女性恐怖症とは?恋愛心理カウンセラーが教える女性恐怖症の原因と克服方法

女性恐怖症という名称を聞いたことがあっても、実はその内容について詳しく知っている人は少ないものです。名前だけが一人歩きして、「自分は女性恐怖症なので……」と思い込んでいる男性もいます! 今回は恋愛心理カウンセラーの筆者が、女性恐怖症の原因と症状、改善方法につてお話します。
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1:男性に聞きました。あなたは女性恐怖症ですか?その割合は

広い意味で女性恐怖症にかかっている男性は、みなさんが思っているよりも、実は多いかもしれません。

恋愛心理カウンセラーとして様々な男性からご相談をいただいている中で、筆者が感じている割合は、「男性のおよそ15~20%」です。5人に1人と考えれば、決して少なくはありませんよね。

もちろん、「自分は女性恐怖症なんで……」と語る男性の中にも、「いや、それは女性恐怖症とは違いますよ!」というタイプの人もいますが、やはり数としては多い、そして増えているというのが、現場に立つ者の印象です。

 

2:女性恐怖症の症状7つ

(1)女性と話すのが緊張する

「女性と話をするとき、ものすごく緊張します。自分の話の内容がくだらないとか、バカだと思われるんじゃないかと思って」

と話すのは、たかしさん(仮名)30歳。

会社の中でも、女性社員を前にして話をするときは、緊張で目の前がちらちらしたり、真っ白になることもあるそうです。

(2)女性を前にすると冷静になれない

「とにかく、女性を前にすると冷静になれません。ドキドキしてしまって、汗は出るし、顔は多分真っ赤です。結婚式のスピーチのときのように、さっき何を話したかもわからなくなるし、次に何を話そうかもわからなくなる」

ゆうさん(仮名)45歳は、「女性と話すことと、大事な会議のプレゼンは似たような状態」だと言います。別に、大勢の女性を前に訓示をするわけではないのですが、言葉がうまく出てこず、悩んでいます。

(3)女性に苦手意識がある

「具体的にどうこういうよりも、女性全般に対して苦手意識があります。女性って、女だけで一緒になって男の悪口を言ったり、噂話をしたり、面と向かってすごい批判してきたりするじゃないですか」

ようじさん(仮名)22歳も、女性恐怖症を訴えるひとりです。女性と会話、やりとりをすることに対して、ひいては女性そのものに対して、苦手意識があります。

(4)女性を避ける

「女性だというだけで、相手のことを避けてしまいます。緊張感というか、恐怖感というか、とにかく苦手ですね」

さとるさん(仮名)35歳。「何が原因だということは、ハッキリとは言えないけれど、とにかく女性だというだけのことが理由で相手のことを避けてしまう」と言います。

女性を好きになることはあるけれど、結局避けてしまうから発展したことはありません。

(5)女性が自分のことを見ていると感じる

「女性からの目線を感じます。自分のことを、何か変なことをしているとか、変なヤツとか思っているのかな……と思うと、相手におかしく思われているのにこちらから近づくこともできませんよね」

けいいちろうさん(仮名)26歳は、身の回りに女性がいると、相手が自分のことを見ている目線を感じることで、女性に対する苦手意識が拭えなくなっています。

(6)女性を前にすると動くことができない

「はっきり言って、挙動不審になってしまいます。動くとしたら、ロボットみたいにギクシャクするし……。それを相手に笑われることも多いです」

あきらさん(仮名)24歳は、女性と会話をするときの自分の動作が原因で、女性に笑われたり、それによって女性と交流することに恐怖感を感じると言います。

(7)女性が怖い

「女って陰湿ですよね……。キレるし、いじめたりもするし、だいたい男のこと怒りすぎじゃないですか? 怖くて声もかけたくないです」

とうじさん(仮名)31歳は、「とにかく女性が怖い、近づきたくない」と思っているようです。

様々な意見がありましたが、これらにはちゃんと原因があります。女性恐怖症の原因について見てみましょう。

 

