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W不倫ブログを読んでわかった大人の恋の悲喜こもごも
桃倉ももM.Momokura
目次
隠す1:W不倫の体験記を書いているブログをご紹介
個人の趣味や私生活を綴ったブログは人気がありますよね。人気のあるブログの作者はブロガーと呼ばれますが、その中でも、非現実的でドラマチックな日常を書いているブロガーは、読者を虜にします。
今回はそんなブログの中で、密かに人気のジャンル、「W不倫」について綴られたブログをいくつかご紹介します。
(1)「W不倫10年目 相手は初恋の彼」
ブロガーのあーたんさんが日々の思いを詩にして綴っているブログです。W不倫を経験したことのない女性でも、甘くて切ない恋心を共感できるでしょう。
とにかくタイトルが読者を惹き付けます。日の当たらない恋愛ではあるけれど、好きな人に向けたその思いは、W不倫ながらも純情で素敵なものです。
(2)「RayのW不倫ブログ」
ブロガーのRayさんは結婚して20年目の、一児の母であり人妻。そんな彼女の破天荒な私生活を綴ったブログです。
少しエッチで欲にまみれた姿に世の奥さま方の共感を得ているようで、読者数も多いです。
母になってもドキドキした心を忘れず、今を楽しく生きるRayさんの姿に、つい憧れを持ってしまうようなブログだと思います。
(3)「W不倫…でも好きなんです」
切なくはかない恋模様をリアルに綴ったブログです。ブロガーのさきさんは、最後に不倫相手に感謝の気持ちを伝えています。
お互い本気の恋ですが、そこはW不倫。やはりハッピーエンドにはならず……。これが現実ですよね。
少し非現実的な世界でのリアルな思いを書き手から受け取れるのが、W不倫ブログの楽しい部分でもあります。
2:人気ブログに見る!涙無くして語れない切ないW不倫エピソード5つ
筆者がW不倫ブログを読んでいる中で出会った、リアルで悲しいエピソードをご紹介します。どれだけ愛し合っていてもW不倫……。どうしても結ばれない運命なのでしょうか?
(1)友達の旦那
W不倫あるあるですが、同じコミュニティに暮らす家族同士のW不倫。ママ友の旦那と不倫関係になってしまったという人も。
好きになってはいけないと思う相手だからこそ、ますますハマるのがW不倫なのでしょうか。そして、ハマってしまったら、簡単には抜け出せないドロ沼です。
(2)子どもにバレる
W不倫をしている女性は、子どもを持っている人も多いです。夫婦だけの問題ならまだしも、子どものいる家庭でのW不倫は、その子どもをも巻き込む大惨事に……。
W不倫は両者だけの問題ではなく、家族までも巻き込む問題なのです。
(3)裏切り
W不倫をしていて、お互いに「今の相手と離婚して一緒になろう」と約束したのに、自分だけ離婚してしまい、相手は結局自分の家族を選ぶ……という裏切りも。
自分の家族も、愛する彼も同時に無くして、孤独の道を選ばざる得ない人も多いです。
(4)デートの難しさ
好きな人と、お出かけしたい気持ちはいくつになっても変わりません。しかし、W不倫の関係。どこで誰に見られて、この関係がバレるかわかりません。
いったいどこでデートをしろというのか……。好きな人とカフェに行くのも一苦労。そんなデートの難しさも、ブログには綴られています。
(5)終わりは見えている
W不倫経験者の多くは、相手とバッドエンドを迎えています。終わりの形は見えています。
未来はないとわかっているのに、それでも愛さずにはいられないというその姿は不健全な関係ながら、純情で切ないもの。ブロガーの純粋さが読み手に伝わってきます。
3:ブログでも人気?W不倫で起きた笑える珍事件5つ
W不倫は、切なくて悲しいことばかりではない? ブログで見かけたW不倫ならではの少し笑えるエピソードも!
もはや開き直ってる?
