「食べる」の謙譲語は?覚えておくとモテちゃう「正しい謙譲語」講座

「“食べる”の正しい謙譲語は?」って言われて、答えがパッと出てきますか? 仕事などで、敬語は普段からたくさん使っているハズなのに、いざというときに「あれ?これって謙譲語だっけ? 尊敬語にするには?」って悩んじゃうこともありますよね。そこで今回は、普段よく使う言葉の正しい謙譲語を、秘書検定資格を持っている筆者が紹介します。モテる謙譲語のLINE例文付きですよ!
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1:「食べる」の謙譲語って何だか知っていますか?

(1)なかなか難しい日本語の尊敬語と謙譲語

日本語を海外の人が学ぶときに、必ずと言っていいほど躓くのが、尊敬語や謙譲語などの表現。日本人でも正しく使うことってなかなか難しいですよね。

相手を敬うために高める表現が尊敬語で、へりくだった表現を使うことによって結果的に相手を高めるのが謙譲語です。

また、これとは別に俗に言う“タメ語”の反対として、丁寧な言葉使いの丁寧語があります。

(2)正しい使い方ができるとモテちゃう「謙譲語」をご紹介

「敬語って難しいから嫌い」という人もいるかもしれません。でも、だからこそ、正しく使えていると異性からの評価も高くなります。

食事の食べ方同様、敬語をしっかりと使えていると「育ちが良いんだな」と感じますよね。実際にはどうであれ、普段から敬語を正しく使って話せていたら、男性からの評価も上がります。

もちろん、ビジネスの場面でも敬語を正しく使えることは重要です。今回は、普段からよく使う言葉の謙譲語を紹介します。しっかり覚えて今日から使ってみてくださいね!

 

2:覚えておこう!正しい謙譲語

正しく使えているように感じていても、実は間違って覚えていることも多い謙譲語。あなたの知識が正しいかどうか、答え合わせも兼ねてみていきましょう。

(1)「食べる」の謙譲語は?

食べるの謙譲語は「いただく」「頂戴する」です。たとえば、「レストランで料理を美味しくいただきました」などと使います。相手が持ってきてくれたお土産などを食べる場合には、謙譲語を使うと良いでしょう。

注意しなければいけないのは、自分が買ってきたお土産などには使わないということ。また、自分が作った料理にも使いません。

よくある間違いは、「食べさせていただく」という表現です。“食べる”と“いただく”は同じ言葉なので正解は「いただく」になります。

(2)「もらう」の謙譲語は?

もらうの謙譲語は「頂く」「頂戴する」です。これって、「食べる」の謙譲語とまったく同じですね。日本語って本当に難しい……。「プレゼントを頂きました」「アドバイスを頂きました」などと使います。

また、さらに丁寧な言い方として「賜(たまわ)る」「拝受する」も覚えておくと良いでしょう。

(3)「来る」の謙譲語は?

「来る」の謙譲語は、ちょっとわかりづらいです。なぜなら、来るという行為で自分がへりくだった表現をすることは無理だからです。ですので、「来る」の謙譲語を考えるときには「行く」という行為に変換しなければいけません。

行くの謙譲語は、「参る」「伺う」です。たとえば「明日17時に御社に伺います」や「今から参ります」などのように使います。

(4)「行く」の謙譲語は?

先ほど「来る」の謙譲語で紹介したように、「行く」の謙譲語は「参る」「伺う」です。

せっかくなので、併せて、間違いやすい「行く」の尊敬語も覚えておきましょう。「行く」の尊敬語は、「いらっしゃる」「行かれる」です。「いらっしゃる」のほうが「行かれる」より丁寧な言い方となります。

(5)「会う」の謙譲語は?

「会う」もよく使う動詞のひとつですよね。「会う」の謙譲語は「お目にかかかる」「お会いする」です。「お目にかかれて光栄です」というフレーズは、みなさんも使ったことがあるのではないでしょうか?

また、ビジネスメールの最後などに使いやすいのは、「お会いするのを楽しみにしております」という文章です。初めて会う相手とのアポイントメントが取れたときにぜひ使ってみてください。

(6)「する」の謙譲語は?

「する」というのは、何か動作をするときにはすべてに関係してきます。「する」の謙譲語は「いたす」ですが、普段使うときには、丁寧語と合わせて「いたします」というのが普通でしょう。

また、相手から許可を得て何かをする場合には、「させていただく」を使いましょう。この場合は、“許可を得てしていることかどうか”がポイントです。

特に相手から何も言われていないのに、「ご説明させていただきます」というのは、過剰な敬語表現になってしまうのです。この場合は「ご説明いたします」が正解です。

(7)「見る」の謙譲語は?

「見る」の謙譲語は「拝見する」「見せていただく」です。こちらも二重敬語で「拝見いたしました」と言いたくなりますが、「見る」と「する」で二重に敬語を使ってしまうことになるので、シンプルに「拝見しました」と言うのが良いでしょう。

また、「拝見する」は謙譲語ですが、丁寧な言葉だと勘違いして尊敬語のように「拝見していただけますか?」などと相手に対して使ってしまう人がいますが、これは間違いです。

この場合は、「見る」の尊敬語である「ご覧になる」を使って、「ご覧ください」あるいは「見ていただけますでしょうか?と言いましょう。

(8)「言う」の謙譲語は?