3:トラウマが関係している?女性恐怖症の原因7つ

(1)母親が厳しかった

まずは、幼少期にトラウマがある場合。女性恐怖症には少なくない原因です。

トラウマの原因は、家族やクラスメイトなど様々ありますが、影響が強いのがやはり母親でしょう。

気が強く、何事につけてもハッキリ発言する母親が、息子の味方をしてくれないタイプだった場合、その頃のトラウマから、成長して女性恐怖症になる男性は多くいます。

たとえば成績を責められた、躾が厳しすぎたなどのケースです。中には、母親が父親をひどくけなす、男性をバカにするというケースもあります。

(2)姉や妹から辛くあたられた

母親だけでなく、姉や妹もトラウマの原因になり得ます。

成績や習い事、スポーツなど、出来の良い姉妹に見下されたり、あるいは様々に暴言を受けたりしたことで、いつしか女性恐怖症になってしまうことも。

(3)女子からいじめられた

トラウマの原因になるのは、家族だけではありません。

学校で女子にいじめられた経験や、成績関係等でバカにされた経験は、女性恐怖症の原因として充分なのです。

(4)過去の女性に浮気された

女性恐怖症の原因は、家族歴や小学生時代などの幼少期にある……とよく言われています。しかし、思春期を迎えて以降も、原因となる出来事に出会うかもしれません。

そのひとつが、付き合った女性の浮気や裏切りです。

お互い、愛し合っていると思っていたのに、相手が他の男性と関係を持ったり、他の男性を選んでしまうと、「捨てられた!」という思いが劣等感につながって、女性恐怖症に発展する場合が。

浮気以外でも、付き合っている彼女が影で友達と、自分の悪口を言っていたのを聞いてしまったりすると、トラウマになってしまうことがあります。

(5)周囲の女性からバカにされた

付き合っている女性でなくても、身の回りの女性からバカにされた、陰口を言われたといったようなことも、女性恐怖症の原因です。

「好きな人に人格を否定するようなことを言われてから、女性を好きになれなくなった」男性もいます。

(6)劣等感が強い

異性から同じことを言われても、全然メゲない人もいれば、大きなショックを受けてトラウマを作り出してしまう人もいます。女性恐怖症になりやすいのは、後者のほうです。

特徴としては、劣等感が強いことが挙げられるでしょう。

生育歴などに起因する劣等感の強さは、ちょっとした障害でも、人生をつまづきやすくしてしまいます。

そもそも劣等感が強い人は、女性からちょっとした攻撃を受けただけで、心に大きなダメージを負ってしまいます。そして、女性全般からバカにされている、自分は男としての価値がない……と思い込んでしまいがちなのです。

(7)自分を肯定したい意識が強い

中には、「自分を肯定するために女性恐怖症になる」というケースもあるので、覚えておきたいものです。

どういうことかと言うと、「女は怖い。陰湿だしズケズケものを言って遠慮がない」の裏側に、「その点、男はいいよな!」という理論を隠し持っているのです。

つまりこの男性は、「女性を否定する」ことによって、「男性、つまり自分自身を認め、満足している」わけですね。

他人を否定することでしか自分を肯定することができないのも寂しいもの。そして、それによって「女=いけない人種」であるかのような思い込みが生じるのも、人生にとってはマイナスになるのではないでしょうか。

 

4:女性恐怖症の克服方法4つ

(1)女性と話をしている自分をイメージする

まず、女性と話をしている自分自身をイメージするのがおすすめです。

いわゆる、イメージトレーニングですね。

イメージの中の自分は、現実と違って、女性とすらすら話している……それでいいのです。

ただし、できるだけリアルなイメージを作ってください。

イメージするだけなんて簡単すぎる……と思った方も、「リアルなイメージ」と言われると、急に難しいと感じられるかもしれません。

実際に女性と話す行動に移すのは、イメージがしっかりと、毎日何度もできるようになってからにしましょうね。

(2)女性と少しだけ話をする

女性と話をしている自分を充分にイメージできたら、実際に女性と少しだけ話をしてみましょう。

女性恐怖症の人の中には、大人数になると症状が出ないという人もいます。そのため、一対一でチャレンジするのが望ましいでしょう。もちろん、慣れるまでは大人数の中で女性に話しかけることから始めてもOKです。

