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夫婦ブログを書くことのメリット・デメリット!夫婦仲に影響は?

三浦 希枝

三浦 希枝K.Miura

目次

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1:夫婦ブログを書いている人っていますよね…

あなたのまわりには、夫婦ブログを書いている人がいますか? 案外、すぐ近くにいたりして……!

 (1)仲悪そうな感じが、仲良さそうだったり

「旦那のこういうところが許せない!」みたいに、一見仲が悪そうな記述が目立つようなブログでも、結局は相手を思いやる言葉が書いてあったりするんですよね。仲が悪そうに見えて、実は仲が良さそうだったり……読んでいて共感でき、ホッコリできるのが夫婦ブログの良いところです。

(2)恥ずかしくないのかなぁ…いろいろな意味で

夫婦ブログを読んでいると、家庭内で納めておきたい恥ずかしい話なんかも書かれています。「そこ、言わないで!」なんて夫婦間で揉めないのかも気になります。

 

2:夫婦ブログを書くメリット

まずは、実際に夫婦ブログを書いた経験のある男女に聞いた「夫婦ブログによって得られる良いポイント」について見ていきましょう!

(1)家族であることを客観的に見ることができる

普段何気なく過ごしてしまっていて、「家族だなぁ……」と噛みしめる瞬間って少ないものです。しかし、夫婦ブログに書いたり、自分が書いたブログを読み直したりすることによって、改めて「家族なんだ」という自覚が芽生えるといいます。

「毎日が当たり前になっていて、家族なんだと改めて考えることって少ないじゃないですか。でも、ブログを書いているときって“俺、父親やってるんだな”とか“嫁さんいて良かった”とか思えるんですよ。夫婦ブログは、客観的に家族を見れるっていうのが、いちばんのメリットなのではないかと思います」(30代男性・会社員)

(2)旅行などの出来事を鮮明に書き残せる

楽しい思い出に限って、いつ行ったか、何をしたか忘れてしまうのが人間の性。でも、そんな忘れたくない楽しい出来事を鮮明に書き残すことができるのも、夫婦ブログのメリットといえます。

「いつどこに行ったか、何をしたか……これ案外忘れがち。でもブログならすぐ見直すこともできるし、画像をたくさん入れ込んだり、イラストを見てその当時の楽しかった思い出が鮮明に蘇ります。

“自分の日記でいいじゃない”という人もいると思いますが、人に読まれることを意識して書いている夫婦ブログのほうが、クオリティが上がると思います」(40代女性・イラストレーター)

(3)育児日記代わりになる

絶賛子育て中のママさん曰く、「育児日記代わりにもなるから夫婦ブログを書いている」のだとか!

「子育てしていると、改まって育児日記って書けない。時間もないし、書き忘れて萎えたり、もういいかって思ったり。でもブログなら共感のコメントがついたり、相談を書くと“うちはこうだよー”なんて教えてもらえたりもするから、楽しく続けられる。私は育児日記代わりに夫婦ブログを書いているようなものです」(30代女性・専業主婦)

(4)交わした約束を記録しておける

奥さんとケンカをして、こんな理由からお小遣いを減額された……なんていう悲劇的な内容もブログに綴っているご主人。

「僕は、奥さんとのケンカをブログに書いてます。そこで、どんな約束をしたかも書いています。自分の浪費癖のせいでケンカになり、結果お小遣いが減ったなんてことも。コメントに“俺も気をつけよう……”みたいな書き込みがあって、世の旦那さんの励ましにもなっていると思うと、続けがいがある。あと、約束を書いておけば、自分自身も忘れないしね」(40代男性・会社員)

(5)ケンカを繰り返さないための糧にできる

こちらは「ケンカの内容と、どう仲直りをしたかも書いてしまう」という赤裸々なブログを書くママさんの意見。彼女は「夫とのケンカを繰り返さないために書いている」といいます。

「夫婦で同じことでケンカするって、とってもムダだと思いませんか? 前もこういう話してケンカしたよ……って。だからこそ、ブログに書いてアップする。

旦那もそれを見て、“これはNGだったな”と思ってくれています。気恥ずかしさもありますが、夫婦が同じケンカを繰り返さないための糧になるブログなので、我が家には欠かせないです」(30代女性・専業主婦)

 

3:夫婦ブログを書くデメリット

一方で、夫婦ブログを書くことによって夫婦仲が険悪になってしまったり、トラブルを招いてしまった……というデメリットも。今まさに夫婦ブログを始めようか、迷っている人は絶対にチェックを!

