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結婚に失敗した…先輩妻たちがリアルにそう感じた原因と夫婦の危機の乗り越え方

コマツ マヨ

コマツ マヨM.komatsu

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1:結婚に失敗した…と思ったことがありますか?

結婚というのは、人生のあらゆるイベントの中でも、やり直しが効きづらいもののうちのひとつ。もちろん、離婚後するという手段もありますが、「失敗したかなぁ」と思っても、なかったことにできないもの。そのため、なるべくなら失敗したくはありませんよね。

では実際には、どのくらいの人が「失敗した」と感じているのでしょうか。そこで今回『MENJOY』では、20〜40代の男女の既婚者459人に対し独自のアンケート調査を実施。「結婚に失敗したと思ったことがありますか?」という質問をしました。

結果は、以下のとおりです。

ある・・・202人(44%)

ない・・・257人(56%)

今回のアンケートでは「結婚に失敗したと思ったことはない」と感じている人が全体の6割近くと多数派に。しかし、同時に4割以上の人は失敗を感じているのですから、これはなかなかの数だといえるのではないでしょうか。

2:この結婚失敗かも…結婚に失敗したと感じる原因5つ

結婚後「失敗したかも……」と感じた瞬間はどのようなときなのでしょうか。アンケートを元に、失敗の理由を探ってみましょう。

(1)性格・価値観の不一致

結婚して一緒に住むと、これまで見えなかった部分がどんどん見えてきます。いいこともありますが、もちろん悪いことも……。男性は、「子どもが産まれてから、妻の態度が変わった」「出産後から妻がとても怖くなった」などといった意見が多く、子どもが生まれてから、夫に対しての態度を変えた(変わった)女性も多いようです。

(2)暴力、威圧的な態度

配偶者の暴力や威圧的な態度、いわゆるDVやモラハラによって結婚を後悔する人も。女性であれば「ヒステリックになる」や「こちらを常に馬鹿にした言動を取る」、男性であれば「妻に対して威張る」や「高圧的な態度で脅してくる」などです。結婚前はそれほど気にならなかったことでも、結婚してからその性格に苦しめられている人も少なくないようです。

(3)酒癖の悪さ

男女関係なく、結婚に失敗したと感じる要因のひとつに「お酒のために生活費を使い込んでしまう」、「お酒を飲むと暴力的になったり、性格が変わったりする」などといった「酒癖の悪さ」があるようです。

結婚前は別々に住んでいてあまり気づかなかったけれど、いざ結婚して同居をすることで、あまりの酒癖の悪さに驚いたという人も多いのでしょう。

(4)お金の問題

お金の問題によって結婚を失敗したと感じる人もいるようです。「借金があった」、「クレジットカードを勝手に使う」など、お金に関する価値観の違いや、「貯金ができない」という性格的な問題、「高いものを平気で買う」といった金銭感覚の違いなどもよく聞かれます。

(5)セックスの問題

「セックスレスになったから」や「セックスが下手」など、セックスの問題で結婚を失敗したと感じている人も多いようです。結婚前や結婚当初はセックスがあっても、徐々にセックスが減って、レスになる場合がありますが、「セックスが下手」だと感じている人に関しては、結婚後早い段階から失敗を確信していたのかもしれませんね。

3:結婚に失敗したと思っても身動きが取れない…その理由3つ

仕事などで失敗したら、すぐに改善へと動くことが大切。でも、結婚生活では、そう簡単にはいきません。結婚に失敗したと感じても、すぐに別居や離婚を選択できない理由について3つご紹介します。

(1)経済的な理由で

ひとり、もしくは子どもと生活していけるだけの十分な収入を得ていない場合、別居や離婚を選択するのはなかなか難しいことです。専業主婦ならなおさら。仕事を持ち、住むところを見つけるだけの経済的余裕がないと、別居・離婚は現実的ではないようです。

(2)子どものことを考えて

子どもがいると、別居や離婚の決断を躊躇する人も少なくありません。夫婦仲は円満ではないけれど、夫(または妻)にとても懐いている、子どもに実害がない、子どもがまだ幼く両親そろっていない環境にしたくない、私立の受験などで両親がそろっている必要があるなど、子どもに関係するさまざまな理由から身動きが取りにくいことも。

(3)身の危険を感じて

別居や離婚などの行動を起こそうとすると、パートナーの暴力が悪化するなどの危険が生じることが考えられます。反対に、パートナーが感情的になって、自分を傷つける行為に走る可能性も否めません。今よりひどくなるくらいなら、今のままがいいと考え、行動にうつせないことも。

4:結婚後「失敗だった…」と感じたときにするべきこと3つ

結婚して失敗した! と気づいてしまったとき、どのような行動を取るべきなのでしょうか。離婚をするか、しないのか選択する前にしておくべきことを3つご紹介します。

(1)生活力を身につける

ゆくゆくは離婚を視野に入れているなら、離婚しても生きていけるだけの生活力を身につけましょう。仕事を見つけたり、パートナーから離れたあとに生活できる場所を確保したりしておきます。DVなどがある場合は、一時的に身を寄せる場所や専門施設などを検索しておいて、いつでも逃げられるようにしておくといいかもしれません。

(2)離婚のための証拠集め

相手が原因で離婚をしたい場合、スムーズに離婚できるように、離婚のために必要な証拠を集めておきましょう。証拠がないと、なかなか離婚が進まないこともあり得るからです。暴力を受けた証拠、乱暴な言葉を使っているメールやメッセージの保存、日記などに毎日の出来事を記しておくことも証拠として有効です。

(3)話し合う

稀に話し合いをしたことがないという夫婦がいます。不満などを口に出し、相談したことがないため、夫婦間のトラブルを解消できず関係が悪化してしまうのです。

パートナーから危害を加えられるような状態はなく、安全に話し合いができるようであれば、今の思いを素直に打ち明けてみるのもいいかもしれません。

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5:「この結婚失敗だわ…」と思った後が勝負!先輩妻たちの心得3つ

結婚に失敗したと感じた妻たちのリアルな本音をご紹介します。

(1)いびきがうるさすぎる!

「旦那のいびきがうるさすぎて、結婚後ほとんど熟睡して寝たことがない。何度も相談したけれど、病院に行けといわれるのが気に入らないみたいで、そもそも自分は気づいていないから改善しようとしない。

そんなことで離婚するわけにもいかないけれど、一緒に寝るのは無理なので、別部屋になりました」(37歳女性/自営業)

(2)結婚前からわかっていたことで後悔

「結婚前から、ギャンブル好きだし、お酒も浴びるように飲むし、趣味や好きなことに関しては、人のいうことを聞かない人でした。でも、そんなワイルドなところに惹かれていたのも事実です。

でも、結婚したらやっぱり手に負えなくて、夫婦仲の悪化に原因に……。結婚前からわかっていたことなのに……といまさら後悔しています」(36歳女性/専業主婦)

(3)義実家との距離を保つ

「結婚後、義実家のすぐ近くに住んだところ、義両親が過干渉すぎてうんざり。夫も義両親の暴走は止められず、ほぼいいなり。出産を機に家を買って、少し遠くに住んだからよかったものの、義実家とは初めから距離を取っておくことをおすすめします」(37歳女性/保険事務)

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6:失敗は成功のもと!

失敗は成功のもとといいます。結婚生活が失敗だと感じてからの行動は人それぞれではありますが、同じ失敗を繰り返さないように、しっかり胸に刻んで歩んでいきたいものですね。