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「原宿いやほい」惨敗に見る…きゃりーぱみゅぱみゅみたいな女子は飽きやすい?

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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1:きゃりーぱみゅぱみゅの『原宿いやほい』が惨敗!?

(1)『原宿いやほい』歌詞もそんなに悪くないけど…?

きゃりーぱみゅぱみゅの『原宿いやほい』という楽曲を知っていますか? 2017年の1月にリリースされた彼女の13thシングルになります。歌詞もしかり、メロディーもしかり、きゃりーぱみゅぱみゅならではの個性的でKAWAII曲に仕上がっています。しかし、ネットでは「オワコン」といわれてしまっていたりするようです。

YouTubeで『原宿いやほい』の再生回数は1,205万回を越えています。これもものすごい数ですよね。しかし、『にんじゃりばんばん』の再生回数はなんと5,695万回を越えています。

高評価の数は『原宿いやほい』が94,199で『にんじゃりばんばん』の方は212,964と桁が違います。

世間は既定路線から逸脱しない、既視感のある楽曲に飽きてしまっているのでしょうか……。

(2)パクリ疑惑も…「飽きた」というより「嫌になった」が正解?

さらにネットで調べてみると、Googleの検索エンジンに「原宿いやほい パクリ」という検索候補が表示されます。

ネットなどでよく使用されるこの“パクリ”という単語の定義は少し曖昧。著作権法を犯していないものにも使われることがあります。なので、この楽曲がどの曲のパクリなのかを言及することはここでは控えます。

とはいえ、独創的な個性が“売り”のきゃりーぱみゅぱみゅが、他アーティストの楽曲のマネをしていたとしたら、ファンはショックを受けることでしょう。

ネット上でまことしやかに囁かれているパクリ疑惑を信じてしまった一部のファンから嫌われてしまった、それが人気が下火になっている原因のひとつなのかもしれません。

 

2:「きゃりーぱみゅぱみゅ」みたいな子と付き合いたいですか?

ではここで、きゃりーぱみゅぱみゅの人気を確認する意味も込めまして、街の男性に「きゃりーぱみゅぱみゅみたいな子と付き合いたいか?」を質問してみました。

(1)付き合いたくない

「僕は付き合いたくないです。ちょっと個性的過ぎる気がします。プロデューサーとかがイメージを考えて売り出してるでしょうから、プライベートのきゃりーぱみゅぱみゅが普段からあのファッションセンスではないんでしょうけど……。でも、僕の中では、そういうイメージで固定しちゃってるんですよね。だから、あんな子と付き合ったら、ついて行ける気がしません」(Hさん/19歳)

アーティストとしてのきゃりーぱみゅぱみゅは、浮世離れしているといっても過言ではないくらい個性的な存在です。それが人気の秘密なのでしょうが、恋人となるとその個性の強さがネックになってしまう場合もあるようです。“引っ張っていけるか”ではなく“ついて行けるか”という表現からも、すでに気持ちで負けているような気がしますね。

(2)告白はしないけど…

「テレビで見ているきゃりーぱみゅぱみゅのイメージ通りの子ってことなら、こっちから告白することはないでしょうね。でも、きゃりーぱみゅぱみゅってすごい可愛いじゃないですか。だから、そんな子から告白されたら、とりあえず考えちゃいますよね。タイプではないけど、付き合ってみるかもしれないですね。偉そうなこと言ってすみません」(Eさん/23歳)

「告白はしない」という台詞からは、個性的な女性との不釣り合いを気にしているようなニュアンスを感じます。しかし、「告白されたら考える」ということから、個性の強い子を嫌いというわけではないのでしょう。

(3)ある程度自分に合わせてくれる条件付きでなら

「あの個性に合わせることは、ちょっと俺にはできないかな。でも、向こうがこっちに合わせてくれるっていうなら付き合いたいですよ。問題はどこまで合わせてくれるか、ってところでしょうね。境界線としては、そうですねえ……。表舞台に立つときだけあんな感じで、実は裏では普通の女子って感じがいいなぁ」(Yさん/26歳)