(1)同じカップルを見かけるとわかる
W不倫をしているカップルは、その振る舞いや行動を見ていてなんとなくわかるそう。
「あの人たちもW不倫だよ~」と、自分たちと同じような関係のカップルを見つけたときに客観的になって語る姿などが、ちょっとおもしろいですよね。
(2)想像と違う奥さん
大好きな人の奥さんって気になるもの。また、大好きな人の奥さんだからこそ、きっと素敵な女性なんだろうな……という固定概念を持ちがち。
しかし、実際に不倫相手の奥さんをたまたま見かけたり、写真を見せてもらったりしたときに、「想像をはるかに超えたブスで腹が立った」といったエピソードが、いくつかW不倫ブログにはありました。それも他人事ながらおもしろいものです。
(3)なぜか奥さんの行動が送られてくる
「妻、洗濯なう」「妻、買い物なう」。なぜか不倫相手本人ではなく、不倫相手の奥さんの行動がLINEで逐一送られてくるというエピソードも。
不倫相手の旦那側は「自分の奥さんは〇〇している最中だから今大丈夫だよ」という意味なのでしょうが、いちいち報告してこないでよ……というのがW不倫当事者である女性の本音ですよね。
(4)家族の旅行先が同じ
W不倫でも、お互いに一緒にいる時間が長くなると、同じ感覚を持ち合わせることもあります。
そのため、ふと「○○へ行きたいな~」と思い、同じ場所に行きたくなることも。しかし、関係が関係なので、ふたりで旅行ができるわけではなく、行くとなったら自分の家族と行くわけですよね。
そして偶然が偶然を呼んで、互いの家族旅行先が同じになり、運悪く(?)鉢合わせなんてことも……。
(5)wi-fiが勝手に…
不倫相手の家(もちろん行ったことのある家)の近くを通ったとき、自然にwi-fiに接続されてしまうというこれまた珍事件が……。
これはW不倫だけでなく、浮気などでも、このような些細なことでバレてくるので気をつけましょうね。
4:指折り数える?W不倫で会えないときの過ごし方4つ
W不倫。お互いの都合がつかずに会えないときも多いでしょう。「約束していた日にドタキャンされる」なんてことも。そんなときのW不倫当事者たちの過ごし方をまとめてみました。
(1)ひたすら妄想
「会えないときは、“彼と会っていたら……”と考えて1日妄想する」。
W不倫なので、いきなり会えなくなることもざらにあること。そんなときは相手を責めるのではなく、頭の中で彼とのラブラブな1日を想像するのだそう。
(2)こまめにLINE
W不倫。夜は旦那さんが帰って来るので電話は難しい……。そんなふたりを繋ぐのはLINEだけ。会えない間は、とにかくLINEしまくり。
会えない時間が愛を育むというのは、まさにこのことです。
(3)ブログを書く
好きな人のことって、誰かに話したくはなりませんか? しかしW不倫。誠実な関係ではないため、誰にでも彼のことを話せるわけではありません。
そのため、彼との出来事などを思い出しながら、匿名でブログを書いていると言う人も多いです。
W不倫でも、誰かに好きな人の話を聞いてもらいたい思いは同じなのです。
(4)目標を立てる
「次会うときまでにお互いに目標を立てる」という人も。その目標というのは、お互いが最後一緒になるためのもの。
単純に「次は相手の家に行こう」なんてことではありません。「次にW不倫相手と会うときまでには夫に離婚の話を持ち出す」「どちらが家を出ていくか決める」「子どもの親権について調べる」など……。シビアな話になりますが、これもW不倫ならでは。今好きな人と一緒になるための目標になります。
この目標をクリアすれば彼と幸せになれる! そう思って生活していると、W不倫相手と会えない時間なんて、意外にあっという間だそう。
5:W不倫をやめようと思った瞬間4つ
お互いどれだけ愛し合っていても、世間からは認められない関係。やめようと思った人も多いです。
(1)自分の親にも迷惑がかかる
自分だけが苦しむのならいいですが、「これ以上深みにハマると、親まで巻き込みそうと思ったら、やめなきゃ、と思えた」というW不倫経験者は多いです。
(2)気持ちがすれ違った瞬間
「君のことがいちばん大事だ」そう口では言うけれど、実際は、いつも自分の妻や子ども、家族がいちばんな彼。そうして、気持ちがすれ違っていきますよね。
これは普通の恋愛においても同じですよね。気持ちが何回もすれ違うと、ただでさえ不安定な関係はすぐに壊れることに。
いくら愛し合っていても、もろいのがW不倫なのです。
(3)会えない日が続いたとき
W不倫。お互い会える時間は限られているなんてことは、初めからわかっていたこと。しかし、会えない時間が続くと、その寂しさは予想以上。
「このつらさから開放されるには、この恋をあきらめるしかない……」。そう考えたことのあるW不倫経験者は多いです。
しかし、会えない時間が長く続いたぶん、好きな人に会えたときの幸福感といったらもうそれは最高なもの。だから止めたくてもやめられない。それもW不倫です。
(4)子ども
子どもがいるW不倫経験者は、やはり子どもに後ろめたさがあるそう。自分の子どもに申し訳ないと言います。
彼よりも、旦那よりも、自分よりも、やはり自分で生んだ子どもがいちばん大切だと思えば、「子どもに顔向けできないような恋愛はあきらめよう」と考えるようです。
6:W不倫は傷つくだけ?
恋愛というのは、楽しいけれど、ときにはつらいもの。それはW不倫でなくても、どんな恋でもそうです。
しかし、W不倫は、たとえその恋が実ったとしても、お互いが幸せになれる保証はありません。
多くの人を巻き込み、悲しませてきたというのに、そう簡単に自分だけが幸せになれるほど、世の中は甘くありません。
しかし、「運命の相手が、たまたま結婚していた」と、のんきに考える人もいるでしょう。
「W不倫という形になってまでお互いを求め続けたからこそ、本当の愛、運命の相手だ」と語る人もいます。
しかし、どうでしょう。筆者は相手が既婚者である限り、それは運命の相手ではないと思うのです。
自分も傷つくけれど、自分以上に傷つく人がいる恋愛というのは、あまりおすすめできるものではありません。
【参考】