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夫婦生活の頻度を大調査!頻度の理想と現実からみる夫婦仲と円満の秘訣

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:夫婦生活が続いている人の割合は?

(1)セックスレス夫婦の割合は54.6%

日本性科学会によるセックスレスの定義は、

『特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシャル・コンタクトが一ヶ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合』

となっているので、これを基準に調べてみましょう。

『Menjoy』の過去記事『夫婦生活っていつまで?頻度と年齢を大公開!苦痛な場合の対処法も』によると、上述のセックスレスの定義に当てはまる夫婦の数は557人中305人なので全体のおよそ54.6%となります。

(2)セックスレスではない夫婦の割合は45.4%

セックスレスではない夫婦の割合は、残りの252人なので全体のおよそ45.4%。因みに、セックスレスではない夫婦の最も多い夫婦生活の頻度は「月に2~3回程度」と79人が回答しています。この数字は全体のおよそ14.2%です。

 

2:理想はどれくらい?夫婦生活の理想の頻度ランキング

まずは、「夫婦生活の理想の頻度」を『Menjoy』がアンケート調査致しましたので、ランキング形式でご紹介します。回答者は557人で20代~40代の男女が対象です。

第8位「半年に1回」(18人・3.2%)

得票数は18票で全体からみた割合は3.2%と少ないですね。それぞれの年代の得票率(その年代の全体数のうちどれくらいの人が投票しているか)は、20代男性が16.7%、20代~30代は女性4.9%で男性が4.2%、40代は女性が2.6%で男性が2.1%となっています。

一見して20代男性に多いように感じますが、得票数は6票中の1票。なので、分析するにはデータが足りないと判断し、ここは無視して考えたほうがよさそうです。

また18票のうち、最も票数が多かったのが30代女性でした。女性は職業を主婦と答えた人が188人で全体の71.8%と最も多かったことから、育児に追われて忙しく夫婦の時間が取れないという人たちなのかもしれません。現実の生活を顧みると、半年に1回が限界ということなのかも。

第7位「半年に2~5回」(20人・3.6%)

得票数は20票で全体からみた割合は3.6%と8位との差はわずか2人。年代別の得票率(その年代の全体数のうちどれくらいの人が投票しているか)は30代女性が5.7%で男性が4.2%、40代女性が3.5%で男性が2.6%でした。

第8位と同じく、20票のうち票数が多かったのは30代女性。育児に追われて忙しい主婦たちの多いことが想像できます。

第6位「ほぼ毎日」(33人・5.9%)

得票数は33票で全体からみた割合は5.9%と若干ポイントがアップしました。年代別の得票率(その年代の全体数のうちどれくらいの人が投票しているか)をみてみましょう。30代女性が2.5%で男性が10.5%、40代女性が4.3%で男性が7.7%です。

いずれの年代も男性に多いことが特徴です。特に30代男性は10人に1人と多いことから、働き盛りであっても夫婦生活は楽しみたいと思っている人の多いことが想像できます。

第5位「週2~3回」(55人・9.9%)

得票数は55票で全体からみた割合は9.9%でさらにポイントが上昇。年代ごとの得票率(その年代の全体数のうちどれくらいの人が投票しているか)は、20代女性が28.0%で男性が16.7%、30代女性が13.9%で男性が7.4%、40代女性が2.6%で男性が10.3%です。

20代~30代では女性に多いことが特徴的ですが、40代になると逆転して男性が多くなりますね。女性における性欲の減退時期がこの辺なのかもしれませんね。

第4位「月に1回」(65人・11.7%)

得票数は65票で全体からみた割合は11.7%です。年代ごとの得票率(その年代の全体数のうちどれくらいの人が投票しているか)は20代女性が16.0%、30代女性が12.3%で男性が10.5%、40代女性が9.6%で男性が12.9%となっています。

20代~30代の女性に多いのですが、40代では逆転し男性が多くなっています。頻度に差はありますが、第5位と同じ現象です。

20代~30代の女性の年代ごとの得票率を比較すると、週2~3回の方が高いというデータです。

第3位「月に2~3回」(96人・17.2%)