境界線の話をしているのに、最後は「いいなぁ」という願望に変わっていましたね。とはいえ、アーティストとしての顔と、恋人に見せるときの顔にギャップがあるとたまらないということなのでしょう。庶民的な一面があればOKということのようです。

(4)芸能界から引退してくれるなら

「きゃりーぱみゅぱみゅみたいな子って、どこまできゃりーぱみゅぱみゅみたいなのかによりますね。すべての要素を兼ね備えていると仮定した場合、唯一自分が無理だと思うポイントは“芸能人であること”です。

たとえば、結婚しても歌手を続けていきたいというなら、子育ての問題とかが出てくる。テレビにプライベートをさらすことになりかねない。だから、いずれは引退してくれるならって感じですかね」(Aさん/30歳)

「ふたりのプライベートは他人にさらしたくない」という気持ちから、いずれ表舞台から降りることを条件とするなら「付き合ってみたい」ということなのでしょう。しかし、その意見からは「条件に合う女性なら誰でもいい」という本音も感じます。

(5)一度は付き合ってみたい

「あんな可愛い子とは、一度は付き合ってみたいですよね。付き合ったら、コンサートとかも行きますよ。“今日はどうだった?”とか、そんなやり取りしたいですよね。部屋で彼女がテレビで歌う姿を見て、横を向いたら本人がいる……なんて最高じゃないですか。超ロマンチック」(W/22歳)

「アーティストとしてのきゃりーぱみゅぱみゅも恋人として許せる」という人もいました。むしろ、アーティストとの恋愛を思う存分楽しみたいタイプといった感じ。同じタイプの人で、「あんまりファンじゃないけど、付き合うならCD全部聞きますよ」という人もいました。

(6)ぜひお願いしたい

「元々ファンなんで、あんな子と付き合えるなら嬉しいですね。変わった恋愛ができそうじゃないですか。ありきたりな普通の恋愛じゃなくて、彼女としかつくれない思い出とか、一杯できそうで……。すごい楽しそうですよね」(Nさん/28歳)

彼女の個性的な一面がメリットと感じている人もいるようです。Nさんは、「デートに行くなら海とか映画館とかよりも、活火山とかじゃないですか?」と妄想を膨らませていました。それすらも楽しそうなのが印象的。

(7)結婚はできないけど、恋人としてなら

「多分、結婚はできないでしょうね。したくないというよりも、多分そこまでうまくいかないんですよ。でも、どうにかしてうまくいかせようってお互いに頑張る感じが、“恋愛してる”って感じで楽しそうですよね。そのうちすれ違いが増えていって、“なんでこんなにうまくいかないんだろう……”って別れ話をするんですよ。切ないな~」(Gさん/27歳)

筆者が質問したときには、すでにきゃりーぱみゅぱみゅみたいな子と恋愛が始まっている人もいました。彼曰く、「きっかけはライブハウス」なのだとか。音楽活動を応援するうちに彼女が売れていって、それと反比例するように会える時間が減っていく。最後は「“いつまでも応援してる”と言って別れる」のだとか。妄想力がすごいですね。

 

3:「きゃりーぱみゅぱみゅ」みたいな子と付き合ってみてどうでしたか?

付き合ってみたいかどうかの質問に対する男性の反応がわかったところで、今度はきゃりーぱみゅぱみゅみたいな子と付き合ったことのある男性にその実体験を聞いてみました。

(1)今だったら上手くやれる

「あんな感じの子と付き合ったことあるよ。可愛いってよりもKAWAIIって感じで、個性的で趣味とかセンスも変わってたね。自分が好きな音楽を追究してる感じで、尊敬できるところもあれば、合わないところもあった。結果的には別れたけど、今だったらもう少し上手く付き合うことができるんじゃないかな」(Mさん/29歳)

