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姑息とはどいういう意味?姑息の使い方と姑息な人の特徴5つ

山根ゆずか

山根ゆずかY.Yamane

目次

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1:「姑息」の語源と本当の意味は?

辞書で調べてみると、姑息の語源は

「姑」はしばらく、「息」は休む

で、その更にその意味は

一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その場しのぎ。「姑息な手段をとる」「因循姑息」

[補説]近年、「その場だけの間に合わせ」であることから、「ひきょうなさま、正々堂々と取り組まないさま」の意で用いられることがある。

(出典:小学館デジタル大辞泉)

とのこと。

卑怯でその場しのぎな人が「姑息な人」と言われてしまうようです。

例えば、SNSなどで匿名性を利用して他人の悪口を言ったりすることも「姑息」であると言えますね。

 

2:「姑息な手段」ってどんな手段?実際目にした姑息な手段エピソード3つ

(1)人にはお願いするけど自分は助けない

「元彼はアート系の専門学校に通っていて、画像や音楽の編集に詳しい人だった。だから学校で課題が出るとみんな彼にお願いするから彼は日々徹夜状態。それなのに、彼が苦手な分野で困っていても“課題が終わってないから”といって助けなかった。姑息~……」(フリーランスYさん30代)

自分は助けてもらうのに恩返しはしない。姑息な人の代表格です。

(2)仲良くないのに出席の代行を無理強いする

「大学のとき、誰もが出たくないようなつまらない授業で、出席を証明するカードの提出を無理強いしてくる女子がいた。仲良くない子だし正直全然やりたくなかった」(一般事務Kさん30代)

これも姑息な例。一時逃れですし、卑怯です。

代行している方もバレたら咎められるリスクがあるというのに、あんまりですよね。

(3)準備や片付けのときに姿を消す

「秘書仲間のRさん。会議の準備や片付けって結構面倒なんだけど、誰も見ていない影の作業。そういうときに決まって姿を消すRさんは姑息」(秘書Mさん40代)

誰も見ていなかったり、評価されないような仕事はできるだけやりたくない。そう思ってしまうのは、仕方のないことです。

でも自分がやらなければ、その分誰かがやっているのだということを忘れてはいけません。どんな仕事にも一生懸命になれる人は、多くの人から尊敬されるものです。

 

3:姑息な人の共通点5つ

(1)自分のことしか考えていない

「自分は全然人に協力しないのに、助けてもらうのは当然だと思っている人がいる。以前同じチームの新人がまさにそれで『予定があるので』と言っては仕事を中途半端なままにして帰る。それでいて、自分ができないことがあると『教えてもらってない』と言う」(営業Kさん40代)

いけないとはわかっていてもつい「最近の若い者は、ケッ!」と言いたくなってしまいそうです。

(2)感謝しない

「以前の部署に何を教えてもらっても手伝ってもらっても全然感謝しない人がいた。その人の仕事が終わらないとみんな帰れないから手伝うんだけど、『私を助けるのもあんたの仕事うちでしょ?』と言わんばかりの態度」(バックオフィスCさん30代)

見捨てられない事情があるからこそ、周囲が苦しむケースです。

(3)ズルいことを平気でする

「以前の女上司。自分の指示が間違っていて部下の仕事が遅れたのに、彼女の上司には『部下の仕事が遅い』と報告していた。すっごい姑息な女だったけど、やがて、みんなからの不満が爆発し他部署へ異動になった」(金融Yさん30代)

このようなことは、意外にも様々なところで起こるものです。誰しも悔しい思いをしながら、仕事を覚えていくということなのかもしれません。

(4)嘘つき

「自分を守るためなら、嘘ついたり芝居したりあらゆることをする。そんな女がかつて高校の同じクラスにいた。かわいいからちょっと怖い彼氏がいたりして非常に面倒だった」(事務Sさん30代)

こういう女子、高校生くらいまでは結構存在していました。社会の荒波にもまれ、次第に嘘は身を亡ぼすということを悟っていくものです。

(5)仲間はずれにする

「留学中、外人の友達がすっごい多い女の子がいた。外人と仲良しだから日本人の憧れの的。彼女と仲良くなることで外人のパーティーに呼んでもらえたりするからみんな気を遣ってた。でも気に入らないと、突然仲間はずれの子を作ったりしてすっごい嫌な奴だった」(外資系Iさん30代)

姑息なことをする人は、そもそも性格に問題がある場合が多いようですね。

 

4:姑息な行いは自分に返ってくる

姑息なことをする人は、どこにでもいるものです。そんな人に出会うと、どうしても嫌な思いをするものです。ですが、そのせいで1日の気分を台無しにしてしまうなんてもったいない。

姑息な行いはやがて自分に返ってくるものです。そう思ってその場をやり過ごし、できるだけ距離を置くように心がけましょう。