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目を見て話す人の心理とは?恋愛効果と目が見られない人の克服方法

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

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目次

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1:目を見て話すのは得意ですか?それとも苦手?

「人と会話をするときは、相手の目を見て話すのがマナー」とよく言われるものの、実際には苦手という人も少なくありません。

筆者が教鞭をとる大学の学生たちに聞いてみたところ、「得意だ」という人はゼロで、「得意というわけでもないけれども、苦手というわけでもない」という人が7割程度。「苦手」という学生はおよそ3割ほどでした。やはり、苦手な人もそれなりにいるようです。

「相手の目を見て話すことはできるけど、得意というわけではない」というのは、「英語はしゃべれるけど、だからといって得意とかそういうことことではない」というのと似ていますよね。

ということは、苦手意識がある人が多いということができるのではないでしょうか。

2:失礼なの?目を見て話す人の心理5つ

多くの人は子どものころから「人と会話をするときは、相手の目を見て」と言われて育ってきたので、文化的にも習慣的にも、相手の目を見て話すということを当たり前と考えているでしょう。

ですが、相手の目を見て会話をするには、それ以外の理由もあります。

(1)相手に好意がある

人は好意をもつ相手には、相手の目を見て話すという特徴があります。確かにそうですよね。興味がない相手だと、目どころか、顔だって見たいとは思いません。相手の目を見て話すというのは、恋愛感情に限らず、好意の表れなのです。それを表現できるからこそ「目を見て」といわれるのかもしれません。

(2)コミュニケーションをしたい

研究でも明らかになっていますが、目を見て話すことで、コミュニケーションは活発になるとされています。つまり好意の表れだけでなく、もっと相手と会話をしたい、もっと仲良くなりたいという願いの表れでもあるのです。

(3)本音で話している

一般的に、人は後ろめたいことがあると目を逸らすといわれています。つまり、相手の目を見て話すということは、本音で話しかけているということの証明でもあるでしょう。

(4)自分に自信がある

相手の目を見て話すということは、本音で話しかけている証拠といいましたが、自分のウソに自信があるときなども、敢えて目を見て話したりします。良くも悪くも、相手の目を見て話すというのは、自信の表れなのです。

(5)相手のことを知りたい

相手のことを知りたいというと、脈ありなのかなと思うかもしれません。ですが、必ずしもそれだけではなく、ウソを見抜こうとするときや、考えを予想しようというときなど、相手の心を読みたいときは、相手の目を見て話すことが多いでしょう。まさに、「目は口ほどに物を言う」というやつです。

3:目を見て話すのは好意の表れ?恋愛効果3つ

では、目を見て話すことと、恋愛の関係を探っていきましょう。

(1)好意を伝達できる

研究でも明らかになっていますが、目を見て話すと、相手に自分の好意を伝えやすくなります。少し気恥ずかしいかもしれませんが、意中の相手には、目を見て話すようにしましょう。

(2)相手に意識させられる

好意を伝達することもできるというのは、相手に「この人は私のことが好きなのかも」と思わせることも可能ということ。つまり、相手に自分のことを意識させることができるのです。

(3)親密な関係に発展しやすい

目を見て話すとコミュニケーションが活発になるということは、すでに紹介しました。つまりこれは、お互いのことをよく知ることができるようになるということです。お互いへの理解が深まれば、親密な関係になることもできますよね。

4:目を見て話すのが苦手…克服方法5つ

もしあなたが、相手の目を見て話すのが苦手だったとしたら、いったいどうすればいいのでしょうか。

(1)目ではなく目の近くを見るようにする

 

よく言われるのが、「相手の目を見て話すのが苦手だったら、相手の目の近くの眉間や鼻を見て話しましょう」というもの。これは、相手の鼻や眉間を見ていても、相手からすると目を合わせて話してくれるいるように感じるからです。

(2)自分に自信をもつ

自分に自信がなくて、相手と目を合わせて話すことができないという人の場合、ひとつでいいので、自分が誰にも負けない部分を見つけましょう。容姿でも性格でも、特技でも大丈夫です。それが自分の強みとなって、自信がもてるようになります。それによって、相手の目を見て話すことができるようになるでしょう。

(3)相手は自分のことを好意的に思ってくれていると信じる

相手は自分ことを好きなんだと考えましょう。自分のことが好きな相手なら、緊張せずに目を見られるのではないでしょうか。

(4)深く考えない

これも大事なことですが、嫌われたらどうしようとか、ヘンに思われたらどうしようとか、いろいろ考えすぎないことも大切です。何も考えず、相手との会話を楽しむことだけに集中すれば、自然と目を見て話せるようになるかもしれません。

(5)相手も何も思わないと考える

目の前にいる相手と会話をしているときに、会話の内容以外のことはあまり考えませんよね。それは、相手も同じこと。嫌われたらどうしようとか、変だと思われたらどうしようとか、それほど心配する必要はないのです。

5:目を見て話すはを英語で言うと?

ちなみに、「目を見て話す」を英語でいうと「make eye contact when talking to people」です。ちょっと長いですね。

「目を見て話しなさい」は「Speak while making eye contact.」「Speak while looking into the other person’s eyes.」などと言います。

6:まとめ

さまざまな視点で見てきましたが、相手の目を見て話すということは、コミュニケーション大事なことがおわかりいただけたと思います。

もしも目を見て話すのが苦手だという人も、少しずつ練習したり、鼻を見るようにする習慣をつくるなどを経て、しっかり目を見て話せるようになりましょう。