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女性の一人暮らし…怖~い実話と安心して住むためのルール&物件選びのコツ

毒島 サチコ

毒島 サチコS.Busujima

目次

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1:一人暮らしで怖い思いをしたことありますか…?

自由で楽しい反面、女性の一人暮らしには多くの危険が潜んでいますよね。筆者の周りでもストーカー被害にあったり、男女関係のもつれで警察沙汰になったりと、なかなか楽しいだけではない一人暮らし女性の怖いエピソードがあります。

今回は、そんな20代の一人暮らしの女性の怖いエピソードの中から「愛」にまつわる怖い話をピックアップ! 厳選してご紹介します。

2:一人暮らしの女性が体験した「愛」にまつわる怖い話3つ

(1)たいやき屋の常連客(26歳/未希さん)

たいやき屋さんで週3バイトをしていた時、いつも来てくれる40歳くらいのおじさんがいました。

いつもつぶあんとカスタードをひとつずつ買って、「今日も寒いね」とか「元気?」とか、ごく普通の会話しかしなかったんですけど、「いつも私のシフトの日に来る」っていうのをバイトの友達から聞いて、少し気持ち悪いなと思っていたんです。

その日も、おじさんはつぶあんとカスタードをひとつずつ買いました。そのときに「未希ちゃんは何が好き?」と聞かれたので「私はカスタードがいちばん好きです」と答えたんです。そして、バイト終わり、私はいつも通り一人暮らしのマンションに戻りました。

そしたらドアノブに「カスタードのたい焼き」がかかっていたんです。さすがに怖すぎて、そのたい焼きを捨てて、部屋にこもりました。なんとそれが7日も続いたんです……。ある日は手紙が入っていたことも。そこには「ひと目惚れしました。大好きです。返事待ってますね。これ僕のLINEのIDです」と書いてありました。

結局、その店長に相談してバイトは辞め、私はセキュリティのしっかりしたマンションに引っ越しました。私が辞めたのと同じタイミングで、おじさんはお店に来なくなったそうです。

(2)午前3時のシャワー音(26歳/Hさん)

大学生のとき、女子寮に入っていたんですが、夏休み期間中は閉まるので大学から紹介されたマンスリーマンションを借りました。6畳くらいで古いマンションだったのですが、家賃はなんと3万円。激安でした。

でも……そのマンションは何かがおかしかった。いつも決まって午前3時になると誰もいないはずのバスルームからシャワー音がするんです。私は怖くなって、住んでいる2か月の間、シャワー室は使わず、当時付き合っていた彼氏と一緒にいてもらいました。

そして、夏休み最終日、退去の日を迎えました。退去日、あのシャワーの音が聞こえるようになってから出入りしていなかった浴室に、約2か月ぶりに清掃のために入りました。

昼間にも関わらず、やはり浴室を開けるのは勇気がいりました。そして……。そこで私たちは恐ろしいものを見てしまいました。明らかに私でも彼でもない「長い髪の毛」が排水溝に数本溜まっていたのです。

当時、私はショートカットだったので、絶対に長い髪の毛が排水溝に溜まることなんてありえないのです。驚きを隠せなかった私は、すぐに彼に電話し、その日のうちに再度大家さんを尋ねました。

すると大家さんは「絶対に大学側に言わないこと」を条件に、ある話を教えてくれました。13年前、ここのマンションの201号室の浴室で、20代の女性が手首を切って自殺したこと。原因は、恋人から別れを告げられたことだったそうです。

自殺したとき、シャワーが出っぱなしだったこと。……201号室は私たちの住んでいた101号室の真上でした。そして死亡推定時間は、シャワーの音がする午前3時前後だったそうです。

大家さん曰く、「自殺があってから、深夜にシャワー音が聞こえるという声が続いて、長期で住む人がいなくなってしまった。だから、短期で大学生に貸出するようになった」そうです。女性の恋人への「愛」が憎しみに変わって若いカップルに嫌がらせをしたのかもしれません。

その幽霊マンションは今も現存しています。あの時彼が近くにいなかったら……。そう考えただけでゾッとします。

(3)元カレからの「お守り」(25歳/祥子さん)

東京と大阪で遠距離恋愛をしている彼氏がいたのですが、私が大阪で好きな人ができてしまって別れました。……というか、私が一方的に「別れよう」と言ったんです。

そうしたら彼が、「どうしても話しがしたいから大阪まで行く」と言い出して、毎日電話とLINEが続いたんです。私は、その電話でも別れを告げました。何度も何度も。でも、「会うまでは認めない」と言われたんです。正直うっとおしくて……。

今考えたら最悪な女なんですが、新しくできた彼氏にぞっこんで、遠距離彼氏の気持ちなんて、これっぽっちも考えてなかったんです。

そして、彼からのLINEを既読無視していたら、日に日に内容はエスカレートしていきました。「ビッチ」とか軽めのものから「尻軽女、死ね!」とまで、1日30件くらい来るようになりました。

さらに「お前のせいで10㎏痩せた、お前の手料理を食べないと死ぬ」「仕事ができなくなって退職した、お前のせいだ」など、脅迫まがいのことまで……。あんな優しかった彼が……と信じられませんでしたが……。