得票数は96票で全体からみた割合は17.2%で約5パーセントの上昇。年代ごとの得票率(その年代の全体数のうちどれくらいの人が投票しているか)は、20代女性が8.0%、30代女性が18.9%で男性が18.9%、40代女性が15.7%で男性が18.0%となっています。

大体男女ともにパーセンテージが横ばいということで、ここら辺が男女共に「どの年代でも無理のない頻度」という結果なのかもしれないですね。とくに30代以上の女性で夫婦生活を営みたいという人たちからは、一番支持を受けている頻度でもありました。

第2位「週1回」(108人・19.4%)

得票数は108票で全体からみた割合は19.4%です。年代ごとの得票率(その年代の全体数のうちどれくらいの人が投票しているか)は20代女性が32.0%で男性が16.7%、30代女性が16.4%で男性が27.4%、40代女性が13.9%で男性が19.1%となっています。

30代~40代では男性が多いのが特徴的。年代別にみてみても、女性の支持率は年を追うごとに減っていっています。30代以上で週に1回という頻度は男性本位の夫婦生活といえるのかもしれません。

一方で、20代女性の支持率トップの頻度であり、夫婦生活を営みたいという30代男性の支持率のトップでもあります。

第1位「それ以下(年に1回より少ない)」(145人・26.0%)

アンケート調査の選択肢として便宜的に「それ以下」という表記にしていましたが、ここに投票した人たちは「ほぼ夫婦生活を営みたくない」という人たちと考えて間違いないでしょう(アンケートには年に1回という選択肢がありました)。

得票数は145票で全体からみた割合は26.0%です。年代ごとの得票率(その年代の全体数のうちどれくらいの人が投票しているか)が、20代女性が12.0%、30代女性が22.1%で男性が15.8%、40代女性が45.2%で男性が23.7%となっています。

ぶっちぎりの支持率ですね。特に40代女性の得票率は約半数ということで、その多さに驚きを覚えてしまいます。とはいえ、30代女性、40代男性の同じく年代ごとでみた得票率でもトップ。みなさんどうやらそれほどまでに夫婦生活を営みたくないと思っているようです。

 

3:現実は?夫婦生活の頻度の現実と理想の差からみる年代の特徴8つ

次に、上述した『夫婦生活っていつまで?頻度と年齢を大公開!苦痛な場合の対処法も』でも一部公開されている「現実の頻度」と、今回の「理想の頻度」との差を比べてみましょう。

ちなみに、それぞれのアンケートは同じ対象者(人数も同じ)に実施をしたアンケートになります。

(1)全世代でセックスレスには不満気味

夫婦生活の理想の頻度を「それ以下(1年以下)」と回答した人が145人もいたと紹介しましたが、現実の頻度では「それ以下(1年以下)」と回答した人はさらに多い225人。比較すると、80人もの人たちが「完全なセックスレスに不満を抱いている」ことがわかります。

男女年代関係なくその傾向は強いのですが、男性側の方が理想と現実の回答者の差が大きく、世の旦那さんがセックスレスに不満を持っている傾向が強いといえるでしょう。

(2)月に2~3回で不満なしの30代女性

30代の女性たちにフォーカスしてみましょう。

夫婦生活を楽しみたいという30代女性の中で、最も理想と現実のギャップが少なかったのが「月に2~3回」という回答。その差はなんと、“たったの1人”でした。逆に、ギャップが最も多かったのは「週に1回」の回答者。

大まかに見ると「2週間に1回(=月に2~3回)」から「週に1回」程度の夫婦生活が理想となっているようなのですが、週に1回の頻度までは行えていない様子が見えてきます。

(3)奥さんに主導権を握られている30代男性

一方で30代男性も、30代女性と理想の頻度が大体同じで「月に2~3回」から「週に1回程度」となっています。ですが、30代女性とは対照的に、現実は「月に2~3回」の頻度でも、理想とのギャップがかなり大きくなっています。

同じ頻度でも女性は比較的理想的な夫婦生活が行えて、男性は行えていない現実が見えてきます。

そこから考察するに、“セックスをするかしないかといった選択”は女性側の奥さんに主導権が握られているのかもしれませんね。

(4)ほぼ現状に不満なしの40代女性

今度は年代・性別を全体俯瞰して特徴をみてみましょう。

20代~40代の男女の中で、現実と理想のギャップが最も少なかったのが40代女性でした。「最も満足度の高い夫婦生活を送っている層」ともいえます。

また30代女性や40代男性は、完全なるセックスレスを理想とする人と、「月1~週1程度」の頻度を理想としている人に別れる傾向があるようです。どうやら二分化されるようです。

