「恋愛の仕方がわからない」男女の特徴10個といい恋愛の進め方コツ

人は誰しも、誰かのことを好きになる。普通は、そう考えます。ですが、実際はそうではありません。365日、いつでも好きな人がいるという人は、むしろ珍しく、好きな人がいない人だってたくさんいます。恋愛に消極的な人を草食系なんていったりしますが、実は特別なことではないんです。もちろん、その一方で「恋愛をしたい、恋人が欲しい。だけどどうしていいかわからない」という人もたくさんいます。果たして「恋愛をする」というのはどういうことなのでしょうか? 大学で恋愛心理学を担当する筆者が、その謎に迫ります。
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1:恋愛の仕方がわからない…という人が増えている⁉︎

誰かを好きになるのは、本能的なことかも知れません。ですが、好きな人と恋愛をする(=恋人関係になる)ことは、簡単なことではありません。

社会心理学や精神分析を専門とする研究者であったエーリヒ・フロム(Erich Seligmann Fromm)という人が、1956年に『Die Kunst des Liebens』(『愛するということ』紀伊國屋書店)という本を書いています。その本の冒頭で、エーリヒ・フロムは「愛は技術」と言い切りました。

筆者は恋愛心理学の講義のなかで、「恋愛は人間関係のひとつ」と教えています。これは、エーリヒ・フロムの「愛は技術」という言葉と共通する考え方です。

どういうことか?

誰かを好きになること自体は、自然と湧き起こる感情です。ですが、好きになった人と良好な関係を築くためには、ちゃんとコミュニケーションをとることが重要です。家族や友達といい関係を築くのと同様に、恋愛も一対一の人間関係を築く必要があります。

エーリヒ・フロムの「愛は技術」という言葉は、「誰かを愛するということは、行動や行為を伴うことであり、行動や行為を伴う以上、そこには技術が必要なのだ」といっているわけです。

「恋愛をしたいけれども、どうしていいかわからない」というのは、誰かを愛するにはどうすればいいかという行動や行為がわからないことであり、「愛する技術」がわからないということなんです。

確かに今の世の中は、昔に比べて恋愛に興味がない人が増えているかも知れません。興味がないと、当然ながら、それに関する知識は少なくなりますよね。クルマが好きな人はクルマの知識が豊富で、運転が上手かもしれません。ですが、興味がなかったらどうでしょうか? 恋愛も同じです。

簡単に言えば、恋愛経験が少ないから、恋愛に関する技術が低い(=恋愛の仕方がわからない)ともいえるかもしれません。ですがほかに、理由はないのでしょうか?

 

2:恋愛の仕方がわからない男性の原因5つ

そこで、まずは「恋愛の仕方がわからない」という男性について考えてみましょう。

(1)仕事が大事

クルマに興味がないと、クルマの知識が豊富ではなく、運転も下手ということは、すでに書きました。そして、恋愛も同じだと。クルマに興味がない人は、物事すべてに興味がないわけではなく、ほかに興味の対象があることはあります。たとえば、仕事だったり、スポーツだったり。

同じように、ほかの物事に興味がありすぎて、恋愛にまで興味がいかないという人もいるでしょう。特に男性の場合は、仕事が忙しかったり、夢中になりすぎて、プライベートがおろそかになるという人が多いかもしれません。

(2)過去の恋愛がトラウマになっている

初めて、ゴルフに行ったとします。もし、楽しい思いをしたら、またゴルフをしようと思います。ですが、楽しくなかったら苦手意識をもって、2度とゴルフをしませんよね。

恋愛も、同じです。過去の恋愛で大きな失敗(=失恋)を経験したら、恋愛をすること自体が億劫になるかもしれません。過去の失敗がトラウマになり、どうしたらいいかがわからず悩み、恋愛に対して苦手意識をもつようになるかも。

すると、どうやって恋愛をしたらいいかわからないという状況に陥ってしまうのです。

(3)そもそも人づきあいが苦手

恋愛も、人間関係のひとつだといいました。人間関係を築くこと(=人づきあい)が苦手だという人は、根本的に恋愛関係を築き維持していくことが苦手な場合があります。どうやって職場の上司や部下と仲良くすればいいかわからないという人は、どうやって恋人と仲良くすればいいかわからないわけです。