最後に紹介するのは「言う」です。「言う」の謙譲語は「申す」「申し上げる」です。「ご報告申し上げます」のように使います。

謙譲語と尊敬語を使い分けるときに厄介なのが、身内に対する内容には謙譲語を使うということです。たとえば、社外の人に対して「弊社の○○部長が××したいと申しておりまして……」などと使います。

社内で部長の言葉を同僚などに伝える場合は、尊敬語である「おっしゃる」「言われる」と使うことにも注意しましょう。

 

3:謙譲語を使った「可愛いLINE」の例文

正しい謙譲語がわかったところで、男性達に彼女や女友達から来た、謙譲語を使った「可愛いLINE」を聞いてきたので、紹介しましょう!

(1)「いただいたお料理美味しかったですね!」

「友達づてで知り合った女の子とふたりで食事に行ったんです。すごくお嬢様っぽい外見が気に入っていたんですけど、別れたあとの帰り道で、彼女からLINEが来て。“いただいたお料理美味しかったですね!”って。“うわー。本当にお嬢様なんだぁ”って感心したのと同時に、良いなぁって思って、告白することにしました」(Hさん/28歳)

(2)「アドバイスいただきたく……」

「女友達とLINEしているときに、“男心がわからないから、好きなやつにどうやってアプローチしたら良いかわからない”って相談されて。正直めんどうだったから“まぁ大丈夫だよ。とにかく押せば”とかって適当に返してたんです。

でも、その友達、本当に悩んでたみたいで、“具体的な言葉とか行動をアドバイスいただきたく……”っていう文章のあとに、泣き顔の顔文字たくさん送ってきて。なんか可愛いなって思いました」(Gさん/28歳)

(3)「ただいま参上いたします!」

「前の彼女がちょっと天然っぽいところがあって、ちょいちょい変な言葉遣いとかするんですよ。デートで待ち合わせ場所に時間になっても来なかったときに、“今どこにいるの?”って聞いたら“申し訳ありません! ただいま参上いたします!”って返ってきて、ひとりで吹き出しそうになりました。でも汗だくになりながら走って来てくれたから、許しちゃいますよね~」(Yさん/29歳)

(4)「おーい?いらっしゃいますかぁ~?」

「彼女とLINEしているときに疲れてて寝落ちしちゃって。朝起きたら彼女から、“おーい?”とか“いらっしゃいますかぁ~?”とか入ってましたね。“いらっしゃいますか”って言い方が斬新で可愛かったです。返事は、“ごめん、夢の中でお伺いしていました”って返しました(笑)」(Nさん/25歳)

(5)「是非お会いしたいです!」

「マッチングアプリで見つけてひと目惚れした子がいたんです。メッセージを送って、何度かやり取りしているうちに、実際に会いたいなって思ったので、思い切ってLINE交換を申し出て。快諾してもらえたので、その勢いのまま“一度、外でお茶でもしませんか?”って誘ってみたんです。

そうしたらすぐに、“ぜひお会いしたいです!”って返ってきて。礼儀正しくていい子だなぁって思いました」(Tさん/30歳)

(6)「良ければお泊りさせていただきたいなぁ~」

「今の彼女と付き合い始めてすぐのころ、3回目だったかな? デートの話をしていたら、“お願いがあるんですけど……”って送ってきて、“何?”って返したら、“良ければなんですけど、お泊りさせていただきたいなぁ~。なんて”って。すごく回りくどいところに恥じらいが見えて、心に刺さりました。もちろんOKしましたよ」(Mさん/27歳)

(7)「○○君のお部屋を見せていただくわけには……」

「LINEじゃないんですけど、元カノとデートした帰りに、彼女が“帰りたくないな”って言いだして。“ホテルへの誘いか?”って思って聞いてみたら、“いや、そうじゃなくて。○○君のお部屋を見せていただくわけにはいきませんか?”って。それまでタメ語だったのに、いきなり敬語になって改まったところにキュンときちゃいました」(Eさん/25歳)

(8)「申しても?」

「LINEで会話してたら、なんか彼女が怒ってるみたいなんですよ。でも僕には全然心当たりがなくて。で、“なんか怒ってる?”って聞いてみたら、“申しても?”って返ってきました。もちろん正しい敬語じゃないんだと思いますけど、この言い方、好きですね」(Kさん/34歳)

 

4:正しい謙譲語を覚えましょう!

「敬語って難しくて嫌だなぁ」って思うかもしれませんが、正しい敬語を使うことができれば、仕事はもちろん恋愛でも人より一歩先を行ける可能性があります。

普段からよく使う言葉だけでもしっかり覚えておいて損はないですよ!

 

【参考】

文科省「敬語の指針」