脈あり?「目を見て話す」人の恋愛心理と男女の違い

男性と会話しているときに、相手の熱い視線を感じる……。これってもしかして脈あり? 目を見て話す心理は、どのように解釈できるのか? また同じ視線でも男女で違いがあるのか? カウンセラーの櫻井勝彦さん(日本心理教育コンサルティング代表)から、お話をうかがいました。
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Portrait of smiling little girl

1:目を見て話す心理とは?

「目は口ほどにものを言う……」と言いますが、目を見て話すという行為にはどのような心理が隠れているのでしょうか?

櫻井さんによれば、心理学では「目を見て話す」という行為には、以下の4つの目的があるとされているそうです。

(1)相手に対して伝えたいこと、お願いごと、要求がある

(2)相手の反応をうかがっている、自分の言葉が相手に伝わっているのか気になる

(3)相手に好意や関心がある

(4)相手を威嚇しようとしている、敵意がある

さらに、櫻井さんは目を見て話す心理について以下のように分析しています。

「同じ霊長類でも、ニホンザルにとっては目を見ることは威嚇と解される傾向が強いですが、チンパンジーでは親愛の情を示す場合にも目を見ることがあると言われています。

人間の場合も、一口に“目を見て話す”といっても、どのような心理によるものなのかは、個人差が大きいと言えるでしょう。

ただ、どんな視線を向けてくるかによって、相手の心理をある程度、推測することは可能です」(以下、「」内は櫻井さん)

では、相手が会話中にじっと目を見てくる際、脈ありの期待度が高いケースの判断ポイントを次章から見ていきましょう!

 

2:目を見て話す男性心理7つ

(1)見下ろすように見てくる

「目を見て話す男性の真意。それを見抜く手がかりの1つは“黒目”の位置です。黒目が下のほうにあり、相手を見下ろすように見てくる場合、“自分のほうが優位に立ちたい、支配したい”という心理があると解釈できます」

“支配したい”ということは、脈ありと言えなくもないですが、付き合うと“俺様男”化する面倒なタイプかもしれませんね。

(2)上目遣いで見てくる

「上目遣いは、前掲(1)とは正反対。男性のほうが、劣位に立っています。また、相手の女性に対して甘えていたり、頼っていたり、あるいは恥ずかしい気持ちがあったりするとも解釈できるでしょう」

(3)まっすぐ見てくる

「黒目の位置が真ん中にある場合、その男性は対等な関係を望んでいます。ただまっすぐ見てくるだけでなく、“月目”の状態であれば、相手に対してそれなりに好意があるサインです」

月目とは、目がニコッと笑って半月・三日月状になっていること。黒目の位置だけでなく、目の形でも男性の真意をチェックしましょう!

(4)黒目が大きい

「黒目の大きさにも、その人の心理は表れます。黒目は自分の好きなものや気に入っているものを見ているときには、大きくなるのです。逆に、目の前の相手に興味がない場合は、黒目は小さくなります。

つまり、シンプルに言うと、“黒目が大きい=脈あり、黒目が小さい=脈なし”ということになりますが、この法則には例外もあるので要注意です。

黒目は緊張しているときにも、小さくなります。ですから、たとえば、女性慣れしていないウブな男性だと、相手に気があるからこそ、緊張して黒目が小さくなってしまうこともあるでしょう」

相手の男性のタイプによる見極めも大事だということですね。

(5)まばたきが多い

「人の心理はまばたきの回数でも判断できます。頻繁にパチパチとまばたきするのは緊張しているサインです」

初対面だったり、怖い上司と向き合ったりする場合は、誰しも緊張してしまうものです。しかし、そうした特別な関係でもないのに、会話中の男性のまばたきが多い場合、脈ありの可能性が高いかも!?

