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夫婦の寝室を別にするメリット・デメリット|離婚率を下げるコツは?

コマツ マヨ

コマツ マヨM.komatsu

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目次

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1:夫婦の寝室が別だと離婚しやすいの?

夫婦の寝室が別だからといって離婚しやすいとは言い切れません。しかし、夫婦が別室で寝ることでセックスなどスキンシップの機会が減って、結果的に夫婦仲が悪くなっていく……という可能性は考えられそう。

一方で、就寝時間の違いや快適な室温の違いがあったり、いびきや寝相などで一緒に寝ることを不快に感じる場合は、いっそのこと別々に寝るほうがいいと考えることができます。

2:夫婦の寝室を別にするメリット3つ

(1)お互いのライフスタイルを壊さない

夜勤のある仕事をしている、朝が早いor帰りが遅いなど、生活時間が違う夫婦が一緒の部屋で寝ると、先に寝ている相手を起こしてしまったり、どちらかの起床時間に一緒に目が覚めてしまったりすることも。それが毎日続くと大きなストレスになります。

別々の寝室で寝れば安眠を妨げることもなく、それぞれのライフスタイルに合わせて無理なく暮らすことができます。

(2)相手に気を遣わない

夫婦の寝室が一緒だと、何かと相手に気を遣いますよね。早く寝たいのに相手がまだ起きている、スマホの明かりや音で寝られない、掛け布団の取り合いになる、部屋の温度の好みが違ってつらい……。

寝室を別にすることで、相手に気を使うことなくストレスフリーで眠ることができます。

(3)自分の快適な環境を作れる

人生の3分の1は睡眠時間ですから、寝室の環境はとても重要。

真っ暗で寝たい、薄明かりをつけて寝たい、音楽を聞きながら寝たい、無音で眠りたい、サラサラのシーツがいい、冷感シーツで眠りたい、寝室を香りで満たしたい、ベッドの上はぬいぐるみでいっぱいにしたい、冷房・暖房はかけたくない……など、好みの環境があるでしょう。

別々の寝室にすれば自分好みの環境で眠ることができるので、睡眠時間が快適になります。

3:夫婦の寝室を別にするデメリット3つ

(1)会う回数や話す頻度が減る可能性がある

日々忙しく働く夫婦は、寝る前のわずかな時間が貴重なコミュニケーションの時間となっている場合も。別々の寝室で寝ると、それが減る恐れがあります。

会話がなくなると、お互いへの興味や関心が失われ、同じ家に住んでいても別々に暮らしているような気持ちに。やがて夫婦間に距離が生まれてしまいます。

(2)スキンシップが減る

一緒の部屋に寝ていればキスやセックスなどのスキンシップがとりやすくなります。しかし別々の部屋で寝ているとそのきっかけをつかみにくくなる恐れが。

新婚ならお互いの部屋を行き来するなど情熱があるかもしれませんが、仕事が忙しくなったり子育てに追われたりすると、次第にスキンシップのチャンスを失ったり、疲れていて「また今度でいいや」と先送りにする可能性も考えられます。

(3)間取りを考えるのが大変

別々の部屋で寝るには寝室が2部屋必要です。部屋が余っていればいいですが、部屋数の少ない家に住んでいる場合は、部屋の確保やどの部屋をどちらが使うかなどでもめてしまうことも。

4:夫婦の寝室を別にするタイミング3つ

(1)子どもが小さいとき

子どもが小さいうちは、夜泣きや授乳などで夜中に何度も起きることになります。妻は育休中なら日中に仮眠することができますが、夫は変わらず朝起きて仕事に行かなければなりません。夜寝られないことによる疲れやストレスが蓄積されて、夫の仕事に支障が出る場合も。

また、せっかく子どもを寝かしつけたのに、帰宅した夫の物音で子どもが起きる……ということも。子どもが小さい間だけ別々の寝室で寝るのは得策かもしれません。

(2)相手と自分の生活サイクルがズレているとき

日勤と夜勤など仕事時間が異なり、寝るタイミングや起きるタイミングが違う場合は別部屋のほうがいいことも。お互いに睡眠を妨害する可能性があるからです。

初めのうちはなんでもないことと思っていても、毎日のこととなればかなりのストレスに。生活サイクルのズレが気になったタイミングで別々の寝室で寝るのもアリかもしれません。

(3)相手のいびきや寝相が本当にムリなとき

どちらかのいびきが大きすぎる、または寝相がひどくて夜中に何度も目が覚めてしまう場合にも、別々の部屋で寝るほうが良さそう。

別の部屋で寝ることで夫婦仲に影響があるかも……と感じるかもしれません。しかし、安眠できないストレスが日々増えていくことで別のもめごとが勃発することも。夫婦円満を維持するためにも、別々の部屋で寝ることはひとつの方法です。

5:夫婦の寝室が別でも円満に過ごすコツ3つ

(1)ご飯は一緒に食べる

寝室を分けると夫婦仲を心配する人が多いですが、寝る以外の時間を夫婦で共有すれば問題ありません。

朝ご飯の時間や夕ご飯の時間を合わせるなどして、寝る前以外の時間でコミュニケーションのタイミングを確保しましょう。

(2)デートなど夫婦としての時間を大切にする

一緒の部屋で寝ないからといって、関係が希薄になるとは限りません。恋人同士のときのように、デートをしたりどこかに出かけたりして夫婦の時間をきちんと確保しましょう。

普段別々の部屋で寝て、たまにはセックスしたりデートをしたりするほうが、いつまでも恋人同士の気分を維持できるという考え方もできますね。

(3)たまには一緒に寝る

寝室が別だからといってまったく一緒に寝ないというわけではなく、ときどき一緒に寝るという程度のゆる〜い夫婦別室でもいいかもしれまん。

別室を決めるときに、「週末はどちらかの部屋で寝る」「早く帰ってきた日は一緒に寝る」など小さなルールを決めておくと安心できそう。

6:夫婦のスタイルに合わせて選択を

結婚するまで誰にも気兼ねせずひとりで寝ていた人たちが結婚した途端一緒に寝るのですから、いろいろと不都合が出てくるのは当然のこと。

一緒の部屋で寝ることで不仲になる夫婦もいれば、一緒の部屋で寝ないことで夫婦仲を維持できる場合も。夫婦で話し合って最適な方法を選びたいですね。