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育ちが悪い人はモテない?そう思われる人の特徴と結婚への影響

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:「育ちが悪い」の意味は?

育ちが良いとか、育ちが悪いとか・・・・・・、そもそも育ちって一体なんなのでしょうか。小学館発行の『日本国語大辞典』には、「育ち」についての項目があり、3つの意味が記されています。

1つ目は、「成長すること。成育。成育の状態」です。これは、わたしたちが日常的に使っている「育ち」の意味です。

2つ目は、「育てられ方。育った境遇や育つときに受けたしつけなど。育ち方」とあります。いわゆる、「素性」と同じ意味です。

そして最後は、「その場所に生まれて成長すること。そのような育てられ方をすること」です。これは、「田舎育ち」とか、「温室育ち」とか、「お嬢様育ち」といったときに使うときの意味です。

この3つで、「育ちが良い」とか「育ちが悪い」というときに使う意味は、2つ目の「育てられ方。育った境遇や育つときに受けたしつけなど。育ち方」です。

つまり、育ちが良いというのは、育った境遇や育つときに受けたしつけなどが良いということ。反対に、育ちが悪いというのは、育った境遇や育つときに受けたしつけなどが悪いことを意味します。

なので、決して育った家庭の環境が経済的に豊かであるとか、貧しいとか、セレブであるだとか、そうじゃないとかは関係がないんです。ただ、いずれにしても、育ちが悪いことは、決して褒め言葉ではありません。

2:育ちが悪いと思われてしまう人の共通点5つ

では、一体どんなときに、人は育ちが悪いと思われてしまうのでしょうか?

(1)食事のしかたが汚い

食事のしかたで育ちの良し悪しを判断されることは、往々にしてあります。テーブルマナーとまではいきませんが、食前や食後の「いただきます」や「ごちそうさまでした」が言えるかどうか。和食の時はちゃんと器を持って食べているか、お箸の使い方が正しいか。

案外と、見ている人は多いものです。ほかにも、食べ方(「クチャクチャ」いわせてないか)も、見られています。

(2)言葉遣いが悪い

友達との会話や恋人との会話であれば、気にしないで良いかもしれません。また、常に敬語や謙譲語を使って話さないといけないわけではありません。

ですが、英語で言うところの「Four Words」(伏せ字になったり、会話で「ピー音」が入るような言葉)と呼ばれる下品な言葉を使うと、育ちが悪い認定をされてしまいます。日ごろ使っていると、不意なときにも言ってしまったりするので、日頃から気をつけておきたいところです。

(3)身なりに気を遣わない

必ずしも、高級ブランドの服を身につけないといけない、ということではありません。ちゃんと、洗濯したものを着てるかどうか、アイロンがかかっているかどうか、靴のかかとを踏まずに履いているかどうか。そういったことが、大事なポイントです。

(4)自制心が働かない

好きなものが我慢できないという欲求は、誰にでもあります。ですが、T.P.O(時・場所・場合)を考えて行動ができるかどうかは肝心。たとえば、タバコを吸うというのはしかたありません。大事なのは吸っていいT.P.Oをわきまえて吸っているかどうかが、育ちが悪い認定をされるかどうかの分かれ道です。

(5)常識がない

突き詰めて言えば、育ちが悪いと判断されるのは、常識がないからです。常識というのは、言い換えれば、その社会の共通のルールです。ルールや約束事が守れないとしたら……、あなただってそんな人とは友達になりたくないでしょう?

3:結婚に影響する「育ちの悪さ」とは?

育ちが悪いと、やっぱり結婚にも影響します。というのも、「育ちの違い」はストレスになるから。

恋愛心理的には、「釣り合い理論」というのがありますが、恋人や結婚相手に選ばれるのは、やはり自分と同じ様な考え方や価値観をもっている人。つまりは、育ちが同じ人というわけです。

(1)常識の違い

すでに示したように、育ちが悪いと判断されるのは、常識がないからです。自分と相手の常識が違うとしたら、共同生活なんてできませんよね。最初のころは、好きだから我慢できるかもしれません。しかし、次第にそれがストレスへと発展していきます。

(2)衛生観の違い

身なりに気をつける人と、そうでない人が一緒に暮らすのは、ストレスです。育ちとまではいきませんが、シャワーを浴びずに寝る人が嫌だという人はけっこういます。また、同じ服を洗濯せずに、2日着るという人もいます。そういう人と、それが嫌な人が一緒に生活をするのは、やっぱり難しいですよね。

(3)習慣の違い

育ちが良いか悪いかは、育った家庭環境の経済状況ではなく、育った家庭の習慣や価値観に影響されます。言葉遣いが下品な人、食事のしかたが汚い人は、それを気にしない家庭環境の中で育ったから、そのような習慣が身についたわけです。

おそらく本人も、そして本人のご両親も気にしていないでしょう。そんな人と結婚生活を始められるでしょうか?

また、そんなご両親を義理のご両親にして、自分の生まれてくる子供の世話を頼めるでしょうか? やっぱり、悩みますよね。

4:育ちの悪さは直せる

育ちが良いのは、育った環境に恵まれたおかげであり、育ちが悪いのは育った環境が悪かったせいです。決して、本人が悪いわけではありません。

ですが、もし自分自身に育ちが悪いかもという思いあたる節があり、直したいと願っているなら、直すことは可能です。もちろん、長年で身についた言動なので、かなりの努力は必要ですが。