(6)視線を下方向にそらす

「見つめ方だけでなく、目を合わせた後の視線のそらし方も要チェックです。視線を下にそらすのは、“恥ずかしい”とか、相手を“おそれおおい”と感じていることのサインです。なので、脈ありの可能性があります。下方向ではなく、目をキョロキョロさせる場合でも同じことが言えるでしょう」

(7)視線を横にそらす

「他方、視線を横にさっとそらすのは、相手にあまり関心がないという挙動なので、残念ながら脈は弱いといえるでしょう」

 

3:目を見て話す女性心理…男女の違い2つ

前章では、男性心理を解説しましたが、同じ“目を見て話す”という行為でも、男女で心理学的解釈が微妙に異なるケースもあるようです。

(1)嘘をついているとき男性は目をそらし、女性は目を合わせる

筆者:“嘘をついているときに男性は目をそらし、女性は目を合わせる”という説を聞いたことがあるのですが、これは本当なのでしょうか?

「はい、たしかにそういう傾向はあると思います。男女のこうした違いには、“嘘をつく動機”も影響しているのかもしれません。

一般的に、男性は自分をよく見せたいなど、専ら自分の利益のために嘘をつくことが多いので、その後ろめたさから目をそらしてしまうのでしょう。これに対し、女性は人間関係をより良くしたいという動機から嘘をつくことが多いので、相手をじっと見つめる傾向があるのだと考えられます」

(2)女性のほうがアイコンタクトの頻度も時間も多い

「女性のほうが“相手と親密になりたい”という親和欲求や、相手に対する共感力は高いと言われています。このため、女性のほうが会話中にアイコンタクトをとる頻度が多く、また目を合わせる時間も長い傾向にあるのです。

このような男女の違いがありますので、女性が男性の心理を推測する際は、自分を基準にしないようにしましょう。たとえば、自分が話しているときに、相手の男性が自分のほうをあまり見ないからといって、“この人、私に全然興味がないんだな”と判断するのは早計です。

とりわけ日本人男性は、恥ずかしがり屋でアイコンタクトが苦手。ですから、女性が海外で長く生活していたり、外国人男性とお付き合いしたことがあったりすると、日本人男性があまりにも目を合わせないことに、驚いてしまうかもしれません。

ただ、いまどきの草食系男子の間では女性的な感性をもつ人も増えています。このタイプの男性は、相手の話を聞く際にしっかり目を見る傾向がありますね」

 

4:目は口ほどにもの言う…まずは相手をよく観察しよう!

会話中にどのように見つめてくるのかというのは、相手の心理を探る1つの手がかりとなります。ただし、「●●という視線だから××」と一概に決めることはできず、相手のタイプによって判断が分かれるというお話もありました。

「自分と会話をしているときだけでなく、その男性が他の人物と話しているときの様子もよく観察することが大事です。たとえば、アイコンタクトが多かったり、じっと見つめる時間が長かったりするのは、基本的には好意のサインと捉えることはできます。しかし、その男性が社交的で、誰にでもそのような対応をしている場合は、脈あり度が低くなってしまいます。

逆に、会話中はほとんど目が合わないけれど、ふと気づくと遠くから自分を見ているとか、自分の視線を追いかけるように自分と同じ方向を見る……というようなケースでは、その彼はそっけないようで、実はあなたに関心があるのかもしれません」

自分に接する態度だけで、安易に“脈あり、脈なし”の判断は、できないということですね。今回ご紹介したさまざまなサインを念頭に置きつつ、日頃から男性をしっかり観察して、相手の心理を見抜くセンスを磨きましょう!

 

【取材協力】

櫻井勝彦・・・日本心理教育コンサルティング代表、講師、カウンセラー。社会心理学系の大学院(博士課程前期)を修了後、各種学校にて心理学の講師・スクールカウンセラー、研修会社で研修企画・講師などを経て、平成18年に日本心理教育コンサルティングを設立。全国の企業・自治体・学校などで心理学を活用した楽しく実践的な講義・研修・講演を行っている。著書に『仕事が思い通りにできる心理術』がある。

 

【参考】

日本心理教育コンサルティングモバイルサイト(恋愛や結婚、心理テストなどのコンテンツを配信)