%)

初めて会ったときに、自分のセンスとまったく合わない服を着ている男性だったら、瞬時に恋愛対象から外すという人もいるかもしれません。また「普段はスーツだからわからなかったけど、私服がダサイ問題」というのもあります。

ですが、服のセンスというのは、ある程度ならコントロールできるもの。本人が許容できる範囲で、相手に服を選んであげればいいだけです。

第4位:学歴・・・55人(12.3%)

結婚相手に自分と同じか、自分以上の学歴を求めるという人もいるでしょう。確かに、収入や仕事のスキルなどにも影響するかもしれませんが、勉強ができるからといって、生きるのがうまいかどうかは別です。

特に最近では、学歴なんて関係なく仕事をバリバリしている人も増えています。終身雇用制度が崩れつつある中、学歴よりも、自分で何かを生み出したり、工夫したりする力のほうが重要なのではないでしょうか。

第3位:身長・・・59人(13.2%)

女性ならば、自分より背の低い男性を排除したり、背の高い人を追い求めたり……。逆に男性ならば、自分より背の高い女性を避けたり……というのもよく聞きます。将来子どもが生まれたときのことを考えて、という声もあります。

でも、一緒に生活していく中で、背の高さが問題になることなんてほとんどないと思いませんか。棚の上のほうに手が届かなければ、踏み台を使うか、手が届きやすいほうがとってあげればいいのです。

第2位:出身地・・・64人(14.3%)

結婚は当人同士の問題だけでなく、家族ぐるみの問題でもあるので、出身地が気になるという人もいるでしょう。また、将来相手の実家で暮らすことになれば、住み慣れた場所がいいと思うかもしれません。

出身地が違えば、当然、価値観に差が出ることもあります。しかし、それは話し合えば済むこと。絶対に東京生まれの人じゃないとダメ!とこだわる理由は少なそうです。

第1位:顔の好み・・・73人(16.4%)

顔がタイプの相手と結婚できたら、毎日眺めているだけで幸せだと思うでしょうか。ですが「美人は3日で飽きる」ともいいます。実際どんなにカッコいい/かわいい人でも、毎日横にいれば、そのありがたみは薄れていくもの。

逆に、心理学には「単純接触効果」というものがあり、人は何度も目にしたものをより好きになる傾向があります。見た目の好みを気にしすぎて相手選びに悩んでしまうのは、もったいないですよ。

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3:結婚で妥協してはいけない・すべできないことランキングBEST5

上のアンケートと同じ既婚男女446人に、今度は「結婚で妥協すべきでないこと」について聞いてみました。既婚者なだけに、リアルな声が判明! 多かった意見のベスト5を見ていきましょう。

第5位:体の相性・・・30人(6.7%)

結婚してからはパートナー以外とエッチをすれば不倫になり、離婚を突きつけられる可能性があります。とはいえ、相性が悪いと思っていれば、セックスレスになるのも早いでしょう。それが、夫婦のすれ違いの原因になってしまうリスクもあります。

第4位:顔の好み・・・32人(7.2%)

「妥協してもいいところ」の1位でしたが、「妥協してはいけない」と考えている人も相当数いることがわかりました。夫婦とは、いろいろなことでぶつかったり、すれ違うもの。そんなときに、「でも寝顔がかわいい」と思えるかは重要、という声もよく聞きます。

第3位:収入・・・35人(7.8%)

結婚とは、愛情の面だけでなく、相手と家計を一緒にするという現実的なもの。妊娠・出産・育児などで働けない期間や、何か病気になって働けなくなった場合にも、ある程度のお金を稼いでくれる相手でないと、不安になるのは無理もないでしょう。

第2位:金銭感覚・・・93人(20.9%)

お金の使い方や何にどれくらいお金をかけてもいいと考えるのかは、本当に人それぞれです。それは、人生において何を重視しているかを端的にあらわしているから。また、リスクなどに対する価値観によって、預貯金についての考え方も大きく変わります。ここがずれると、将来設計などにも関わることから、妥協してはいけないというのもうなずけます。

第1位:性格・価値観・・・187人(41.9%)

性格や価値観だけは同じでないと、結婚生活を穏やかに送るのは難しいかもしれません。何をするにも相手と意見が合わないのでは、ケンカも絶えず、仲良し夫婦になるのはひと苦労でしょう。

価値観はすり合わせをすることも可能ではあります。しかし、それには忍耐と努力が必要です。

4:いい妥協と悪い妥協の違いとは?

(1)自分のプライドなどが原因かどうか

例えば、相手の容姿についてや経済状況についてなどは、「このほうがいい」「自分のプライド的に許せない」という、内面的な性質のもの。これを譲るのは、決して悪いことではなく、成長ととらえることができます。逆に、譲ってはいけないのは、自分の生き方や人間的に「こうありたい」という大きな理想。そこを妥協してしまうと、後悔がつきまといます。

(2)代替案があるか

例えば、年収が自分の条件より低い場合には「自分がもっと稼げばいい」とか「転職してもらえるか相談してみる」などの案を考えられます。顔が好みじゃないのなら「目の保養のために好きな芸能人を見ればいい」と考えることもできます。しかし、「性格の不一致」や「体の相性の悪さ」は代替できないもの。そういう点で、してもいい妥協かを考えていいかもしれません。

(3)相手との幸せを考えられるか

妥協できるかどうか迷ったときに考えるべきは、妥協したときに、相手と一緒にいる幸せな自分を想像できるかどうかです。想像したときに、自分が諦めの感情のようなものを抱えているのなら、それは悪い妥協といえるでしょう。

5:妥協して後悔したエピソード2つ

(1)かわいいけど性格が…

「見た目がすごく好みでひと目惚れした相手と、結婚をしたんです。でも、付き合っているときからちょっとは気になっていたんですが、性格がちょっとキツくて……。

結婚する前はかわいいから許せるかなって思ってたんですけど、一緒に暮らしているうちに、全然気が休まらなくて、すごくストレスを抱えていることに気がついて……。

結局、顔がかわいいとか、好みのタイプだなんて、悪いことを完全に補ってはくれないんですよね。すごく悩みましたが、昨年離婚しました」(Sさん・46歳男性)

(2)家族との関係がうまくいかず

「彼の実家は、地方の名家らしいんですけど、ご両親がかなり厳しい人で。付き合っているときは数回しかお会いすることもなかったし、同居もしないので、なんとかなるかなって妥協して、結婚しました。私は東京で、親戚も少なくて、あまり家柄とかを考えたことがなかったので、ちょっと理解ができなくて……。

でも、結婚してから彼の母親からいろいろと言われるようになって……。夫婦の生活のこと、生き方のこと……義理の両親とはいえ、成熟した大人同士なんだから、あれこれ口出しされたくないと感じていて。今となって、結婚して失敗したなと思っています」(Yさん・44歳女性)

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6:結婚に妥協はある程度必要!

婚活をするときには、理想の条件をまず考えますよね。もちろんそれも大事なことではあるのですが、出会いを重ねていく中で、どこかで妥協しなければならないことがでてくるかもしれません。

妥協をせずに結婚を諦めるか、少しだけ妥協して結婚してからなんとか改善していくか……。あなたならどっちを選びたいですか?