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結婚式をしたくない…しないとどうなる?心理や折り合いをつけた解決策
月島もんもんM.Tsukishima
目次
隠す1:結婚式をしたくないと思うのは親不孝?
結婚式は人生の晴れ舞台。いままで育ててもらった親へ、立派になった自分の姿を見せてあげるイベントでもあります。そのため、結婚式は親孝行にもなると考えている人もいることでしょう。
しかし、結婚生活や夫婦のあり方が多様化してきているいま、結婚式をあげるかどうかは本人の意志が尊重されるべき。
ゼロだったものがプラスになるように、結婚式を挙げれば親孝行になるかもしれませんが、ゼロがゼロのままであるように、結婚式を挙げなくても親を不幸にさせることにはならないでしょう。
2:結婚式をしたくない人の心理3つ
今度は結婚式をしたくない人の心理をご紹介します。
(1)お金がかかる
結婚式を開催する場合、かなりの費用がかかります。筆者の友人で結婚式を挙げた人に話を聞いてみると、数百万かかるのは当たり前のようです。
人によっては、結婚式にそれほど大きな価値を感じていないこともあり、結果、「特別やりたいと思っていないものに数百万もかけたくない」ということになるわけです。
(2)時間がかかる
結婚式は、「明日します!」というわけにはいきません。何ヶ月も前から式場に通って打ち合わせをして、挙式の細かい部分まで決めていかなくてはいけません。また、誰を呼ぶかをリストアップして、招待状を送り、返答をもらわないといけません。
平日は仕事をして、土日に結婚式の打ち合わせをするとなると、休日はほとんど潰れてしまう可能性があります。人によっては、それだけの労力をかける必要がないと思っている場合もあります。
(3)ゲストに負担をかけたくない
結婚式に呼ぶゲストに負担をかけたくないと思う人もいます。遠方に住んでいる親戚や友人に足を運んでもらい、ご祝儀をいただくとなると、負担をかけてしまうことになります。周囲に負担をかけてもやりたいと思えるほど、結婚式に価値を感じていない人もいます。
3:結婚式をしないとどうなる?
結婚したけれど、結婚式をしないとどうなるのでしょうか。ふたりの人の意見をご紹介します。
「俺が結婚式をしたくないから、式は挙げなかったんですけど、結婚して何年経っても嫁にずっと言われてますね。それで、夫婦喧嘩になることもあります。こうなるをわかっていたら、やっておけばよかったなって思います」(Rさん・37歳男性/公務員)
「嫁も結婚式をしなくてもいいって感じだったので、周囲の人たちから、居酒屋でお祝いされただけです。結婚式をしなかったので、その費用を新婚旅行や新居の家具にあてることができたのでよかったです。いい家具や家電を買ったので生活の質が上がりました」(Mさん・33歳男性/会社員)
お互いにやらなくてもいいと感じているかどうかが重要なのかもしれませんね。
4:したくなかったけど…結婚式をした人の体験談3つ
今度は結婚式をしたくなかったけれどした人の体験談をご紹介します。今回『MENJOY』では、20〜40代の既婚男女76名を対象に、「結婚式を挙げたくなかったけれど、挙げた理由」を聞いてみました。その結果のうち、多かった意見を3つにまとめてみました。
(1)パートナーの希望
「あまり自分が主役になって目立つのが嫌だったが、人生に1度しかないし、旦那がやりたくてたまらないようだったから」(26歳女性/主婦)
「自分が40歳を過ぎていたので、おばさんの花嫁姿を晒すのは嫌だったので挙げたくなかったが、主人がどうしても挙げたかったので、仕方なく挙げた」(49歳女性/コンピュータ関連以外の技術職)
「妻が挙げたいと言ったから」(36歳男性/その他)
結婚式を挙げたくない理由は、金銭面の問題や人前に立ちたくないなどさまざまなようですが、パートナーが挙げたいと思っている場合、その気持ちを汲んで結婚式を行う場合が多いようです。
(2)親の意向
「親が結婚式をするべきだと言って押し通された」(29歳女性/学生・フリーター)
「元々結婚式のような様式美に憧れはなかった。面倒な手続きだと思っていた。だが、自分の父が熱望していたので、親孝行の一環として挙げた」(47歳女性/主婦)
「相手両親が準備してくれたから」(35歳男性/その他)
親が結婚式を切望した場合などは、親孝行と思って式を挙げることもあるようです。自分の親だけではなく、相手の親の意向なども大きく影響されるため、自分たちだけではなく、お互い両親と話し合う必要があることがわかります。
(3)それ以外の理由
「結婚相手の親族の数が多く、年配者への建前上、挙げる運びとなった」(44歳女性/その他)
「世間体のために」(24歳男性/総務・人事・事務)
「結婚式を挙げるのがふつうの状況だったから」(48歳男性/その他)
パートナーの希望や両親への親孝行などの理由を除けば、世間体を気にしたり、親戚への配慮などを理由に式を挙げることもある様子。自分たちはよくても、両親が「結婚式はやらないとダメだろ」と親戚から言われることもあるようなので、親戚付き合いも関係していると言えそうです。
5:結婚式をしたくない人の解決策5つ
今度は結婚式をしたくないけれど、パートナーや親の意向で式を挙げたほうがいいのかもと感じたときの解決策をご紹介します。
(1)低予算で結婚式
豪華な披露宴を行うことだけが結婚式ではありません。ふたりだけでの海外挙式など、最近では低予算で結婚式を行うこともできます。金銭的な理由で結婚式を敬遠している場合は、低予算でできるものを探してみるといいかもしれません。
(2)時間のあるほうが準備
結婚式の準備はかなり大変です。そのため、「準備が面倒でやりたくない」と思っているなら、時間があるほうが準備を進めるようにするといいでしょう。
また、結婚式場によっては数回の打ち合わせで十分なように対応してくれる場合もあるので、そういう式場を選ぶようにしてみてください。
(3)注目されない結婚式
人前に立ったり、多くの人の注目を集めたりするのが嫌だと感じるなら、挙式なしのお食事会にしたり、スピーチを最小限にしたり、高砂席をなくしたりなど、注目を集めないように配慮した結婚式にすることもできます。
また、ゲストを呼ばずに、親族のみの少人数で結婚式を行うことも考えておくといいでしょう。
(4)代行サービスを利用する
最近は、結婚式の準備や二次会のことまですべて行ってくれる代行サービスがあります。忙しくて結婚式の準備ができない場合は、利用してみるのも手です。もちろん費用はかかってしまいますが、料金システムを見てから利用するかどうかをふたりで考えてみるといいでしょう。
(5)理由を明確に話す
結婚式をどうしてもしたくない場合は、パートナーや両親にそのことを話しておきましょう。理由を明確にして、「やりたくない」ことを伝えてみてください。それでも説得してくる場合は感情的にならず、冷静に話し合うことが大切です。
6:まとめ
今回は、結婚式をやりたくない人の心理や解決策などをご紹介しました。やりたくないことに数百万ものお金をかけるのは馬鹿らしいこと。しかし、お世話になった人への恩返しになるので、自分たちのことだけではなく周りのことも考えて、挙式を行うかを考えてみることをおすすめします。