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結婚式と披露宴の違いって?結婚式・披露宴・二次会の時間・費用・服装をまるっと紹介
並木まきM.Namiki
目次
隠す1:結婚式・披露宴・二次会の違いって?
「来年、結婚式をする」や「来週、友達の結婚式に行ってくる!」などの会話で「結婚式」という言葉を口にするときには、挙式だけでなく「結婚式」という言葉の中に「披露宴」や「二次会」を含んでいることもあります。
しかし、当然ながら、それぞれの言葉には違いがありますよね。
(1)結婚式・披露宴・二次会の違いが知りたい!
「結婚式」は文字通り挙式を示し、「披露宴」は挙式後のパーティや会食形式の集い、「二次会」は披露宴よりもややカジュアルな集いで、立食形式で行われるものを指すことが多いです。
また、結婚式や披露宴は式場やホテルで行われることが多く、二次会はレストランやバーなどの飲食店やパーティスペースを貸し切って開催されるパターンが一般的です。
(2)結婚式・披露宴の基本的な流れは?
結婚式と披露宴の基本的な流れとしては、両方を同日に行うケースが多いです。
先に挙式を行い、その流れで披露宴をする……という順序が、現代の日本では一般的です。
2:パンツでも赤のドレスでも良い?結婚式に出席する服装のマナー5つ
ここからは早速、実用的なお話に入っていきます。
まずは結婚式に出席する服装のマナーを5つ、比較的よく頭に浮かびがちな疑問を解消する形式でご紹介します。
(1)パンツスタイルでも問題なし
ゲストとして参加する場合、女性がパンツスーツやジャケット&パンツなどのパンツスタイルを選択することは、なんらの問題もありません。
ただし、“結婚式”は新郎新婦にとってハレの日にあたるので、ゲストとしても普段よりランクアップしたファッションを心がけるのがマナーです。
サロペットなどのカジュアルなパンツスタイルを選ぶにしても、光沢のある素材やシルエットを選ぶなど、フォーマルな装いを心がけていきましょう。
(2)赤のドレスを着てもOK
結婚式で、ゲストが着用するのがご法度とされている色は「白」です。
なので、赤を着ていくのは、基本的にはOKとされています。
ただしマナー的に花嫁より目立つファッションはNG。なので、赤のドレスを着る際には、悪目立ちしないよう配慮する必要があります。
(3)袖ありの服で問題なし
ハリウッドスターのレッドカーペットファッションなどを見て、肌の露出が多いほどフォーマル、と考える人も多いかもしれません。しかし、ゲストが袖のある服で参加するのは、なんらの問題もありません。
結婚式は神聖な場。とくにカトリック系の教会では、肌の露出を嫌う傾向もあります。結婚式でゲストが袖ありの服を着るのは、むしろふさわしいといえます。
ただし、この場合も「白」の服は避けるのがマナーです。
(4)夏に長袖を着てもいい
夏場に長袖を着るのは「マナー違反?」と思う人もいるかもしれません。
しかしこちらも、マナー上は、なんらの問題も生じません。
むしろ夏場の結婚式でも、式場はガンガンにクーラーが入っていて肌寒いくらい。長袖を着たほうが凍えずに済むパターンも多いです。
(5)ノースリーブ(袖なし)はケースバイケース
ゲストがノースリーブを着ていくのは、マナーの観点で言うとケースバイケースです。
二次会やナイトウェディングならば「問題なし」とされているものの、夜間であっても「挙式」ならばNG。
また、ノースリーブを着ていくにしても、披露宴として行われるナイトウェデングなら羽織りアイテムを用いたほうが賢明。礼節を重んじる日本の結婚式では、ゲストの肩出しに眉をひそめる人も少なくありません。
3:結婚式で余興を頼まれたら?簡単にできる余興3つ
新郎新婦のいずれか、または双方と親しい場合に、披露宴や二次会で余興を頼まれることもあります。
そこで、簡単にできて感動を呼びやすい余興を3つお届けします。
(1)新郎新婦クイズ
あらかじめ景品を準備し、新郎新婦のアレコレにまつわるクイズを開催する余興は、ゲストも一体となって参加でき、盛り上がりやすいです。
クイズの内容には、新郎新婦の馴れ初めにまつわるものだったり、それぞれの半生にまつわるものだったりを選ぶ人が多い傾向にあります。
この時、クイズの設問にプロポーズの言葉やこれまでの紆余曲折エピソードなど「感動系」の問題をいくつか織り交ぜておくと、ただ盛り上がるだけでなく、ゲストがじんわりとする場面を演出できます。
そして、見事、クイズ王になった人には、豪華な景品をプレゼント!とすれば、参加意欲もアップします。
(2)結婚式ソングのアレンジ
複数人で、結婚式ソングをア・カペラで歌ったり、ゴスペル調にアレンジしたりする余興は、新郎新婦だけでなく、他のゲストからの感動も呼びやすいです。
歌の練習のために、準備期間はやや必要になるものの、費用を抑えられる利点もあります。
衣装を新調して統一するとなると、やや予算がかかりますので「黒いパンツスタイルで」など、手持ちの服を組み合わせて統一感を出す人も多いです。
(3)ムービー作成
現在はそこまで親しくないことから式には呼ばれていない学生時代の友人など、新郎新婦と過去に強い関わりがあった人や、お呼ばれしていない職場の同僚などに出演してもらい、祝辞を述べてもらうムービーも人気です。
特に、保育士や教員など、新郎新婦が子供にまつわる仕事をしている場合には、その教え子に出演してもらい、お祝いを述べてもらうムービーが定番でもあります。
4:結婚式の余興にお礼はすべき?余興なしもあり?