とりあえず「もう別れたから!」と言って連絡を遮断しました。そしたら……彼が本当に、大阪の私のマンションまで来たんです。オートロックのマンションだったので、防犯カメラで確認してぞっとしました。

そこには本当にがりがりに痩せた彼の姿が写っていたんです!そして本当に仕事を辞めていたのでしょう……。それ以降、夜から朝までマンションの前で待ち伏せされていたんです。私は怖くなって警察に通報しました。その後、彼と一度話す機会がありました。

そのときも怖すぎて、私はちゃんと彼の顔を見ることができませんでした。そんな私に、彼が「これ……」と言って紙袋を渡してきました。中身は「厄除け」のお守りでした。その後、彼がどうなったのかわかりません。次の日から、私は新しい彼の家に避難しました。

3:女性の一人暮らしで安心して暮らすルール

(1)窓を開けっぱなしにしない

窓をあけっぱなしにしていると、けっこう、中の様子ってばっちり見えてしまうもの。自分では気づかないうちに、外から誰かに狙われているかも……。ガラスに外から見えないシートを張ったり、レースなどのカーテンをしっかり閉めて、また、夜は中があかるくなるとシルエットが出てしまうことも。遮光カーテンでカバーしましょう。

(2)ベランダに下着などを干さない

ベランダをのぞいて、女性が住んでいるんだなと思われるような洗濯物は干さないようにしましょう。天日干ししたいものがあれば、男性もののTシャツなどを干すのも対策になります。

(3)でかけるときは必ず玄関の鍵をかける

ちょっとゴミ出し、ちょっと郵便受けのチェックに……というときにも、必ず玄関の鍵をかける習慣を。ドアを開けたら誰かが入っていたということだって、なきにしもあらずなのです。

(4)一人暮らしであることを人に言わない

一人暮らしだと、近所に常連のお店ができるかもしれません。うっかり気を許して一人暮らしのことを話してしまうと、誰が聞いているかわかりません。せっかくのほろ酔い気分、あとをつけられてこられたリしたら……怖いですよね。

(5)郵便受けに名前を書かない

最近では、苗字すら書かない人も多いです。それでも郵便物はほとんどちゃんと届きます。書かないのもなんだか気になる……という場合には苗字だけにしましょう。手書きする際には、丸文字はNG。楷書をプリントアウトしたものか、男友達に書いてもらうなどするといいですね。

(6)エレベーターは一人か手前に乗る

マンションなどに住む場合、エレベーターは基本一人で乗りましょう。誰かが先に乗っている場合は次を待つくらいの気持ちで。「人が乗ってきそうだったら“閉”ボタンを連打する」という女性も多いです。

(7)タクシーや送りの車を家の前に乗りつけない

親しくない人に車で送ってもらう際には、家の前ではなく、少し離れたコンビニエンスストアなどで下ろしてもらいましょう。

(8)玄関のドアの鍵を開けるときは周囲に人がいないか確認

玄関のドアを開けるときって、意外にも無防備になってしまいます。部屋の中に入って鍵をかけるまでが防犯と心得て、鍵を開ける前には周囲を見渡し確認してからドアを速やかに開けてすっと入ってすぐにドアの鍵をかけましょう。

(9)家についてすぐに電気をつけない

外から、どこの部屋に電気がついたかで部屋番号を確認するストーカーもいます、大通りなどから見える電気は、しばらくたってから付けましょう。

4:女性の一人暮らしに安心の物件選びとは?

(1)2階以上の部屋

1階はもちろん、低い階の物件は、外から侵入しやすいので、女性のひとり暮らしにはおすすめできません。

(2)オートロック物件

エレベーターホールがあり、住居者でないとそこには入れないマンションなどが安心です。

(3)宅配ボックスがある

宅配ボックスがあれば、いちいち宅配業者の方を招かなくてもよくなります。ストーカーは、宅配業者と一緒に入ってくる可能性も。

(4)防犯カメラつきの物件

マンション入り口、裏口に防犯カメラがあるだけでも抑止力になります。

(5)管理人付きの物件

管理人さんが常駐してくれている物件や、大家さんが同じマンションに住んでいる物件なら、目が行き届くので不審者も立ち入りにくくなります。

(6)モニターフォンつきの物件

玄関ののぞき窓をあけないと外が見えないというのは不安がつのります。モニターフォンつきの物件がのぞましいでしょう。

(7)2LDK以上の間取りのマンションが多いエリア

ファミリー層が多ければ、そのぶん、街が活性し、治安もどんどんよくなります。一人暮らしが多いエリアよりも、安心度は高まるでしょう。

3:お化けも怖いけどいちばん怖いのは元カレ!

いかがでしたか? 今回は女性が一人暮らしで体験した怖い話をご紹介しました。もちろんお化けだって怖いですよ~! だけれど、いちばん怖いのは人間です。特に、男女関係のもつれは危険。愛は憎しみに変わることがあります。

だからこそ、恋の終わりはできるだけ円満に。ケンカ別れなどで円満に終わらなかった恋の場合、家を知っている元カレなどには特に注意しましょう。

そして、何よりも大切なのは、自分の身は自分で守れるように、物件選びは慎重に、そして日ごろからしっかりと防犯対策をしておくこと。ハッピーな一人暮らしを満喫しましょうね。