(1)ネット上で知り合いができ、アヤシイ関係に?

ブログはネットで公開されるものです。多くの人が見るブログになると、コメント欄も賑わってきます。「コメントをくれる女性に対して、妻に“アヤシイ関係なのでは?”と疑われるようになってしまった」というパパさんがこちらッ!

「僕のブログのいつもコメントをくれて、共感をしてくれる女性がいましてね。そのコメントに対してこちらもレスをしていたんです。そしたら嫁から『なんなの?この女?』と関係を疑われてしまったんです。もちろん、面識もなく、ブログ内での繋がりだけ。でも怪しまれてしまったのはいけなかったな……と反省しました」(40代男性・営業職)

(2)コメント欄が炎上し、夫婦ともにストレスが溜まってしまった…

夫婦ブログで起こり得る問題として、「我が家ならそんなことでケンカはしない」というように、価値観の違う人からのコメントがヒートアップしてしまうこと。実際にコメント欄が炎上した経験のある主婦はこう話します。

「売り言葉に買い言葉っていうんでしょうか。ブログ主の私が何を言ったってダメだし、それに対する意見として、別の人から誹謗中傷のコメントが書かれたりして、もう収集が付かなくなりました。

その日のブログを非公開にしても、別日のコメント欄にまで同じ内容を書かれて再燃。夫婦ともにストレスが溜まり、ブログを閉鎖しようか迷ったことが一度あります」(30代女性・専業主婦)

議論を呼ぶつもりではなかったのに……と書いた当人としては大変困惑した様子。夫婦ブログを読むときには、寛大な心で他の家庭を覗き見るような感覚であって欲しいものです。

(3)ブログを書いている個人を特定しようとする人が現れたッ!

「写真を掲載するときには、映りこんだ人にぼかし加工をするなど配慮してきた」というママブロガーさん。しかし、その端正な容姿からか、ブログを書いている本人を特定しようとする書き込みを確認して、恐怖を感じたといいます。

「まず、“そこ、〇○公園ですか?”とか、画像を撮影した場所を特定するような書き込みがはじまりでした。

それから、車内の画像からどこのメーカーのなんていう車に乗っているんだとか、どこ在住なのか……といったように、どんどん周辺を特定され、恐怖を感じたことがあります。それ以降、掲載するときは時間差をつけたり、場所が特定されるような画像を避けたほうが良いと思いました」(20代女性・会社員)

ブログのファンが増えると、熱狂的なファンが現れるかもしれません。身を守ること、家族が多くの人の目にさらされないように配慮しながらブログを書くことも必要です。

(4)父母がブログをチェック。愚痴を見られて険悪ムードに…

親にブログを見られ、実際に会ったときに気まずくなってしまった経験があるというパパさんもいました。

「嫁さんがブログをやってまして。うちの親からもらった魚のことを書いてしまいまして。魚を丸々よこすな、私にさばけっていうのか、これくらいできなきゃダメ嫁だっていいたいのか……みたいに書いてたんですよ。

うちの親はそういうつもりで渡したわけではなくて、ただみんなで食べてもらえればと思ってくれたんです。で、どこで知ったかしらないけどそのブログを親が見ていたらしく、次会ったときの気まずさは半端なかったです」(30代男性・清掃業)

(5)浮気したこと書かないで!社会的信用を失った

不仲っぽく見えて仲が良いブログではなく、本気で見せしめのために書いたと思われる「不倫暴露ブログ」。読んでいる人はハラハラドキドキでおもしろいかもしれませんが、書かれた本人は気が気じゃありません。

「会社の部下との不倫がバレて、嫁がブログに書いたんですよ。普段そこまでアクセス伸びないらしいのに、その日のブログはかなりの閲覧になっていて。

嫁の知人もそのブログを読んでますし、嫁が書いてることも知ってるので『まさか○○さんが……!』と信用を失って辛いです。事実だけど反省もしているし、不特定多数に晒すのはやめて欲しいです」(30代男性・公務員)

 

4:Facebookじゃなくてブログってところに本気度を感じる

Facebookの自分のページに日々のあれこれを書き連ねるのではなく、きちんとブログにしているというところが、夫婦ブログのポイントですよね。本気度がうかがえるというか、夫婦仲を意識していなければ継続できないというか……。

あなたも日々のストレス発散に、人生の先輩夫婦の自然体を覗き見る感覚で夫婦ブログを読んでみてはいかがでしょうか? もちろん、自分の夫婦生活をブログにしてネットの人気者を目指すのもアリですよ~。