単身赴任すると離婚率は上がる?単身赴任している夫の気持ちと妻の本音5つ

既婚者の女性のみなさん、もし、「旦那が単身赴任する」となったら、どう思いますか? 寂しいと感じますか? それとも……? 一方、男性は自分が単身赴任することになったとき、どう思うのでしょう。実際に調査してみました。
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1:単身赴任の離婚率は?

ネットの不確かな情報なのですが、単身赴任をしている人は全国で約40万人程度と言われています。その内、単身赴任中の旦那と離婚する家庭は7%(約28,000組)にも上り、そのうちの80%以上が浮気や不倫が原因で離婚しているそうです。同居よりも離婚率が2倍に上がるという情報も目にしました。

「単身赴任=離婚リスクが上がりそう」と考えられてしまう理由はどこにあるのでしょうか?

調べてみると、フジッコ株式会社が30~59歳までの単身赴任経験者のある男性/ない男性それぞれ250名を対象に“単身赴任に関する実態調査”を行っていました。

それによると、寂しいと思う割合は71.4%でその理由が「子どもに会えないから」(59.9%)、「妻に会えないから」(22.4%)となっていました。どうやら家族に会えない寂しさが大きいために、世の中で言われている離婚原因の1つである“浮気”をしてしまう恐れが高まるのかもしれません。

 

2:単身赴任が長くて離婚したい…妻の本音5つ

上述の調査中に単身赴任の旦那さんを持つ既婚者で、離婚したいという人にその本音を聞いてみました。今回はバツイチという経歴を持つライターの塚田牧夫さんに協力してもらいました。

彼のうるさい横やりと一緒にお送りします。

(1)寂しい

――旦那さんはどれくらい単身赴任していますか?

「大体、2年くらいですかね」(Rさん/27歳)

――一緒には暮らさない?

「旦那と話し合った結果、子供ができるまでは私も仕事を続けるってことになったんです。あと1年で帰ってくるのでもう少しの辛抱かなって」

――旦那さんの単身赴任に関して、今の気持ちはどうですか?

「寂しいですよ。折角結婚したのに一緒に住めないんですから」

塚田:会話の内容からして、結婚してまだ間もない夫婦なんだってことが分かるね。子供もいないから余計寂しいんだよ。でも、家事育児に追われるようになったら、どうかな。亭主元気で留守がいいってなるのも時間の問題だと思うよ。

月島:塚田さん、ひねくれてますね。

(2)子供の世話が大変

――旦那さんはどれくらい単身赴任していますか?

「もう5年くらいになるかな。私ひとりで子育てしてるから大変だよ。たまに旦那が帰ってくるんだけど、子供はまるでなつかないね。だから、旦那もあんまり子供の面倒を見なくなっちゃった」(Wさん/34歳)

――家族揃って暮らすことは?

「うちの場合、新居を構えてすぐに旦那の転勤が決まったから……。折角建てた新居を放っておく訳にもいかないでしょ?」

――率直な今の気持ちを教えてください。

「仕事もいいけど、子育て手伝ってよって感じかな」

塚田:普通はこんなもんだよね。子育てしてると寂しいって感じるような暇なんてないからさ。ただただ大変。旦那も手伝えよ、っていうね。

月島:塚田さんって子育てしたことあるんですか?

塚田:……。

(3)帰ってきて欲しくない

――旦那さんが単身赴任してどれくらいですか?

「まだ3年かな」(Oさん/43歳)

――生活はどうですか?

「楽しいよ。旦那がいないから羽を伸ばせるし、晩飯の用意をしなくてもすむしね」

――お子さんは?

「いますよ。でも、上の子はもう高校生だし、下の子だって小学5年生だから手がかからなくなりました。そのかわりお金はかかるけどね」

――旦那さんが単身赴任から帰ってくるってなったらどう思います?

「イヤだよ。正直、旦那が帰ってきても会話もないから面倒くさいんですよね。お金だけ稼いできてくれればそれでいいかな」

塚田:ほら、こうなるんだって。旦那元気で留守がいいってさ。

月島:塚田さんの台詞、なんか実感こもってませんか?

(4)彼氏ができた

――旦那さんが単身赴任してどれくらいですか?

「私のところは6年ですかね」(Nさん/32歳)

――お子さんは?