結婚式の余興をしてくれた人には、薄謝やお車代としてお礼を渡すのが礼儀とされています。
「お祝いの席なんだから、やってもらって当たり前」「親しいんだから、やってくれて当然でしょ」という態度では、ゲストが余興のためにかけた時間や手間をむげにすることに。
また、昨今は「友人に負担をかけたくない」という新郎新婦の気遣いから「余興なし」のスタイルで行う披露宴や二次会も増えています。
5:結婚式・披露宴の時間って?
結婚式(挙式)や披露宴にかかる時間には、ある程度のパターンがあります。
現状、結婚式はおよそ30分から1時間前後。披露宴は2~3時間というのが一般的なパターンです。
そしてこれらのセレモニーを行う際には、事前に会場を予約している時間帯が限られるため、どんなに盛り上がっても「じゃあ、このまま会場を延長して、みんなで楽しんじゃおう!」という流れにはなりにくいです。
そんな背景もあって、その熱が冷めないうちに「披露宴」のあとに「二次会」が設定されているケースも多いです。
6:結婚式・披露宴の費用、二次会の会費って?
結婚式は、会場費と司祭様への謝礼というのが一般的。国内のチャペル、神社であげる場合、式のみであれば、10万円程度で収まる場合もあります。
披露宴にかかる費用として、会場費(会場装花含む)と司会者代、そして新郎新婦のゲストのお食事が人数分と引き出物というのが基本のもの。余興として、芸能人を呼んだりカルテットなどの生演奏を入れれば、その分、金額はあがりますし、ウェディングケーキを豪華にしたり、シャンパンタワーやゴンドラから降りてくるなどの演出を加えたら、さらに追加料金がかかります。
筆者の知見で言えば、披露宴のゲストとお料理と飲み物でひとり3万円前後が相場。人数にもよりますが、60名程度の一般的な規模の披露宴で総額300万円程度というのが一般的です。もちろん豪華な披露宴では、1,000万円を超えることもあります。
また、二次会は開催する会場や内容にもよるものの、数十万から100万円超程度の費用がかかります。
そして結婚式や披露宴に招かれた場合にはゲストは基本的に「ご祝儀」を包みますが、二次会は会費制なのが一般的。会費は女性6,000円くらいから、男性1万円くらいからというのが一般的です。
7:結婚式の二次会で幹事を頼まれた!
結婚式の二次会で幹事を頼まれた!というときに、気になるのはその内容ではないでしょうか?
まだ二次会参加経験が浅いうちは「どんなふうにするのが一般的なの?」と心配になりますよね。
そこで、二次会の幹事に指名された際に、気をつけるべきポイントを3つご紹介します。
(1)二次会の内容で多いのは?
二次会の内容で多いのは、ビンゴゲームなどの定番ゲームと新郎新婦のお祝いをする余興です。
披露宴よりもフランクに、新郎新婦とゲストが一緒になって“どんちゃん騒ぎ”をする内容が多くなっています。
また、二次会はゲスト同士の出会いの場になっている実情もあるせいか、新郎新婦の門出を盛り上げつつ、参加者も一体となって楽しめる内容が人気です。
(2)二次会の司会で気を付けるのは?
二次会の司会に任命された場合、絶対に気をつけるべきは「口にする言葉」です。
結婚式関連では、別れや離別を想像させる言葉を「忌み言葉」として避ける風習があります。どれだけ二次会がカジュアルであっても、司会がこれらの言葉を発するのはご法度中のご法度。
「切れる」や「終わる」、「降りる」や「再三」「戻す」、「壊れる」や「病む」など、離婚だけでなく再婚や不幸を連想させる言葉もご法度。司会をする際には、事前に「忌み言葉」をチェックして、頭に入れておきましょう。
(3)二次会のゲームの景品は?
二次会でゲームが行われる場合、ゲストに景品があるケースが多いです。
景品は、お祝いとして新郎新婦とおつきあいのある企業が提供している場合もあれば、幹事が予算に合わせて準備するパターンも一般的です。
二次会は、幅広い世代の男女が集う場。なので、誰の手に渡ったとしても使いやすいグッズを揃えておくのが、気配りに繋がります。
また別れや離婚など、ネガティブな連想をさせる景品は避けるのがマナーです。
8:結婚式も披露宴も二次会もお祝いの場♡
結婚式だろうが披露宴だろうが二次会だろうが、どんな形式でも新郎新婦の門出を祝う場であることには変わりありません。
どのスタイルにお呼ばれしたとしても、主役は新郎新婦!
彼らを祝福する気持ちを忘れずに過ごすのが、最大のマナーです……♡