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金の切れ目が縁の切れ目!「仕事」「友達」「家族」「彼氏」関係別、縁の切れ目
並木まきM.Namiki
目次
隠す1:「金の切れ目が縁の切れ目」の意味が切ない…
時折、「金の切れ目が縁の切れ目」って聞きますけれど、よくよく意味を考えてみると、かなり切ないシチュエーションです。
(1)金の切れ目が縁の切れ目の意味は?
この機会に「金の切れ目が縁の切れ目」の意味をおさらいしておきましょう。辞書によると……
金銭で成り立っている関係は、金がなくなれば終わるということ。(出典:デジタル大辞泉/小学館)
そもそもお金で繋がっていた関係だから、お金がなくなればその関係が終わってしまう……という場合に使われる表現というわけですね。
男女関係でいうと「愛ではなくお金目当てだった!」なケース。けっこうあるんじゃないでしょうか!?
(2)金の切れ目が縁の切れ目を英語で言うと?中国語では?
ところで「金の切れ目が縁の切れ目」を英語で表現したい場合、直訳できる定型句はありません。
しかし「The end of money is the end of love」(お金がないと、人を愛せない)が、日本語でいうところの「金の切れ目が縁の切れ目」の意味になります。
また、中国語では「钱断情也断(qián duàn qíng yě duàn)」が「金の切れ目が縁の切れ目」という定型句です。
2:「金の切れ目で離婚!」した人も…「金の切れ目」で切った彼氏の話5つ
ここからは、実際に「金の切れ目」で恋人との関係の節目を迎えた人たちのエピソードをご紹介します。
(1)「借金をしまくる彼氏に、ウンザリして別れました」(27歳女性/ネイリスト)
サキ(仮名):元カレが仕事を辞めてから、私にお金を借りまくるようになり、ムカツいて別れました。
筆者:その彼氏は、再就職しなかったんですか?
サキ:しなかったんです。私だって安月給なのに、デート代を出させるだけでなく、家賃の援助までせびってきました。働いているときには羽振りがいい彼氏だっただけに、残念でした。
(2)「隠れ借金が発覚し、離婚してもらいました」(30歳女性/講師)
ミカ(仮名):元夫が私に隠れて、250万円も借金をしていたんです。
筆者:結構まとまった額ですね。借金の理由は、なんだったんでしょう?
ミカ:職場の女の子との浮気です。すぐに返せる額ではないし、浮気のための借金を私が働いて返すのもバカバカしいと思い、離婚してもらいました。
(3)「貧乏デートに嫌気がさして」(32歳女性/営業)
ユカリ(仮名):元カレが転職してからお給料がガクッと下がり、貧乏デートしかできなくなったのが嫌で別れました。
筆者:どのくらいお給料が下がったんですか?
ユカリ:それまでの2/3くらいです。ケチ臭くなって、外食も控えるようになりました。お金だけで判断するのは悪いと思ったけど、そのせいでケンカも増えてしまったので、雰囲気が悪くなったんです。
(4)「友達に大金を貸した彼に呆れました」(26歳女性/秘書)
ジュン(仮名):元カレが友達に大金を貸したことが発覚し、ありえないと思って別れたことがあります。
筆者:どのくらいの額だったんですか?
ジュン:150万円だったと思います。自分の貯金を全部貸したそうです。もちろんお金は返ってこなくて、その友達にお金を貸したせいで、デートもケチケチするようになったので、“私にとばっちりが来た”と思いました。
(5)「会社をクビになった彼氏がウザくて」(30歳女性/保険)
マイ(仮名):つい1週間前に別れた元カレが、会社をクビになってから私にお金を借りるようになって、ウザくて別れました。
筆者:どのくらい貸したんですか?
マイ:全部で30万くらいです。当面の生活費も貯金していなかったみたいで、呆れましたね。
3:彼氏以外にも!金の切れ目が縁の切れ目になったエピソード5つ
続いては、男女関係以外で「金の切れ目が縁の切れ目」になったエピソードを5つお届けします。
(1)「貸したお金が返ってこなかった親友と絶縁」(35歳女性/経営)
マユ(仮名):中学校からの親友が困っているときに、50万円貸したんです。最初のうちは月に2万ずつ返済があったんですが、半年くらいしてから返済が途絶えました。
筆者:ありがちな話ですね……。その後、どうしたんですか?
マユ:連絡しても逃げるので、こっちから手紙を送って“貸したお金の残りはあげるけれど、もう二度と連絡してこないで”って絶縁しました。
(2)「ちょこちょこ借りるお金を、全く返さない友人に嫌悪感」(28歳女性/ネイリスト)
アキノ(仮名):ファミレス代とかコンビニ代とかちょこちょこと、数百円を借りる友達がいたんです。“次会うとき返す”って言うんだけど、返してくれないので、会うのをやめました。
筆者:一度の額は少額でも、回数を重ねるとまとまった額になりますよね。総額でどのくらい貸したんですか?
アキノ:結局、5万円は超えていたかも。「お金返してよ」ってやんわり言っても、知らん顔するんです。神経を疑います。
(3)「お金を貸して欲しいと泣かれても…」(32歳女性/販売)
ヒトミ(仮名):前の職場で仲良くなった子が、彼氏のせいで借金を抱えたけど返せないとかで、30万円を貸して欲しいって泣きながら頼んできたんです。
筆者:で、貸しちゃったんですか?
ヒトミ:いや、そこまで仲のいい子じゃなかったし、貸さなかったです。で、これ以上関わりたくなくて、それから疎遠になりました。
(4)「兄弟とお金が原因で絶縁中です」(33歳女性/派遣)
アヤ(仮名):私の兄は、とにかくお金にルーズ。まともに働かず、お金がなくなると親や私にせびってくるんです。
この前、とうとう堪忍袋の尾が切れて、絶縁しました。
筆者:どんなことがキッカケで絶縁に?
アヤ:同時に2人の女性を妊娠させたとかで、中絶費用をお金をせびってきました。呆れてモノも言えなかったし、そんな男と兄妹だなんて、ほんと、ウンザリです。
(5)「親と距離を置いています」(37歳女性/小売)
ナオミ(仮名):情けない話ですが、親が私にお金をたかってくるので、ウンザリして結婚を機に距離を置くようにしました。
筆者:親御さんは、仕事はしていないんですか?
ナオミ:はい。両親ともに早いうちにリタイヤしています。リタイヤするなら貯金を計画的に使えばいいのに……。退職金も使い切ってまで贅沢してました。
4:金の切れ目はガチで縁の切れ目に…
人生はお金だけじゃありませんよね。でも、残念ながら「お金の切れ目が縁の切れ目」になりやすいのは、確か。
みなさんには、「金の切れ目」が原因で、疎遠になった人間関係に心当たりがありますか?