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マンスプレイニングとは?マンスプレイニング男の特徴と対策

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:マンスプレイニングとは?

実は、筆者はマンスプレイニングという言葉を知りませんでした。いろいろな辞書を調べても載っていませんでした。唯一、載っていたのが自由国民社発行の『現代用語の基礎知識 2018』です。

そこに登場する意味は、

「英語のman(男性)とexplain(説明する)とを掛け合わせた言葉。男性が女性を見下すような態度で、何かを解説したり助言したりすることを指す。女性は無知であるという無意識的な差別から、女性より上位に立ち自身の承認欲求を満たすような言動が特徴の一つ」とあります。

(出典:現代用語の基礎知識 2018/自由国民社)

「男性が女性を見下すような態度で、何かを解説したり助言したりする」のは、けっして新しいことではありません。というかむしろ、「そういう男性って、いるいる」って感じではないでしょうか?

 

2:マンスプレイニング男の特徴

一般的に、男性は女性よりも「相手を自分の思い通りにしたい」という支配欲求が強いと言われています。

そのため、女性より上位に立ち、自身の承認欲求を満たすような言動をしがちです。そして、相手を支配したいので、当然ながら見下すような態度もとりがち。

そのほか、マンスプレイニング男にはどんな特徴があるのでしょうか?

(1)知識コンプレックス

マンスプレイニング男は、何かを解説したり助言したりするので、高学歴男子なのかと思う人もいるかもしれません。ですが、筆者は実はそうではないと考えます。

というのも、「能ある鷹は爪を隠す」というように、自分に知識があることを知っている人は、わざわざそれを自慢しようとはしません。

意外にも自身が知識コンプレックスだからこそ、それを披露したがるわけです。いわゆる、“知ったかぶり”に近いイメージです。

(2)なにもかもが上目線

マンスプレイニング男は、なにもかもが上目線です。相手を思い通りにする方法が、あくまで知識なだけで、根底にあるのは「女性を自分の思い通りにしたい」という欲求です。

そのため、話し方や態度など、すべてが上目線で偉そうな感じを抱くと思います。

(3)自慢したい

いわゆる雑学王と呼ばれる人や、うんちくが多い人は、持っている知識を披露したくてたまりません。言ってみれば、披露して相手を自分より下に置くために知識を仕入れるわけですから、披露しないと意味がないわけです。

その意味では、マンスプレイニング男は、自慢したがり男とも言えるでしょう。

(4)案外と知識は浅い

では、その知識をどれくらい知っているか?といえば、けっこう浅かったりするのです。あくまで誰かから聞きかじっただけとか、ツイッターなどで仕入れた情報という程度です。

マンスプレイニング男は博識なわけではないんです。とはいえ、どんな場合でも説明できるようにカバー範囲は広いので、その情報の多種多様性には目を見張るものがあるかもしれませんが。

(5)場の雰囲気を壊す

自分が説明したくて仕方がないマンスプレイニング男は、そのチャンスを逃しません。ですが、取引先の人などがいる場所で、自分の持っている知識を披露するのは場違いですよね。

空気を読むことができず、場の雰囲気を壊してしまうことも、少なくないでしょう。

 

3:マンスプレイニング男への対策

では、もしあなたがマンスプレイニング男に遭遇したら、一体どうすればいいのでしょうか?

(1)素直に聞いておく

マンスプレイニング男は、自分の持っている知識で、相手をマウンティングしたいわけです。そのため、一般的には「知的ハラスメント」などと言われたりもするわけです。ですので、素直に「すごいですね」と聞いておくのが無難です。

そこでもし、「いえ、それは……」なんて反論したり、間違いを正そうとしたり、議論をふっかけたりすると、面倒なことになります。ここは素直に聞いておいて、相手を満足させたほうが勝ちです。

(2)持ち上げる

マンスプレイニング男は、自分が優位に立ちたくて仕方がありません。そのために、知識でマウンティングをするわけですから。最初から、マンスプレイニング男を持ち上げて、私より上にいるのだと実感させておけば、余計な知識を披露されることもなく、不快な思いをしなくてすむかもしれません。

(3)無視する

マンスプレイニング男の特徴は、男性が女性を見下すような態度にあります。なので、もう無視して放っておくのが1番です。そのうち、向こうの方から相手にしなくなるはずです。

 

4:まとめ

いかがでしたでしょうか?

マンスプレイニングの内容自体は、「男性が女性より上位に立ち自身の承認欲求を満たす」という従来からよくあるものです。

対策として1番いいのは、上でも示したように無視することです。そのうち、向こうも諦めてくれるでしょう。