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内助の功とは?旦那が妻に「内助の功」を感じる瞬間
並木まきM.Namiki
1:内助の功とは?
「あそこの奥さんは、内助の功だよね」「内助の功って感じで、すごいね!」などと、ちょっとした会話でも耳にする「内助の功」という言葉。
この機会に言葉の定義をおさらいしておくと、次の意味が正解です。
陰ながら援助する身内の功績。特に、夫の活躍を支える妻のはたらきについていう。
〈出典:小学館デジタル大辞泉〉
つまり、夫が活躍したとき、陰ながらサポートしていた妻の功績を称えるシーンで使われる表現というわけですね~。
2:旦那が妻に「内助の功」を感じる瞬間6つ
そこでまずは、夫が妻に対して「内助の功」を感じたという瞬間を、巷の夫たちに語ってもらいました!
(1)「狙い通りに出世できたときだね」(35歳男性/IT)
「僕はもともと出世願望が強かったんですが、そのために上司や先輩、取引先などとも積極的に酒を飲んでました。
そんな僕に文句ひとつ言わず見守ってくれた妻のおかげで、狙い通りに出世街道に。仲間の奥さんは飲み会が続くと文句を言うって聞いているので、黙って見守ってくれた妻の“内助の功”はデカイと思います」
(2)「ゴハンの栄養バランスを考えてくれているとき」(33歳男性/経営)
「僕は趣味でボクシングをしているんですが、試合に勝ったときに内助の功を感じます。
プロ選手ではないものの、試合で勝つには食べるものも大事なんで。
僕の体を考えて献立を作ってくれている妻には、いつも感謝しています」
(3)「上司との接し方が完璧なとき」(35歳男性/サービス)
「うちの会社は年に2回、家族同伴での社内イベントがあるんですけど、そういうシーンで上司と上手く接してくれている妻を見るたびに、密かに感心しています。
みんな“いい奥さんだね”って言ってくれるし、僕が社内でいいイメージを保っていられるのは、内助の功も大きいと思います」
(4)「責任を被ってくれたとき」(29歳男性/建設)
「僕、ちょっとこの前失敗しちゃったことがあるんですけど、そのときに妻が“私のせいにしていいよ”って言ってくれたんです。
いや、書類を電車に忘れちゃって大トラブルになったんですけどね、そのときに妊娠中の妻が、“私に問題が起きて、急に呼ばれて気が動転したってことにして!”って言ってくれたんですよ。
僕もどうしていいかわからなかったので、妻に甘えて会社にはその通りに言いました。そうしたら“奥さんが妊娠中だからなぁ”って感じで、社からのお咎めナシで済んで。
これって、内助の功ですよね?」
(5)「励まし方がウマイとき」(33歳男性/サービス)
「仕事をしていると、気分に波も出るじゃないですか。
でも、うちの奥さんはそんな僕の励まし方が、本当にウマイんです。
会社に行きたくないときでも、ヤル気にさせるのが上手で、いつも僕を信じてくれるんですよ。
なので、嫌なことがあっても、なんとか仕事を頑張れています。
こういうのを、“内助の功”って言うんじゃないかなぁ」
(6)「子育てを頑張ってくれているとき」(30歳男性/コンサルタント)
「うちは両方フルタイムで働きながらの共働きをしているので、正直、子育ての負担も半分ずつにしなきゃとは思っているんです。
でも僕は疲れちゃって、休日もほぼ寝ているだけ。それでも妻はしっかり仕事と子育てを両立してくれているので、ぶっちゃけ助かっています。
僕が平日にバリバリ仕事できるのは、妻のそんな“内助の功”も大きいと感じています」
3:内助の功の使い方は?文例3つ
さて、「“内助の功”って、言ってみたい!」と思ったときに、適切な使い方を知らないと赤っ恥……。
そこで、一般的な会話で使われがちな文例を3パターンお届けします。
(1)「今の自分があるのは、妻の“内助の功”としか言いようがありません」
夫がどこかでスピーチをするシチュエーションになったときに、夫婦円満アピールも兼ねて「今の自分があるのは、妻の“内助の功”としか言いようがありません」
と言うと、ちょっとカッコいい!
スピーチの文面に悩んでいる夫に「こんな風に言ってみたら?」なんてさりげなくアドバイスしてみては。
(2)「奥様の“内助の功”も大きいですよね」
会話の相手を褒めているときに、さりげなく「奥様の“内助の功”も大きいですよね」と相槌で使う方法も。
相手も立てつつ、さらにその妻のことも褒めるという、高度な会話テクニックとして覚えておきたい文例です。
(3)「“内助の功”も必要ですよ」
まだ結婚していない男性との会話で、軽口をたたける間柄にいるならば「でも、●●さんにも“内助の功”が必要ですよ」なんて具合に、結婚を促すフレーズとしても使えます。
「そうだよな~。内助の功があるとないじゃ、仕事も変わってくるよなぁ」などと、そのあとの会話が広がりやすく、「そろそろ結婚したら?」と伝えるよりも知的な会話に聞こえるメリットも!
4:“内助の功”って大事!
「内助の功」という言葉には、どこか男尊女卑的なニオイを感じる人もいるかもですが、実際にはそんなことはなく、“夫をサポートする妻”を褒め称える表現でもあります。
夫婦は運命共同体であるだけに、“内助の功”って実は、男女平等の現代においても大切な心がけであると筆者は考えます。
妻の立ち位置によって、夫の能力は開花もすれば衰退もしますからね!