彼の発言からは、個性的な女性と付き合うのにコツがいるようなニュアンスを感じます。「気の強い部分があったから、ぶつかり合って何度もケンカした」のだとか。しかし、「今だったら、寂しかったんだなってわかってやれる」とのこと。恋愛偏差値高めですね。

(2)浮気された

「俺が付き合ったのは結構個性的な人で、センスとか趣味とかが奇抜だった。でも、だからこそ、彼女のことを大好きな人と苦手な人と、好き嫌いがはっきりとわかれる感じだった。好きだって人からは、すっごい熱烈なアプローチを受けてたよ。そりゃそうだよね、滅多にいないもん、あんな子。だから、最後は浮気されちゃった」(Rさん/25歳)

芸術系の大学や専門学校には、個性的な子はけっこう多そうなイメージですが、一般でいうと、少ない人種かもしれません(だから個性的というわけですけど)。そういった人が好きな場合、出会うのは苦労しそうだし、希少価値が高いぶん、倍率も上がってしまうのでしょう。浮気されないように、常に相手を満足させなくてはいけないとなると、大変そうですね。

(3)変わったデートならピカイチ

「すっごい楽しかったよ。普通の女性とは感性が違うから、デートとかもおもしろかったしね。たとえば、CD屋行ってジャケ買い対決したりとかね。結局は大学卒業したらすれ違いが多くなって別れちゃったんだけどね」(Oさん/28歳)

センスの問われるようなデートができるかどうかでいうと、きゃりーぱみゅぱみゅみたいな子の右に出る女子はいないでしょう。変わったデートとしては、他にも、紙粘土でオブジェを作って競う「紙粘土対決」や一句を競う「松尾芭蕉ごっこ」などを楽しんだそうです。

(4)人生を楽しんでる感がいい

「女性らしさとかそういったものに縛られてなくて、自由な感じがすごく魅力的だった。綺麗とか可愛いとか、本人が見た目の美しさだけを思い求めてる訳じゃいから、性格に深みがあるっていうのかな。人の目なんか気にせずに思いっきりやるから、見ていて気持ちよかったよ」(Rさん/25歳)

自分の中に1本芯が通っていて、それが良い意味での刺激として、パートナーに影響を与えるのでしょう。Rさんは「彼女の生き方が芸術だった」と語っていました。

(5)合う合わないが両極端

「僕の経験として、合うところは合うし、合わないところは合わないっていう感じだったかな。ケンカするとダメージは半端じゃないんだけど、“彼女のこういうところは本当に好きだ”ってなるから、辛いのか幸せなのかよくわかんない恋愛だった」(Tさん/26歳)

Tさんによると、魅力的なところは「相手が醸し出す雰囲気と笑いのツボ」だったのだとか。逆に合わないところは「絶対に間違いを認めないところ」だったそうで、「ケンカが絶えない関係ではあったけれど、いい思い出も多かった」とのことでした。

(6)飽きる

「個性的だから最初は魅力的に見えるし、奇抜なファッションとかも新鮮なんだけど、段々と飽きてくるんですよね。“そういうの、もういいよ”って気持ちになる。たまにいるじゃないですか、“奇抜な私ってカッコいい”って思ってる人。そういうタイプの女性だと、付き合っててしんどいですね」(Dさん/24歳)

奇抜なファッションなど、最初は目を引いていたモノも、慣れてくると鬱陶しく感じてしまう人もいる様子。特に、「奇抜な私」アピールをされると「めんどうくさい」と感じる人が多いようです。

 

4:がんばれ!僕らのきゃりーぱみゅぱみゅ

今回は「きゃりーぱみゅぱみゅみたいな女性は男性に人気なのか?」を中心にご紹介しました。話を聞いてみると、きゃりーぱみゅぱみゅのことを「独創的で個性的なアーティスト」というイメージを持っていることがわかりました。しかし、プライベートの彼女はどうなのでしょう。実は、案外普通な女性だったりして。