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笑い上戸な人の心理とは?笑い上戸な女性に対する男性の本音5選

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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目次

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1:お酒を飲むと笑い上戸になる人っていますよね

よく笑う人のことを“笑い上戸”なんて言い方をしますよね? しかし、いったいどういった意味なのでしょうか? 「上戸ってなんなの?」と思う人もいるかもしれないので調べてみました。

わらい‐じょうご【笑い上戸】わらひジヤウゴ

1.酒に酔うとやたらに笑う癖があること。また、その人。
2.何かにつけてよく笑うこと。また、その人。

〈出典:小学館デジタル大辞泉/小学館〉

意味の成り立ちとしては、お酒を飲む人のクセのひとつとして使われることが多かったのでしょう。それが広義となって、笑いやすい人のことを“笑い上戸”と日常的にも言うようになったのかもしれません。

では次章から、笑い上戸の人についてみていきましょう。

2:笑い上戸な人の心理5

小説家という職業柄、人間観察を怠らないという小川沙耶さんにお手伝いいただき、笑い上戸の人にどういう性格なのか、どうして笑ってしまうのかといった点を調査してみました。

調査した場所は、お酒好きの集い場所、東京・浅草のホッピー通りです。

(1)笑いのハードルが低い

早速見つけました。コロコロという笑い方が特徴的な23歳の女性です。

――笑ってますね。どうして笑ってしまうんですか?

「どうしてって、そりゃおもしろいからですよ。ほら(笑)?(筆者の顔を指さす)」

――インタビューされたことがおもしろいから笑ってしまうってわけですか?

「(笑)」

小川:いや、多分月島さんの顔がおもしろいから笑ってるんだと思うよ。

月島:……。笑いのハードルが低いんですね。

小川:まあ、そういうことにしておきましょう。

(2)そもそも人生が楽しい

また、発見しました。幸せそうな笑顔が印象的な27歳の女性です。

――ちょっとすみません。どうしてそんなに笑っているんですか?

Aさん「(笑)」

――ダメだ。笑って答えられないみたいですね。じゃあ、一緒に飲んでいらっしゃる友人に解説をお願いしたいと思います。

Bさん「彼女は結婚が決まって、最近ノリにのってるんですよ。仕事も私生活も順調なんですよ」

――何かエピソードがあったら聞かせてください。

Bさん「彼女って英会話教室で働いてるんですよ。で、ある日仕事でミスして、上司から“明日のすべての教室を生徒の予約で満杯にしろ”って言われたんですって。それって絶対にほぼ不可能なんですよね。野球選手に“すべての打席でホームランを打て”っていってるようなものだと思うんですよ。

だから、“どうせ無理だし何やっても怒られるんだから”って開き直って何もしなかったらしいんです。そしたら次の日、奇跡的にすべての教室が予約で満杯になったんですって。で、上司からは“お前、やればできるやつなんだな”って認められるっていう。

彼女がしたことは仕事でミスしただけですよ。そしたら上司の評価が上がってるって、それヤバくないですか? そりゃ笑いますよね」

小川:こういう人っている。何やってもいい方向に転ぶ人。羨ましいですね。人生楽しくてしかたがないんじゃないですか?

Aさん「はい。楽しいです」

(3)男性にモテたい

今度は、笑顔が蒼井優さんに似ている29歳の女性にインタビューしたいと思います。

――さっきからずっと笑ってますね。笑い上戸だと言われませんか?

Cさん「言われますよ」

――あれ? 急に笑いがやみましたね。

Dさん「ちょっと聞いてくださいよ」(と友人登場)

――どうしました?

Dさん「この人のはビジネスゲラ上戸なんですよ」

――ビジネスゲラ上戸?

Dさん「笑い上戸の方が男にモテるっていって、それから笑い上戸を演じてるんです」

――そうなんですか?

Cさん「あんたは結婚してるんだからいいじゃん。モテる努力をして何が悪いのよ!」

小川:それもアリ。モテる努力はなんだってしていいと思う。それで男性が騙されたっていうなら、騙される男が悪いのよ。

(4)ストレス発散

見つけました。涙を流しながら笑っている25歳の女性です。

――笑い上戸ですよね? どうして笑いたくなってしまうんでしょう?

「もうホント仕事が辛いんです。だから、飲まないとやってられない!」

――ストレスの発散? 確かに、ちょっと無理して笑ってるような印象を受けるかもしれないですね。

「無理してでも笑わないとつまんないから」

――ちょっと悲壮感が漂ってきましたよ。仕事ではどんなことがあったんですか?

「お局様がいじめてくるんですよ。“この資料のここ間違ってるからやり直し”……じゃないですよ! その資料、あんたが作った資料のコピペだよって。間違ってんのはあんただよって。言えないけどね」

小川:仕事の愚痴を肴に酒を飲むなんてのは、勤め人のあるあるでしょうね。上戸というだけあって、こういう方はお酒を飲むと笑いのクセがでるのよね。普段は笑い上戸なわけじゃないことが多い。それだけストレスを溜め込んでいる証拠。お仕事、ご苦労様です。

(5)好きな人とのお酒

見つけましたよ。男性と飲んでる女の人。笑ったときに目が潰れる表情が可愛らしい23歳の女性です。

――今日のお酒は楽しいですか?

女性「はい! 楽しいです!」

――いつもとは違う?

女性「違います!」

――どんなところが違うんですか?

女性「今日は彼の奢りなんです。だから、今日はただ酒です! 酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞ~」

――お友達の方、いいんですか?