(4)自分に自信がない

人間関係を築いていくことが苦手な理由は、様々です。そのひとつに、自分に自信がないことが挙げられるでしょう。自分に自信がないから、積極的に人と関わろうとするのを避けようとしてしまいます。すると、いざ人間関係を築いていかなければならないときに、どうすればいいかわからなくなるわけです。

恋愛も、同じです。積極的に恋愛をすることを避けてきたことで、愛する技術を身につけるトレーニングの機会が少なくなります。だから、どうやって恋愛をしたらいいかわからないのです。

(5)自分中心だから

恋愛はもちろんのこと、人間関係は相手が存在します。必ずしも、常に自分の思い通りになるとは限りません。そして、相手が何を考え、どうして欲しいのかを思いはかることが必要になってきます。

しかし、自分中心で物事を考えるようなタイプの人は、その部分が欠けていることがあります。

難しい言葉でいえば、共感性(=思いやり)が足りないということになるのですが、次の質問に多くあてはまる人は、共感性が高いといえるでしょう。

1.私は見知らぬ人であっても、その人の表情や態度から心の中を想像してみることがある

2.私は落ち込んでいる人を見ると自分まで落ち込んでしまう

3.私はテレビなどで感動的なドラマを見ると、自分をすぐその主人公に置き換えてしまう

4.私は口に出して言わなくても、親友ならば何を考えているのかが大体わかる

5.私は話し合いをしているときは、相手が自分の考えをどう思っているのかまず知ろうする

 

3:恋愛の仕方がわからない女性の原因5つ

では、反対に女性の場合はどうでしょうか。

(1)恋愛以外に興味のあることが多い

男性が仕事に夢中になりすぎて、恋愛にまで意識が向かないように、女性の場合も、仕事はもちろんですが、趣味など恋愛以外のことに興味があるという人は、少なくないかもしれません。

メイクがすぐに上手にならないように、恋愛だってトレーニングが必要です。出会いを見つけて、積極的に恋愛をするようにしないと、いつまでたっても恋愛の仕方がわからないままになってしまいます。

(2)出会いが少ない

とはいえ、「恋愛をしようにも、出会いそのものが少ない」という人もいるでしょう。街でナンパして出会いを見つけるのも難しいでしょうし、出会い系アプリなんかも怖いという人は少なくありません。

出会いは、欲しい服を見つけるように、お店を見て回れば、そのうち見つかるといった類のモノではありません。そして、恋愛対象は、服が欲しいから服を探すのと違って、恋愛を前提に探すものでは本来はありません。

恋愛感情は、数多くの出会いの中から、自然と湧き起こるもの。まずは、恋愛を意識せず、いろいろな出会いを広げていくことが大事です。

(3)恋愛することを意識しすぎる

繰り返しになりますが、恋愛対象は恋愛を前提に探すものではありません。ですから、恋愛を意識しすぎる必要はありません。恋愛の仕方がわからない人は、どうやって人を好きになったらいいのかなど、考えすぎてしまっている可能性があります。

出会いを広げていけば、その中から自分が一緒にいて心地いい人など、自然と恋愛対象になる人が見つかるものです。

(4)受け身の体質

世の中には、「モテるんだけど恋愛の仕方がわからない人」とか、「恋人はいつもいるんだけど恋愛の仕方がわからないという人」が少なくありません。そこに共通するのは、「受け身」だということです。

自分から積極的に恋愛をしているわけはなく、相手から「好きです」とか、「付き合ってください」と言われて恋愛をしている人たち。そういう人たちは、「あの人のこと好きなの?」と質問されると、案外答えられなかったりします。

恋愛に対して受け身の姿勢である人たちは、相手がアプローチしてくれるので、実は自分自身は恋愛の仕方に不慣れなことがあるんです。

(5)目的がはっきりしすぎている

この場合の「目的」とは、結婚とか、結婚して子供が欲しいということ。意識しすぎているのとよく似ているのですが、目的がはっきりしているため、条件で恋愛対象を選んでしまうことがあります。