「いますよ、ふたり。上の子が小学6年生で下の子が3年生です」

――となると、旦那さんの単身赴任は上の子が6歳、下の子が3歳のときからですか? 育児大変じゃなかったですか?

「大変でしたよ。何度も“仕事を変えて”っていったのに変えてくれず、だからいいんです」

――というのは?

「今は彼氏がいますから」

塚田:そりゃこういうパターンもあるよね。旦那が家に帰ってこないんだから、不倫し放題だもんね。

月島:案外、旦那さんも不倫してるかもしれませんよ。

(5)浮気を疑う

――旦那さんが単身赴任してどれくらいですか?

「去年からですよ! ちょっと聞いてくださいよ。まだ8歳の子がいて旦那いなくなっちゃったんですよ? 仕事とはいえ、最悪なんですけど」(Dさん/29歳)

――引っ越さないのは子供の転校を嫌って?

「それもありますけど、旦那が来なくていいって言うんですよ。浮気してるんじゃないかなって思ってるんです。どう思いますか?」

――そうですね。でも、家族に迷惑をかけたくないって気持ちなのでは?

「単身赴任で家にいないんだから、もう迷惑かけてんじゃん!」

塚田:こりゃ浮気してるかもね。奥さんも気が強そうだから、単身赴任先で羽を伸ばしてる可能性高いんじゃない?

月島:なんか、そんな気がしてきましたよ。

 

3:単身赴任中の夫の気持ちは?5つ

上述した調査中に、単身赴任中といっていた男性に、どんな気持ちを抱いているのかも訊ねてみました。引き続き塚田牧夫さんと一緒にお届けします。

(1)寂しい

――単身赴任してどれくらいですか?

「もう4年になるかな」(Tくん/31歳)

――家にはどれくらい帰れてますか?

「月に1回か2か月に1回くらいかな」

――今の気持ちはどうですか?

「寂しいよ。嫁に会えないんだもん、そりゃそうですよ」

塚田:年を取ってもラブラブな夫婦って、10組に1組くらいの割合でいるんだって。
月島:じゃあ彼がその1組になるんですかね。

塚田:そう思ってるのは旦那さん側だけかもしれないけどね。

月島:ひねくれてますね~。

(2)手料理が食べたい

――単身赴任してどれくらいですか?

「俺の場合はまだ1年かな」(Eくん/30歳)

――じゃあまだ間もないわけですか。

「うん。なんかさ、男の1人暮らしなんて、自炊するのも面倒臭いだろ? だからついついコンビニの弁当とか外食とかで済ませちゃうんだよ。だから、かなり太ったかな」

――やっぱり元の体型に戻りたいですか?

「まあね。でもそれ以上に、嫁の手料理が食べたいな」

塚田:純粋な人だね。嫁さんも同じことを思ってくれていればいいんだけどさ。

月島:思ってますって。塚田さんってやっぱりひねくれてますよね。

(3)子供の顔が見たい

――単身赴任してどれくらいですか?

「もう7年になる」(Aくん/37歳)

――いちばん大変なことってなんですか?

「仕事はいいんだよ。働き盛りってことで頑張ってるけど、努力すればするだけむなしくなってくるんだ。俺だけかな」

――そのむなしさの原因って、いったいなんですか?

「家族に会えないことだろ。特に子供の顔が見たいよ。7年なんて生まれたての子が小学生に上がるくらいには成長している年数だ。だから、家に帰る度に“もうそんなに大きくなったのか”って思うよ。まるで親戚のおっちゃんだよ。子供の成長する姿を見られないのはやっぱり辛い」

塚田:それはあるよね。離婚した友人も同じこと言ってた。それが離婚の最大のデメリットだってさ。

月島:たまにはまともなこともいうんですね。

塚田:俺はいつも真面目なことを言ってるってば。

(4)帰りたくない

――単身赴任してどれくらいですか?

「大体、今年でちょうど5年かな」(Sくん/31歳)

――長いですね。やっぱり家に帰りたくなりますか?

「いや、俺の場合はその逆だよ。帰りたくない」

――それはどうして?

