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夫婦を描いたおすすめ漫画3選!夜の夫婦円満の秘訣とは?
山根ゆずかY.Yamane
1:夜はもちろん!夫婦円満の秘訣5つ
(1)疲れていても拒まない
「妻に拒まれてばかりいるとやっぱり愛も冷めていく。『今日は疲れてるから』という理由が多すぎる」(プログラマーTさん30代)
夫婦生活は大事なコミュニケーションのひとつ。
もちろん、疲れていてそのまま寝たい夜もありますよね。
でも何度もそれが続くと、大きな亀裂となる場合も……。
(2)「お主、甘い!」と感じるときこそ甘やかす
「うちの嫁は正直考えが甘すぎる。会社の愚痴も、はっきりいって全部自分の甘さのせい。でもそんな本心を隠して『そうか~、大変だな~。』って言ってあげると、嬉しそうにしているのでそのようにする」(管理職Mさん30代)
甘ったれたことを言えるのも、夫婦だからこそ。他の人に行ったらぶっ飛ばされる!と思うことでも、夫や妻になら言えるのです。
逆に、まっとうなことを言ったり、説教をしてみたり、責めたり、よかれと思ってアドバイスしたりすると、「そういうことをしてほしいわけじゃない!」となるんですよね~。
(3)相手を徹底的にやり込めない
多くのカップルが、結婚期間が長くなるにつれて相手への攻撃性を増していくようです。
長時間一緒にいることで、相手の弱点がわかってきたり、相手のイラつく点が目に付いたりと、攻撃したくなる要素が満載だからでしょうか。
でも、夫婦喧嘩で相手を徹底的にやり込めてしまうのは控えるべき。
「口喧嘩が強すぎる嫁。もう何も言う気になれない」(自営業Fさん40代)
相手を打ち負かすことに全力をかけると、そのときはすがすがしいかもしれませんが、普段の何気ない会話すら失われていく可能性もあります。
(4)鈍感力を養う
「付き合っていたころは探偵のように彼の浮気をチェックしていたけど、結婚して10年たった今、ほとんどの事をスルーする能力が身に付いた」(フリーランスMさん30代)
なーんにも言わない妻を持つ男性って、好き勝手なことをしながらも、結局は妻のもとに帰っていくもの。そして、なーんにも言わない妻は、何があっても知らんぷり。穏やかそうに暮らしているのです。
鈍感であるのか、それとも鈍感でいる能力があるのか。どちらかはわかりませんが、いずれにせよ鈍感力が夫婦にとってちょうど良い距離感を生み、相手のハートをがっちりとつかむことになることだけは確かなようです。
(5)ベッドの上でも時には役者
「夫は私が気持ちよさそうにしているかどうかを常にチェックしている。だからエッチのときにはボケーっとしないで、夫が何かしてくれたときは役者になる」(セラピストTさん40代)
夫婦になり、何百回もエッチをしていれば、飽きることもあるだろうし、うっかり眠っちゃうこともあるでしょう。でも、「相手の気持ちを害さない」というエチケットは守りたいものです。
時に役者になる心構えも、夫婦には重要なのですよ。
2:夫婦を描いたおすすめ漫画3
(1)『未中年 ~四十路から先、思い描いたことがなかったもので。~』(ジェーン・スー、ナナトエリ)
自称「未婚のプロ」であるジェーン・スー。彼女のエッセイには、自虐的でありながら独身であることの魅力を余すところなく伝えてくれる面白さがあります。
そんな彼女が原作者となり、ナナトエリが漫画を描いたのがこの作品で、テーマは「女性の仕事と子なし夫婦の危機」。
この漫画には、ジェーン・スーが普段エッセイの中で語っている様々なエッセンスが散りばめられています。
たとえば、会社における男性と女性の違い。同じ量と質の仕事をこなしても男性が出世してしまうという不条理は、キャリアウーマンならきっと共感できるはず。
また、穏やかに愛し合っていたはずの夫婦にいつの間にかできている隙間。仕事への責任感や一生懸命さが仇となり、プライベートをどこかに置いてきてしまう女性たちの切り取り方は秀逸です。
(2)『Sad Girl』(高浜寛)
アルコール依存症の夫の元にいるのが辛くなり、睡眠薬を飲んで命を絶とうしたものの叶わず、失踪した主婦の物語です。
その後も、信じられないくらい「最悪な出来事」に巻き込まれていく主人公の詩織。
誰もが足を踏み入れたくないような状況の中で翻弄されながらも、同じような境遇に置かれた人々はきっと、自分を犠牲にしながら優しくせずにはいられない詩織の姿に引き込まれます。
夫婦というのは、絵に書いたような素晴らしいものではない。でもこのクライマックスを見ると、それでも夫婦でいることの意味を感じずにはいられません。
(3)『モンプチ 嫁はフランス人』(じゃんぽ~る西)
30代後半までまともに女性とお付き合いをしたことがなかった主人公が、フランス人女性と結婚をし、その結婚生活について面白おかしく語っていくこの漫画。
なんといっても、フランス人妻による夫の褒め方が素晴らしい!
夫がボサボサの髪の毛で起きてきた時にも
「おはよう! あなたはとってもハンサム!」
といってハッピーな言葉を投げかけます。
何をしても素敵、素晴らしいを気軽に言ってくれる妻の姿は、日本人妻も見習うところ多し!
ちょっとデコボコに見えるこの夫婦を見ていると、そもそも夫婦というものは完璧に足並みをそろえる必要などないのだと思えてきます。
3:添い遂げられるかは運。それなら今を楽しもう
結婚当時、どれだけ愛し合っていたとしても、その後離婚をするカップルは後を断ちません。
夫婦を取り巻く環境は常に変化し、それらに影響されながらも最後まで添い遂げられるかどうかは、はっきりいって運だとも言える未知の世界。
それならば今、この瞬間一緒にいられる時間を精一杯楽しんでしまいましょう。完璧な関係など存在しないのだと割り切れば、一緒にいられるだけでスペシャルなことだということを思い出せそうです。
【参考】
未中年 ~四十路から先、思い描いたことがなかったもので。~ – ナナトエリ (著), ジェーン・スー (著)