恋のなやみに効くメディア

結婚生活に疲れた…結婚生活の5大ストレスと夫婦が離婚を考える瞬間

三浦 希枝

三浦 希枝K.Miura

目次

隠す

1:結婚生活に疲れている人はどの位いる?

株式会社主婦の友社のママ雑誌『Como(コモ)』2016年8月号(7月7日発売)で発表された『イマドキ夫婦白書2016』によると、

・離婚を考えたことは? ある48%  ない52%

回答者数:Como読者ママ(子ども年齢2~10才を想定)100人

回答者の平均年齢:34.4才(夫の平均年齢:37.1才)

という結果が……! どんなに仲が良くっても、結婚生活になにかしらの不満を抱えて疲れてしまい、離婚を考える人が半数近くも存在するということがわかります。

 

2:結婚生活における5大ストレス要因

結婚してから見えてくる相手の欠点ってたくさんあります。交際時は頑張っていただけで、結婚した安心感で本性が見えることもしばしば。ここでは、結婚生活におけるストレスの原因について5種類、紹介していきます!

(1)金銭的な縛りがある

お金が自由に使えないというのは男女ともに大きなストレスになることでしょう。

先程の『イマドキ夫婦白書2016』では、お金の管理について以下のようなデータが掲載されています。

・お金の管理はどっち? 妻61%、夫30%、各自9%

つまり、過半数の家庭では女性がお小遣いを自由に設定できる環境にあるということですね。

「お小遣いが少な過ぎる。稼ぎ全額嫁さんに渡しているのに、月2万円しか自由に使わせてもらえない。タバコだけで終わっちゃって、毎月もう少し欲しいって抗議してます」(30代男性・公安職)

みなさんの家のお財布を握っているのは女性、男性どちらでしょうか? 女性がお財布を握っている場合は、旦那さんにしっかりと、圧迫感がないようお小遣いを渡せているかどうかが大事ですね。

(2)時間の余裕が無くなる

自分のやりたいことを優先させるために、パートナーの自由な時間を奪ってしまってはいませんか?

「仕事が休みの日なのに旦那があれしろ、これしろ、って指図してきて……。自分で自由に使える時間がなくてストレス。自分でやれって思う」(20代女性・製造業)

お互いに休みの日は、自由に過ごしたいものです。相手を拘束し、自由な時間を奪うようなことは止めるべきですね。

(3)仕事への理解がない

お互いが働いている夫婦だと、お互いの仕事への理解が必要不可欠! にもかかわらず、相手を見下す姿勢のパートナーにイラッとしている家庭もあるようです……。

「旦那が、“(仕事で)俺の代わりはいないけど、お前の代わりはいくらでもいるんだから”と言ってきたときは頭にきました。お前だけ特別だと思うなよ……と」(20代女性・公務員)

腹が立って当然の物言いですね。ちなみに筆者はこのパターンで離婚に至っています。仕事への理解って、大事ですッ!

(4)家事負担が一方に偏っている

夫婦喧嘩でよく取り上げられるのが、家事の負担について。つい女性側に家事の負担が重くのしかかってしまう現代社会。納得いかない女性多し!

「共働きなのに、家事の負担が9割5分はわたし。主人はたまーにゴミ捨てするくらいで、戦力にならないのがストレス」(30代女性・販売員)

たまにやる程度では戦力にはならないですよね。しっかりと家事を分担し、分担したぶんはこなしてもらわないと、家事で一方がつぶれてしまいます。

(5)セックスレス状態が続いている

夫婦の触れ合いって大事! エッチがご無沙汰になってしまって、ストレスを感じている人だっているのです。

「疲れているって理由で、もう2年くらいセックスしていない。やっぱり、好きだからセックスはしたい。断り続けられて誘いにくくなっているし、しんどい」(30代男性・映像関係)

疲れていても、たまにはお互いを求めあって、そのまま眠る♡ そんな日を作ったほうが良さそうですね。

『イマドキ夫婦白書2016』によると、夫婦のセックスの実態は以下のようになっています。約3割の夫婦が、1カ月に1~2回を下回っているのが分かります。

・夫婦のSEX頻度はどれくらい?

