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会社への結婚報告のポイントまとめ!タイミングや伝える順序、内容など

小嶋司

小嶋司K.Tsukasa

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目次

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1:会社への結婚報告はなぜ必要?

結婚はプライベートなこと。なので「会社にわざわざ報告しなくても」という人もいるかもしれません。ですが、結婚して扶養家族が増えたり苗字が変わったりすれば、社会保険などの事務手続きが必要な場合があります。

また、結婚報告をすることで、人事異動や新しいプロジェクトの采配の際などを配慮してもらいやすくもなるでしょう。いずれにしろ、会社にも何かしらの影響が出る可能性が高いので、早めに結婚報告をするのが社会人としての常識と言えるでしょう。

2:会社への結婚報告のタイミング、ポイント3つ

会社への結婚報告でおさえておきたいのは、タイミング。それを間違えると、今後の人間関係に少なからず影響することもあります。ここで紹介する3つのポイントをぜひ覚えておきましょう。

(1)挙式の3か月前を目安に

結婚式に会社の人間を招待する際は、日程が調整しやすい3か月前を目安に報告をしましょう。結婚報告とともに、式に参加してほしい旨を伝えるとエレガントです。

(2)繁忙期の前後を避ける

会社への報告は、まずは直属の上司にするのが一般的です。しかし、繁忙期でバタバタしている時期を選んでしまうと、「仕事をないがしろにしているのか」「仕事以外のことで煩わせるな」と思われかねません。比較的業務が落ち着いているときを見計らいましょう。

(3)就業時間が終わってから

結婚報告のために仕事中に時間を作ってもらうのは、気が引けますし、人目も気になります。ですから、就業時間が終わってから「ちょっと個人的なことでお話したいことがあるので、5分ほどお時間いただけますでしょうか」と声をかけてみるといいでしょう。上司も心づもりができやすくなるでしょう。

3:会社への結婚報告の順序4

会社への結婚報告には順序が必要です。この順序を知っておかないと、社会人としての常識を疑われることになりますので、ここでは紹介する順序を覚えておきましょう。少なくとも知っていて損はないはずです。

(1) 直属の上司

結婚報告は、基本的に目上の人から順に行います。会社で言えば社長となりますね。しかし、上でも書きましたが、最初に報告するのは、日ごろからいちばんお世話になっている直属の上司です。

(2)直属よりも上の上司

直属の上司への結婚報告が済んだら、次は直属の上司よりも更に上の上司への報告です。どの順番で報告すればいいか迷った場合は、直属の上司に相談するといいでしょう。会社によっては、直属の上司から更に目上の上司たちに報告するのが定例となっていることもあります。

(3) 同じ部署の仲間

上司たちへの結婚報告が済んだら、同じ部署の同僚、先輩や後輩などにも伝えておくのがベストです。会社によっては、直属の上司から全員に朝礼などで報告するパターンもありますが、特に上司からそのような提案がなければ、個人的に結婚報告をしておくといいでしょう。

人によっては親しい人にのみ報告する場合もあるようです。

(4) 他部署の仲間

他部署の仲間に結婚報告をする際は、仕事上で関りの多い人や、親しい人に限定していいかもしれません。筆者が以前に勤めていた会社でも他部署の仲間に結婚報告をしていた友人がいましたが、それも親しい人のみでした。

もし、他部署の仲間への結婚報告のしかたに迷ったら、直属の上司に相談して指示を仰いでもいいかもしれません。

4:会社への結婚報告のポイント5つ

会社への結婚報告は「結婚する・した」という事実を伝えるのはもちろんですが、プラスアルファで伝えておくべきポイントがあります。重要な結婚報告のポイントを5つに絞ったので参考にしてもらえたと思います。

(1)結婚式について

結婚式を予定していて、会社の上司や同僚などを招待するつもりなら、その旨や結婚式の日程なども報告の際に伝えましょう。報告のタイミングは重要ですから、伝えられるときにまとめて伝えるほうが効率的です。

また、招待しない際には、「入籍のみで済ませようと思っています」「親族だけで行う予定です」「海外挙式を予定しております」など、相手の気分を害さない短い説明をさらっと入れるといいでしょう。

(2) 結婚後の働き方

寿退社する人もいれば、そのまま継続して働きたいという希望をもっている人もいるでしょう。そのあたりは、会社にとってもっとも重要なこと。これも上司への結婚報告の際に伝えておきましょう。

(3)長期休暇の取得について

結婚式の準備や新婚旅行、親族への挨拶などで長期休暇をとりたい場合にも、できるだけ早めにお願いしましょう。ただし、会社の都合によっては希望日に休暇がとれないことも承知しておきましょう。

(3) 苗字の変更について

結婚して苗字が変わる場合にも、報告が必要です。混乱を避けるために、取引先とのやりとりでは旧姓を通したいという場合にも、社内の正式文書は戸籍上の名前となるのが通例です。自分がどのように考えているのか、意思を伝える必要があります。

(4) 妊娠の有無について

結婚報告の段階で妊娠しているなら、その報告も忘れずに。妊娠を知らせていなかったことによって、上司や周囲の仲間に迷惑をかける場合もあります。また、産休や育休の相談も必要となります。

5:入籍のみの場合でも職場への結婚報告は必要?

入籍のみの結婚であれば、とくに報告はいらないのでは?と感じる人もいるかもしれません。ですが、会社の手続きの関係で報告が必要になることがあります。

また、結婚報告をすることによって、仕事の割り振りなどである程度、配慮してもらえるメリットもあります。絶対報告しなければいけない義務はありませんが、何かしら会社に迷惑をかけてしまう可能性を考えると、早め早めで報告をするほうが賢明ではないでしょうか。

6:まとめ

できれば結婚報告をしたくない人もいるかと思いますが、今後仕事を続けていく場合はもちろん、退職する場合も会社に迷惑をかけないために事前に伝えておくのが大人としての常識と言えるでしょう。