男性「仕事で手伝ってもらったので、そのお礼なんですよ」

小川:彼女は彼のことが好きなんでしょうね。久しぶりにこんな素敵な笑顔を見た気がする。私も飲みに行こうかな。あ、月島さんとじゃなくて。

月島:……。

3:「笑い上戸な女性はモテる?」男性の本音5

引き続きホッピー通りで調査を続行! 飲み屋にいる男性を対象に「笑い上戸な女性に対する本音」を聞いてみました。

(1)一緒にいて楽しい

笑い上戸な女性と飲んでいる男性がいますね。26歳の会社員ということです。

――笑い上戸な女性と飲まれていてどうですか?

「楽しいですよ。どんな冗談を言っても笑ってくれるので、おいしい酒をいただけています」

――恋人なんですか?

「いえ、そういうわけじゃないです。会社の同僚ですね」

――これから恋仲に発展する可能性は?

「ないですね」

笑い上戸な女性の笑い声がいきなり止まりました。

小川:月島さん、質問はしっかり考えてください。

月島:はい。すみません。

(2)笑い声がうるさくて話が進まない

6人で飲んでいるグループがいるので質問してみましょう。あ、ひとり笑い上戸な方がいるようなのでお話を伺ってみます。みなさん、24歳ということみたいです。

――こんにちは。突然ですが、笑い上戸な方がいますよね?

「いますよ。さっきからずっと笑いっぱなし」

――一緒に飲んでいてどうですか?

「うるさいですよ。ゲラゲラで、笑い方に品がないんですよ。なんでも笑えばいいってもんじゃないでしょ? こっちは真剣な話をしてんのにいきなり笑われると、腹も立ちますよ」

――そのお話を聞いてもこの方はずっと笑ってらっしゃいますね。

「そう。俺たちの気持ちがまったく伝わらないから、もう疲れるのなんのって」

――あれ、また笑ってる。

「もう慣れてますけどね」

小川:会話のキャッチボールができないと、苛立つっていう気持ちはわからんでもないかな。

月島:小川さん、その発言も笑われてますよ。

小川:……。次行きましょ。

(3)恋人にしたい

次はふたり組の男性に声をかけてみました。年齢は26歳だそうです。

――笑い上戸の女性について聞いて回ってるんですけど、おふたりはどう思いますか?

Eさん「そういう人って一緒にいて楽しいですからね。むしろ一緒に飲みたいですよ」

Fさん「俺も同じ。ちょっとしたことでも笑ってくれた方が助かるよね。飲みの席も盛り上がるしさ」

Eさん「今、女性ふたりとここで待ち合わせをしてるんですけど、ちょうどそのひとりが笑い上戸ですよ」

――お付き合いしてるんですか?

Fさん「どっちもしてないですよ」

――じゃあもしかして、お付き合いしたいと思ってるんじゃないですか?

Eさん「思ってます。僕は彼女のことが好きなんですよ」

Fさん「え? お前も?」

小川:月島さん、余計な質問をまたしちゃったね。彼ら、これから気まずいなあ

――……。それじゃあ楽しんでください!

(4)落ち着いて飲みたい

今度は男女のペアで飲んでいる方。男性は29歳、女性は26歳だそうです。

――笑い上戸な女性についてのインタビューです。笑い上戸な女性をどう思いますか?

男性「単に笑い上戸な女性っていうだけではなんとも……。どちらかといえば、ノリのいい飲み会よりも落ちついた飲みの方が好きなので、彼女のようなおっとりしたもの静かな人のほうが僕は好きですけどね」

――じゃあもし、彼女が笑い上戸だったら?

男性「え? もちろん変わらずに好きですよ(笑)」

――笑い上戸というだけでは恋愛において関係ない?

「まあ、そうですね。うん。関係ないですかね」

――では、ちょっと彼女には耳と目を塞いでもらった上で同じ質問をします。笑い上戸な女性をどう思いますか?

男性「好きです」

小川:まあ、彼女の前では他の女性の話はしづらいよね。でも、静かな人を彼女に選んでいるところでも分かるように、笑い上戸とかあんまり関係ないってことなんじゃない。

(5)相性が悪い

最後は、笑い上戸な男性に話を聞いてみたいと思います。21歳の学生という方。

――笑い上戸な女性のことをどう思いますか?

「いきなりなんすか? 超ウケるんですけど(笑)」

――お! 早速笑い上戸が発揮されていますね。もう笑っている。

「そりゃ笑いますよ。だって普通、こんなことあります?」

――インタビューですか?

「そうそう。超おもしろいじゃん」

――で、笑い上戸な女性についてはどう思います?

「実は俺、ダメなんすよ(笑)」

――それはどうして?

「飲むと笑い上戸になっちゃうから、女性も笑い上戸だとどちらも笑いっぱなしで会話にならないんすよ。それヤバくないっすか?(笑)。マジで笑えない(爆笑)」

小川:会話のキャッチボールが成立しないと基本的には人間関係が成り立たないからね。こういうこともあるんだね。

4:笑い上戸は人気者!

いかがでしたか? 今回は、笑い上戸についてインタビューしてみましたが、笑い上戸な女性を嫌いな人は少ない様子。

確かに、笑ってくれればそれだけ楽しいですもんね。しかし、愚痴に付き合わされるのは嫌だという男性もいましたから、会社の上司などの陰口で盛り上がるときの笑い上戸には注意してください。