服やクルマを、なんとなくいい感じだから欲しいというのではなく、スペックで選んでしまうと、感情よりも合理性が優先してしまいます。これを恋愛に応用している人は、好きという感情で恋愛をしているわけではありませんよね。当然、どうやって恋愛をしていいかがわからなくなります。

 

4:恋愛の始まりやきっかけのパターン5

恋愛の始まりは、恋愛心理学的にいえば、自分に起因する場合と相手に起因する場合があります。

(1)自分に自信がないとき

よく、恋愛相談をしているときに、「相談相手に恋をしてしまいやすい」といいますよね。これは、落ち込んだときの寂しさから、親和欲求(=他人と一緒にいたい)や依存欲求(=誰かに頼りたい)が高まり、加えて、自尊心(=自分への自信)の低下により、周りの人がより優れて見え、好意を抱きやすいからだといわれています。

恋愛だけではなく、試験に落ちたり、仕事でミスをしたり、不幸に見舞われたりするなど、自尊心を失い、落ち込んだときに、慰めてくれた人とも恋に落ちやすくなります。

(2)自分と似ている人と出会った

意見や考え方、好み、趣味など社会的態度が自分と一致している人、似ている人を好きになることが多いです。人間はめんどくさがり屋なので、自分と似ている人は一緒にいて楽だと感じるのも、理由のひとつです。

もし、価値観やお金の使い方などが、ぜんぜん違う人だと、ケンカになりやすかったり、相手のことが理解できなかったりしますよね。

(3)相手の見た目がいい

恋愛の場合、やはり相手の見た目の良さが、恋愛を始めるきっかけになることは間違いありません。いやいや、恋愛だけではなく、友達も含めて、人間関係全般にあてはまることかも知れません。

(4)いつもほめてくれる

人は自分を誉めてくれる人を好きになります。というのも、人には「自尊心を高めたい」という欲求があるので、誰かが誉めてくれるというのは、その欲求を満足させることにつながります。このため、自分を評価してくれる人に好意をもつのです。

(5)いつも近くにいる

専門的には単純接触というのですが、「人は話したことがないような相手に対しても、毎日見ているだけで好意をもつ」とされています。職場や学校で誰かを好きになってしまうのも、これが一因だといわれています。

職場や学校で恋愛をするのは、手近なところで妥協したようなイメージがありますし、同僚などに見つかったときのリスクは高い。ですが、いつも一緒にいたら好きになるのは当然のこと。無理に、その感情を諦めたり、我慢する必要はありません。

 

5:いい恋愛の仕方や進め方のコツ3

では、恋愛の仕方がわからない人は、一体どうすればいいのでしょうか?

(1)好きになる気持ちに身を委ねる

まずは、誰かを好きになることが当然、必要です。ですが、その好きを恋愛感情かどうかなんて、深く考える必要はありません。一緒にいて楽しいとか、一緒にいて心地がいいとか、そんな気持ちでいいんです。その気持ちを大事にして、そう思える人と、一緒にいるようにしましょう。

(2)優先順位をつけない

仕事が大事なのは、誰しも同じです。ですが、だからといって仕事の方が恋愛より大事かというと、比べられるものではありません。子供が「パパとママのどちらが好き?」と聞かれて、比べられないのと同じ。どちらも、大事です。どちらも大事だからこそ、同じように時間や意識を使うようにしましょう。

(3)みんながわからないのだと理解する

恋愛の仕方がわからないのは、あなただけではありません。みんな、わからないんです。

少しやらしい例えですが、お互いに初めてのセックスだと、どうしていいかわかりませんよね。そこで失敗しても、経験を重ねていけば次第に上手くなるものです。恋愛もそうなんだと思えば、焦ることも不安になることもありません。

 

6:まとめ

いかがですか。

誰しも最初は初心者です。恋愛の仕方がわからないといって、悩む必要なんてないんです。