1カ月に1~2回 37% 、セックスレス 25%、週1~2回 10%、月3~4回 6%、1~2カ月に1回 4%、年に数回 4%、無回答 14%

回数が少ない人に理由をたずねると、大まかに言って回答のベクトルが「したくないから」「忙しいから」「本当はしたいけど……」の3パターンに分割。

上記のコメントしかり、どちらか一方が「したくない」という気持ちを押し付けたことによって、パートナーの「本当はしたいけど……」という負の連鎖につながっていることが明確です。

 

3:結婚生活に疲れた…夫婦が本気で離婚を考える瞬間5つ

離婚のキッカケは人それぞれ。本気で離婚について考える瞬間って、どんなときなのでしょうか? 実際に離婚を考えている&考えた経験を伺ってみました。

(1)子どもの教育の価値観のズレを感じたとき

価値観のズレを感じて離婚をする……というケース、よく聞きますよね。その中でも、お子さんの教育に関する価値観の溝はなかなか埋まらないようです。

「自分は公立でずっと育ってきたから、幼少期から私立へ……と声を荒らげる嫁の気持ちがわからない。お金もかかるし、無理しなきゃいけなくなるとわかっているのに、子どもを私立に入れたがっていて価値観の違いを感じる。

解決もできないし、生活は厳しくなる一方だし、本気で離婚も考えている」(30代男性・会社員)

恵まれた環境での教育を望む奥さんに対し、公立で問題ないと考えるご主人。その考え方の隔たりは、なかなか埋まらないそうです。

(2)ケンカで折れるのが毎回自分

「ケンカするほど仲が良い」とも言いますが、やはりケンカばかりでも疲れるものです。仲直りのキッカケが、毎回毎回自分からの謝罪となると、その疲れはさらに倍増。

「どちらかが折れないと仲直りできないのに、いつも折れるのは自分。主人は絶対に謝ってこないし、本当に腹が立つ。

今後も“わたしが悪い……”とケンカのたびに折れなければならないなら、対等ではいられないし、別れなきゃならなくなると感じています」(20代女性・パート)

夫婦円満のためには、対等な関係でいることが必要。ケンカで折れるのがどちらか一方ばかりでは上手くいくはずはありません。

(3)浮気が発覚したとき

やはり夫婦間に大きな亀裂が入るのは、異性関係のトラブル。浮気されて、許せなくてツライ日々を送っている人がたくさんいるようです。

「単身赴任の旦那の浮気が発覚し、離婚しようか迷っています。今は単身赴任から戻って同じ家で暮らしていますが、許しきれなくて」(30代女性・専業主婦)

「元通りになれたら……」と思いつつ、許しきれないって本当に苦しいですよね。

ちなみに、浮気をするのが男性とは限りません。奥さんに不倫をされたショックで離婚を考えている男性だっているのです。

「嫁のスマホを見たら、男と仲良さげに連絡を頻繁にとっていて……。ショックでした。友達だっていうけど、そうは思えないような話もしていたし、信用がなくなってしまった。離婚したい」(20代男性・営業職)

パートナーのことを信じられなくなったとき……それはもう、夫婦関係の終わりに限りなく近づいているといえます。

(4)金銭的に困窮したとき

「愛さえあれば生きていける!」なんて言っても、結局はお金がなければ暮らしていけません。お金がなくて精神的に追い詰められて暮らすのは、本当に辛いことでしょう。

「とにかくお金がしんどい。旦那の借金をわたしが独身時代に貯めたお金で返したことにはじまり、またお金を借りてきていてその返済に追われている。

いつまでこういう生活が続くのか?と考えると本当に辛く、別れようか迷っている」(30代女性・美容師)

お互いの稼ぎで協力して暮らすのではなく、勝手にお金を借りてきてしまって自転車操業になってしまうというのは最悪のカタチ。金銭的なリスクのある人だとわかった以上、夫婦でいることは難しくなってしまうことでしょう。

(5)親族間でのトラブルがあったとき

自分ではどうしようもないのが、親族との関係性。自分の両親や兄弟であれば、なにかしらの助言はできますが、結婚相手の親族がトラブルメーカーだった場合は、ただただ耐えるのみになってしまいます。

「親族がとても仲が悪く、親族が集まる場に行くたびに“言った言わない”のトラブルになる。主人がわたしのことをフォローしてくれず、むしろわたしの敵側に回ることもあってもう無理」(30代女性・遊戯施設店員)

ここで肝心なのは、「パートナーには味方してもらいたい」という大前提があること!

お互いの親族との関係を良好に保つのも、結婚生活に必要です。親族の関係が悪いと、お金を無心されるなどトラブルが広がる危険性もありますから注意が必要です。

4:結婚生活は辛いこと多し!でも、ささやかな幸せもあるんです

散々な本音がズラリと並んでしまいましたが、結婚なんてロクなことがない! なんて思わないで欲しいッ……! なぜなら、結婚には数えきれない幸せがあるのも事実だから。

辛いことも悲しいこともあるけれど、それでも一緒にいたいと思える人とずっと過ごせたら良いですね。

 

【参考】

『イマドキ夫婦白書2016』 – 株式会社主婦の友社