(5)頻度を増やしたい40代男性

20~40代男女の中で、最も「セックスの頻度を増やしたい」という傾向が強いのが40代男性です。「ほぼ毎日」といった頻度から「月に2~3回」といった頻度において、現実と理想のギャップが大きく、我慢を強いられている様子が見えてきました。

女性とは違い、夫婦生活を長く楽しみたいと思っている傾向が強そうです。

 

4:マンネリ化してない?夫婦生活を維持する秘訣とは?4つ

ノンフィクションライターで人妻の秋田まちこさんに、夫婦生活を維持する秘訣をお訊ねしました。

(1)無理に誘わない

秋田:基本的には無理に誘わないこと。やりたくもないことをさせられるってすごいストレスになるから、そんなことを続けていたら相手がどんどんセックスをキライになっていく。基本的にはやりたくない人に無理強いしないってことは大切。

(2)時には刺激的に

秋田:時に刺激的なセックスをしてみるのはオススメ。夫婦って何十年も連れそうものだから、どうしたってマンネリとは切っても切れない関係にある。いつも新鮮な気持ちでいるのは誰だって難しい。でも、その努力をしなくなったら夫婦生活の維持はできない。

道具を使ってみるのもいいし、場所を変えるのもいい。それは夫婦によって決めるべきね。

(3)好きでいてもらえる努力

秋田:家事と育児に追われていつも地味な服ばかりになってしまっている女性ってたくさんいると思うけど、夫婦生活を維持していきたいと思うなら、どこか1つでもいいからおしゃれをしてみるといいと思う。旦那さんのために女を演じる時間があってもいいと思う。

(4)寝室を共にする

秋田:女性から夜の営みを誘うことって躊躇しがちになっちゃうと思うんだけど、寝室が別だと、さらに誘いづらくなっちゃう。だから、寝室はできるだけ同じ方がいいんじゃないかな。安眠できないとか大きな問題がないのなら、部屋は分けない方がいい。

 

5:改善された?頻度の変化によって実感した夫婦仲エピソード4つ

今度は街の人に夫婦生活の頻度が変わって夫婦仲が変わったというエピソードを訊ねてみました。

(1)頻度が減ってより夫婦生活を大切に

「いつもは週に1回くらいの頻度でしてたんですけど、子どもが出来てからは忙しくなって月に2回くらいに減りましたね。だから、1回1回を大切にするようになりました。たぶん、それが理由だと思うんですけど、夫婦仲がよくなった気がします」(Tさん/28歳)

(2)頻度が増えて愛情が深まった

「まあ、ちょっと言いづらいんだけど、夫婦の頻度は、その……増えた……かな? それで私が実感する変化っていったら、喧嘩が減ったってこと。その理由はわかんないけど、自分で思うのは“愛されてるな”って実感できるから、そもそもイライラしなくなったかもしれない」(Yさん/32歳)

(3)頻度が減って旦那がATMと化した

「うちの場合はほとんどしなくなったね。だから、旦那のこともATMとしか見れなくなっちゃった。家事と育児は私がして、旦那は外でお金を稼いでくるだけ。そのためだけの人になっちゃったかな。悲しいけどね」(Hさん/36歳)

(4)頻度が増えて相手するのがストレス

「旦那からの要望があって、夜の営みの頻度を増やしてみたんですよ。でも、そもそも私ってそういうのあんまり好きじゃないからストレスなんですよね。“旦那のために応えてあげてる”っていう意識があるから、旦那のちょっとしたことにイライラするようになっちゃいました。ダメですね。もう1回話し合います」(Iさん/30歳)

 

6:夫婦生活からみえる夫婦仲

夫婦の頻度というのは、どうも増やせばそれだけ仲が深まるというわけではないようです。重要なのはその夫婦が無理のない頻度で楽しめるかということ。お互いに納得できる頻度というものを探してみてください。