そして、必ず「少し話すだけ」に留めること。たくさん話そうとすると、話を盛り上げなくてはいけないというプレッシャーのせいで、少し話すことすら苦痛になってしまいます。

最初は「ひと言だけ」「挨拶だけ」で良いのです。少し話すことに抵抗感がなくなってから、「二言三言」「たくさん」に挑戦してみましょう。

(3)不安や恐怖はあって当然のものと考える

女性恐怖症の男性は誰しも、

「こんなことで女が怖いなんて、自分はなんてダメなやつなんだ、情けない、同僚のアイツは自信満々で女子社員に話しかけているじゃないか、オレはあんな勇気もないしうんぬんかんぬん……」

と感じているでしょう。

つまりそれは、女性恐怖症を抱えている自分に対する劣等感。ですが、実は「同僚のアイツ」だって、女性に話しかけるにあたって、緊張や恐怖感を抱えていることは間違いありません。

逆に女性の側も、男性に話しかけるときには、否定されたらどうしよう、嫌われちゃうんじゃないかな……という恐怖感を感じているものです。

ぜひ「なんだ。恐怖感って、もっていいものなんだ。当たり前なんだ」

と知ってください。そして、女性に恐怖感をもったり緊張を感じる自分を許してください。

「女性が怖い、ダメな男!」という認識が、あなたをますます女性恐怖症にするのです。

(4)カウンセリングに通う

自力ではどうにもならないと感じたら、専門家はいつでもあなたの力になるべく、お待ちしています。カウンセリングや心療内科に通うなどの方法で、二人三脚で克服を目指しましょう。

特に、恐怖症の症状が神経症に発展し、生活に支障をきたすほどになっている場合は、お薬が処方されることもありますので、検討してくださいね。

 

5:好きになった人が女性恐怖症。どうしたらいい?

(1)治そうとしない

女性恐怖症であるのなら、女性恐怖症を治してしまえばいいんだ!という発想でグイグイと距離を縮める女性もいます。しかし、これは相手が逃げてしまうので逆効果。

付き合ってもいない相手から、女性恐怖症を気に掛けられるなんて、屈辱以外の何者でもありません。つまり、余計に悪化することが考えられるので、治そうとしないことが肝要です。

(2)普通に接する

女性恐怖症の男性には、こちらが怖がられているということを念頭に置いて、そっと近づいていきましょう。

とはいえ、女性恐怖症だからといって腫れ物に触るような扱いをするのは非常によろしくない対応です。

例えば、あなたの周囲にAさん・Bさん・Cさんと3人の男性がいるとして、あなたが好きなのはAさんだとしても、Bさん・Cさんへの対応と変える必要はないのです。

変に対応を変えてしまうと、「嫌われている」と勘違いされることもありますし、「自分が変だからまともに応対してくれないのだ」と歪んだ解釈をされてしまうことも。

(3)そのままの彼を好きでいる、褒める

「私が好きになったのは、女性恐怖症の彼。だから、そのままのあなたがいい!」という気持ちをもちましょう。

彼のいいところを見つけたり、目にしたら、「そういうところ、いいよね!」とまめに褒めてあげましょう。

女性恐怖症の男性は、「そのままの自分=ダメ、女性からは認められない」と思い込んでいます。ですから、相手から自分が認められていることが認識できることで、自分に対する意識が変化していくこともあります。

 

6:まずは正しい知識を

女性恐怖症は、はたから見ている女性、彼を好きになった女性としても辛いものかもしれません。しかし、それ以上に本人が辛い思いをしています。

将来や結婚のことを考えて、焦りばかりが先走ることもありますが、正しい知識を身につけ、自分に適した改善方法を試してみるのがおすすめです。