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感情のコントロールは誰だってできる!自分の喜怒哀楽を持て余している人のためのトレーニング法

コマツ マヨ

コマツ マヨM.komatsu

目次

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1:感情のコントロールはできますか?

今回『MENJOY』では、20〜40代の男女読者500人に「感情のコントロールができていると思いますか?」という質問を行ったところ、結果は以下のようになりました。

できている・・・339人(68%)

できていない・・・161人(32%)

筆者は感情のコントロールが下手なほうです。湧き上がる感情をうまくコントロールすることなんて相当難しいはず……と思いきや、全体の7割近い人は日常生活の中で感情のコントロールが「できている」と感じているようです。

反対に、全体の3割程度の人は感情のコントロールができず、感情に振り回されてしまうこともあるようですね。

2:感情のコントロールができない原因5つ

(1)疲労の蓄積

普段、人と問題なくコミュニケーションをとれている人でも、疲れが溜まり身体的なストレスが蓄積されると、正常な判断ができなくなることも。小さなことで怒ったり沈んだり、我慢ができなくなったり。人に辛く当たってしまうことがあります。

適度に休息をとることが、感情をコントロールするための第一歩です。

(2)精神的ストレス

身体的ストレスと同じく、精神的なストレスも理性や判断力を奪います。人間関係や仕事の悩み、家族や夫婦問題など、悩みごとを抱えストレスを感じる。それによって怒りやすくなったり、イライラしたり、小さなことで落ち込みやすくなったりするのです。

(3)体のリズムの乱れ

体のリズムが影響して感情的になってしまうケースもあります。生理前にイライラし、怒りっぽくなるのはこれが関係しています。

そのほかにも、睡眠不足や食生活の乱れ、運動不足、ストレスによっても体のリズムは乱れてしまいます。原因をなくす努力をする、また婦人科を受診して薬を処方してもらうのも方法のひとつです。

(4)睡眠不足

睡眠は、人が生きるために欠かせない基本的なもので、とても重要です。睡眠不足が続くと些細なことで感情的になったり、怒りのスイッチが急に入ってしまったり、反対に無気力状態が続いたりしてしまう場合も。

また睡眠時間の長さだけでなく、睡眠の質もポイント。寝苦しさを感じる環境や体に合っていない寝具を使っていると、知らない間に睡眠不足になることも考えられます。

(5)偏った食生活

カロリーの多いものばかりを食べる、ダイエットのために偏食を続けるなど、バランスのよい食事が摂れていないことも問題です。感情のコントロールができない原因につながります。

しかし、ある程度バランスのよい食生活に気をつければ、感情に関係する交感神経と副交感神経の働きに影響します。その結果、感情をコントロールがしやすくなるのです。

3:感情のコントロールができない女性が恋愛で損をする理由5つ

(1)気持ちが暴走する

感情のコントロールができないと、気持ちをおさえきれず暴走してしまう恐れがあります。

恋愛は押すべきときと引くべきとき、様子を見るべきときを見極める必要があります。しかし、感情のコントロールがうまくできないと押すばかりになってしまい、相手が困惑したりドン引きしたりする可能性も。

(2)思い込みが激しくなる

感情をうまくコントロールできないと、彼の気持ちが信じられず不安が募ったり、相手のことを信用できず浮気を疑ってしまったりすることもあります。

冷静に考えれば、彼の言動にあやしいところなどないとわかるのに、感情的になり思い込みが激しくなることも。同僚や取引先の女性との浮気を疑い、彼の気持ちが冷めていると大騒ぎしてしまうのです。

(3)我慢ができない

感情をコントロールできない人は、我慢ができません。それはまるでわがままを言っている子どものよう。

仕事の都合でデートがキャンセルになれば、駄々をこねたり浮気を疑ったり。ほんの少し連絡が遅れただけで、烈火のごとくキレます。我慢ができないことで、ケンカの原因を自ら作ってしまいます。

(4)小さなことでも怒る

感情のコントロールができない人は、通常なら気にも留めない小さなことでも怒ります。それが積み重なるとパートナーが疲れてしまう場合も。感情をぶつけられると、その度に対応しなければいけません。それが原因で別れを告げられる場合もあるでしょう。

(5)悪い習慣を断ち切れない

感情がコントロールできないということは、理性的ではないということ。思いどおりにいかないことがあると、記憶がなくなるまで飲む、やけ食いをする、衝動買いに走るなどの癖や習慣がある人も多いです。

感情をコントロールできずに、悪い習慣に逃げる癖があるので、男性からだらしなく見られたり、手に負えないと思われたりすることもありえます。

4:感情のコントロールができる人になるトレーニング法3つ

(1)怒りが湧いたら6秒我慢する

怒りやイライラした感情が湧き上がったら、6秒間待ってみましょう。そして、深呼吸をします。アンガーマネジメントと呼ばれるアメリカ発祥の怒りをコントロールする手法では、衝動的な感情は6秒間我慢すれば落ち着くとされています。

いったん落ち着き、深呼吸をして、感情の動きを見てみましょう。

(2)感情の理由・原因を理解する

人は、知らないことやわからないことを恐れ、拒絶します。感情的になってしまうのは、心をざわつかせる原因が何なのかはっきりしていないからかもしれません。

なぜイライラするのか、なぜ怒りが湧くのか、なぜこんなにも悲しいのか。その原因や理由を突き詰めていくと、感情的になってしまう理由が見つかるかもしれません。自分自身と向き合うことで感情を徐々にコントロールできるようになります。

(3)ポジティブなことを探す

怒りや悲しみが湧くような出来事は最悪の状態。でも、最悪の状態の中でも、せめてもの救いとなることがきっとあります。そんな「ポジティブ」な部分を探す習慣をつけてみてください。

職場に苦手な人がいるけれど、頻繁に顔を合わせることはない。子どもがいると片づけや掃除で毎日大変だけど、以前よりも部屋がキレイに保てている。電車に乗り遅れたけれど、いつもよりも空いている電車に乗ることができた……など、ネガティブな中にポジティブな要素を探してみましょう。

5:感情のコントロールについてのおすすめ本3つ

(1)「アンガーマネジメント 怒らない伝え方」戸田久実

トラブルや関係悪化を生みやすい怒りの感情。そのコントロールに焦点をあてたアンガーマネジメントについての本です。活字が凝縮された難しい内容ではなく、挿絵も入っていて読みやすく、理解しやすい書き方がされています。

すぐに実践できそうなことから、長期的に実践できそうなことまで幅広いので、アンガーマネジメント初級者にもおすすめです。

(2)「感情的にならない気持ちの整理術」和田秀樹

感情の整理方法について学べる本です。漫画形式で、状況をイメージしながら理解できるので、普段本を読まない人にも親しみやすく理解しやすい内容だと思います。全てを順繰りに読み進める必要はなく、漫画を流し読みして自分に必要なところから読んでいってもいいかも。

(3)「図解 勇気の心理学アドラー超入門」永藤かおる

こちらは心理学を身につけて、私生活に生かそうという趣旨の本。感情コントロールのトレーニングにも非常に役立つ内容です。感情をコントロールするためには自分のおかれている状況や感情を理解すること、ときには相手の心理を理解することも大切です。そのために役立つのが心理学。図解でわかりやすく説明されているのもポイントです。

6:最後は強い気持ち

感情をコントロールは、強い気持ちをキープすることが大切です。なので、感情をコントロールしてどうなりたいのかという目標を常に頭においておく必要があります。強い気持ちで、感情に振り回されない生活を送るために努力していきましょう。