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結婚式をやりたくない彼氏・彼女の心理とは?やりたくなくなった理由も
毒島 サチコS.Busujima
1:結婚式をやりたくなくなった理由は人それぞれ
「そもそも結婚式って誰のためにやるの?」
先日プロポーズされた筆者の友人が、女子会で言った言葉です。
彼女は「今まで育ててくれた両親のため」だと思ってたそうですが、彼は「彼女のため」だと言うのだとか。
「え? じゃあ家族だけで結婚式する?」と言った彼女に対して、彼は「いや、でもやっぱり会社の人と友人は呼ばなくっちゃ……!」と言いだし、彼女は「両親と私だけのためなら、少ない友人と親族だけでいいんじゃないの……?」となり、
「結婚式ってめんどくさすぎるッ!」
と、結婚式の準備が止まってしまったそう。
結婚式の準備中って、「そもそも結婚式って、これだけお金をかけて誰のためにやるのだろう……。自分たちが祝ってもらいたいからするなんて、ただの自己満足じゃん…」などと、思ってしまうタイミングがあるようです。
また、お金がない、友人が少ないなどで、「結婚式をやりたくない」という人も多いよう。
その詳しい理由を、男女にわけて見ていきましょう。
2:結婚式をやりたくない彼女の心理5つ
まずは結婚式をやりたくない女性の心理をご紹介します。
(1)準備が大変
結婚式をやるとなったら、日程設定、会場選び、ドレス選びなど、とにかく準備が大変。
結婚式はどうしても彼女のこだわりが強くなってしまいますよね。
準備をしていく中で、「もっと手伝ってよ!」と彼氏とケンカしてしまい、愛も冷めてしまった……という人も少なくありません。
彼からしたら、「だってお前の理想があるだろうし、意見を言ったら怒られそうだし」という気持ちもあるようで……。
結果として「結婚式めんどくさい!」と思ってしまうようです。
そして、準備に非協力的な彼氏に対して「もう、結婚式なんて挙げなくていい!」とキレてしまう彼女も多いよう。
(2)ドレスを着たくない
「素敵なドレスを着て両親に見せたい!」という女子が多い一方で、「ドレスなんか着たくない。恥ずかしい」と思う人もいるようです。
先日結婚した筆者の友人は「ドレスは恥ずかしくて着たくなかったけれど、楽しみにしていた祖母のために着た」のだとか。
一生で1度の晴れ舞台ですが、ドレス姿を披露するのが恥ずかしいと感じてしまう女性も一定数います。
ドレス選びというと、ワクワクするに違いないと思いがちですが、さにあらず。
「そもそもドレスなんて着たくない」と感じている女性にとっては、選ぶことが「作業」や「仕事」になってしまうのです。
(3)友人が少ない
「友人が少ない」というのも結婚式をしたくない大きな要因に。
また、「友人が多すぎて、どこまで呼べばいいのかで悩んで、めんどくさくなってしまう」という意見も聞こえてきました。
特に女同士の友人関係はめんどくさいですよね……。
また、「彼は友達が多いけれど、私は少ないからバランスが悪い」という人も。
そんなカップルが増えているからこそ、代理出席サービスなどが密かに話題になっているのかも。
見栄えや招待客のバランスをとるために、わざわざそこまで仲の良くない友人を呼ぶというのもなんだかいやらしいし、かといって少なすぎるのも……と頭を抱えてしまう女性は多いです。
(4)親に反対されている
本来、結婚はみんなにお祝いされるおめでたいことです。
だけれど、両親に反対されたまま、結婚に踏み切るカップルもいます。
親に反対されたまま籍を入れたというカップルは、気まずい雰囲気の中、「結婚式をするのはちょっと……」となるようです。
反対されたまま結婚を決めた筆者の知人カップルは、挙式をせず、友人だけを集めてこじんまりとした結婚パーティーを開いていました。
(5)授かり婚だから
「授かり婚で、結婚式を断念した」というカップルもいます。
急な妊娠で、結婚資金も、ふたりの心の準備もできていないという理由から、入籍だけして式を後回しに。
子供が生まれて数年たって、「やっぱりしよっか」と挙式する夫婦ももちろんいますが、結局タイミングがなく、「今さら面倒くさいし、やらない」という人も多いです。
(6)再婚・晩婚だったから
遅めの結婚や、再婚だから式を挙げないというカップルも。
結婚して出産した友人たちが子育てに奮闘している中、ウェディングドレスを着て、両親への感謝の手紙を読む事に対して、恥ずかしさや今更感をもつようです。
再婚の場合も、友人たちに「また?」と思われそうで、盛大にはできないという意見が。
3:結婚式をやりたくない男の心理5つ
続いて、結婚式をやりたくない彼氏の心理をご紹介しましょう。
(1)準備が大変
彼女同様に「準備が大変」という理由がトップ。
特に結婚式では、男側が彼女の意見に「合わせる」ことが多くなります。
時に彼女のワガママに付き合わなければいけなくなることも……。
「どっちでもいいよ」と言うと「もっと真剣に考えてよ!」と彼女に怒られたり、ケンカになってしまったり……。関係が険悪になるくらいなら、やる必要ある?となってしまうのです。
(2)お金がかかる
「彼女がワクワクして、やりたいことがどんどん出てくる。ケーキのグレードを上げたいだとか、音楽はグランドピアノがいいだとか……それごとにお金がかさむ。最初は節約しようと言っていたのに……。それが原因でケンカが起きました」(36歳男性)
彼女の要望がどんどん多くなって、予想以上にお金がかかりそうだったから、やめたくなったという人も。
「えー! これもつけようよ! やりたい!」と彼女のテンションが上がるのと同時に、値段もどんどん上がっていく……。
(3)誰を呼ぶかを考えるのが面倒
転職したり、社内異動が頻繁で上司や同僚、部下がやたら多いなど、人間関係が複雑な場合、「誰を呼ぶのかを考えるのがとても面倒」という意見も。
確かに転職を経験している人などは、「誰を呼んで誰を呼ばないか。〇〇を呼んだら〇〇さんも呼ばなくちゃいけなくなるな」など、計算しなければいけません。席順なども悩みの種になりますね。
(4)友人が少ない
彼氏側にも、「友人が少ない」という理由が出てきました。
「彼女は友人が多いのに、自分は少ない」という展開は辛いようです。プライドの問題でしょうか?
(5)恥ずかしい
「ウェディングドレスを着たくない」という女性がいるように、タキシードを着るのが恥ずかしいという男性もいました。
また、定番化した「誓いのキス」も、人前ではしたくないという声も聞こえてきました。
(6)来てくれる人に悪い
「自分の結婚式のために高いご祝儀を払ってもらったり、遠方から来てもらったり……。申し訳ない気持ちになるし、そもそも結婚式は自分たちの自己満足のような気がしてしまいます」(28歳男性)
「結婚式は自己満足」だというこの男性は、わざわざ自分たちの結婚を祝ってもらうのが申し訳ないと感じるのだそう。
4:結婚式は誰のためにやる?
いかがでしたか?
今回は、第一次結婚ラッシュ真っ只中の筆者周辺のリアルな結婚式事情をご紹介しました。
取材をして感じたのは、「結婚式は誰のためにやるもの?」というところで男女の相違が生まれ、結果、「結婚式をやめたい」となってしまうことが多いということ。
ほとんどの人が一生に1度の結婚式。
「お金が無いから」という理由で結婚式をしなかったというカップルからは、数年後、「式をしておけばよかった……」と後悔したという話もよく聞きます。
式を挙げるにしても挙げないにしても、後悔しない選択ができるようにしたいものです。