「家に帰ったって嫁の愚痴を聞くだけだもん。“仕事ばっかりで子育てなんて全然手伝ってくれない”って。うちの場合、仕事だからしかたがないなんて台詞は通用しないんだよ。“なら、仕事を変えればいいじゃん”って言われるのがオチだから。口答えせずに、黙って嫁の機嫌が良くなるのを待つしかない」

――――辛そうですね。

「俺だって人間だもん。辛い家には帰りたくないよ」

塚田:気持ちすげえわかるな。

月島:あれ? 塚田さんが気持ちを理解できるってそれヤバくないですか? 彼、離婚間近ってことになりませんか?

塚田:それは言い過ぎだろ。俺は死神じゃないよ。

(5)彼女ができた

――単身赴任してどれくらいですか?

「大体3年くらいですね」(Mくん/35歳)

――単身赴任んを経験してどうですか?

「いいもんだよ。俺は好きだけどね」

――どこら辺がですか?

「自由があるじゃん。何してもいいんだからさ」

――何してもいい?

「あ……。えっと、脱いだ服を片付けろとか言われなくてすむってこと」

塚田:これは不倫してるね。でもどうせ奥さんもしてるから大丈夫。

月島:大丈夫じゃなくてダメなんですって。

 

4:単身赴任で離婚リスクが高まる理由4つ

せっかくなので、離婚経験のある塚田さんに解説をしてもらいましょう。単身赴任だと、どうして離婚のリスクが高まるのですか?

(1)浮気

塚田:まずひとつ目は浮気のリスクが高まること。これは誰もが理解していると思うけど、夫婦が離ればなれに暮らしているんだから、相手の行動を監視できなくなる。監視されているという意識もなくなる。そうすると心理的にも物理的にも簡単に浮気ができるってわけ。

月島:信じるしかないってわけですか。夫婦の絆が試されるわけですね。

(2)相手がいない方が楽だと気づく

塚田:これも誰かが上で述べていたけど、夫婦といっても結局は赤の他人だ。一緒に暮らす上で煩わしく思うようなことも増えてくる。

特に女性は子供をもつと子育てに忙しくなり、嫁から母というふうに役割が変わったりもする。こっちは子育てに忙しいのに旦那は手伝ってくれない、なんてことになれば不満は膨れ上がるのは目に見えている。

それに、夫婦って、便座が上がってる下がってるなんて、つまらないことですぐ喧嘩するんだから。いない方がマシだと思ってもおかしくはない。それは男側にも当てはまる。

離れて暮らすことで、いない方がいいってことがわかっちゃうんだね。でもたまに、単身赴任をきっかけに、夫婦仲がよくなったなんてこともあるみたいだよ。たまにだけどね。

月島:よく聞きますよね。夫婦喧嘩の原因は大体3つだって。ひとつ目は子供のこと。ふたつ目はお金のこと。それで3つ目は夕飯いらないなら連絡しろってことだって。喧嘩するくらいなら、ひとりの方が気楽っていうのはわかるな。

(3)旦那の激太り

塚田:これも上で出てるけど、男の1人暮らしは食生活がいい加減になることも多い。コンビニのカップ麺とか外食とか。そうすると太ることもある。少し見ない間に激太りして帰ってきたら幻滅することもある。こんなはずじゃなかったって具合にね。

月島:そこは男性側の意識しだいで改善できそうですけどね。

(4)愛が冷める

塚田:そして最後は、なんといっても愛が冷めるリスクだよね。旦那さんが出世コースに乗っていることは喜ばしいことなんだろうけど、転勤の連続で単身赴任の期間が長引けば、それだけ離ればなれに暮らさなければならなくなる。

結婚した意味を考えてしまうこともあるだろう。愛が冷めてしまっても不思議ではないよね。

月島:現実的な問題として、顔を合わせない相手と絆を深めていくことは難しいですもんね。

 

5:単身赴任で離婚しないために

単身赴任をきっかけにして離婚に発展しないようにするには、当たり前のことですが、夫婦の努力が必要になるでしょう。しかし、この努力というのがとても難しい。なぜなら、努力とは苦労を伴うものである場合が多いからです。

苦労が多ければ、そのうち嫌気がさす……なんてことにもなります。

お互いの距離感に合う連絡頻度や、ふたりの時間の過ごし方を見つけていってください。

 

【参考】

「いつも一人でご苦労様」という妻の気持ちとは裏腹に…単身赴任、「嬉しい」が3割近くも!離れて頑張る人たちを応援!「愛の単身赴任手当」CPが開始 – フジッコ株式会社