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器が小さい~!器が小さいと思われる人の特徴と上司のエピソード
山根ゆずかY.Yamane
1:器が小さいとは?器が小さいの意味と英語での言い方
「器が小さい」というのは、そもそも小さな器、小器(ショウキ)と同じこと。
デジタル大辞泉による小器の意味は
1 小さいうつわ。⇔大器。
2 度量が小さいこと。小人物。⇔大器。(出典:デジタル大辞泉/小学館)
とのこと。「器が小さい人」と使う場合は、「度量が小さい人」と言う意味になります。
また、度量の意味は同じくデジタル大辞泉によると
1 物差しと枡(ます)。転じて、長さと容積。
2 他人の言行をよく受けいれる、広くおおらかな心。「度量が広い」(出典:デジタル大辞泉/小学館)
とありますので、器が小さい人は、他人の言行を受け入れず、狭い心の持ち主であると言えます。
また「器が小さい」を英語で言うと
「intolerant」
「narrow-minded」
などが該当します。日常的には
「judgemental」という言葉もよく使われます。これは例えば人の良し悪しをすぐに判断しようとしたり、優劣を付けたがるような人を指します。
2:器が小さい~!と思われる男女の特徴5つ
(1)ケチ
「会社の上司。飲みに誘っておいて割り勘って……。しかも安い店で」(金融Mさん 30代)
財布のひもが固いのは決して悪いことではありませんが、部下と飲みに行くときくらい払っても損はありません。
できるだけ出費を減らしたい気持ちはわかりますが、金は天下の回り物という概念も忘れずにいたいものです。
(2)失敗を恐れて人任せ
「会社の先輩。先輩は英語が苦手だから、英語で話す仕事は全部私に押し付けてくる」(金融Eさん 30代)
誰だって間違えるのは恥ずかしいものですが、間違えても堂々としていられる人の方が器の大きさを感じます。
できないからと言って仕事を丸投げするのは良くありませんね。
(3)人に対して高圧的
「高圧的で何かにつけてすぐ怒鳴る上司。まるで臆病な小犬のよう」(損害保険Mさん 30代)
本当に勇敢な人は、小さなことでキャンキャン喚き散らしません。高圧的だったりすぐに怒鳴るような人は、器の小さい人が多いものです。
(4)自分を守ろうとする意識が強すぎる
「新入社員として入社したとたん、同じ部署の先輩に意味もなくいじめられた。私は帰国子女で英語が話せるので、先輩社員は仕事がとられると思ったらしい」(金融Tさん 30代)
自分の仕事が奪われるかもしれないと考えると確かに不安になります。ですが、だからといって優秀な人材をいじめるのは最低です。
仕事を奪われたくなければ、自分の能力を高めればいいだけの話です。
(5)決められたマニュアルにしか従えない
「マニュアル通りにしか動かない先輩。マニュアルに従っていればとりあえず安泰かもしれないけど、お客様の要望にはもう少し柔軟な姿勢を示した方がビジネスには良いと思う」(コンサルタントHさん 30代)
マニュアルはあくまで一つの方法。時代とともにビジネスの方法は移り変わります。より良い方法があればマニュアルも常に更新されていくべきもの。
マニュアルにしか従えない人は、仕事における大切な部分を見落としてしまいがちです。
3:器が小さい上司のエピソード3つ
(1)部下に責任をなすりつける
「とある株取引の最中。私はきちんとオーダーを出したのにトレーダーのヘッドが聞き取りミスで損を出した。それなのに私の名前を大声で呼んで“お前、間違えたのに人のせいにするなよ!”と言われた。間違ったのはあっちなのに……」(金融Aさん 30代)
誰だってミスはしたくありませんよね。でもミスをしたら素直に認めて謝罪をするのが器の大きい人の行動です。
ミスを人になすりつけるような人とは、一緒に働きたくないですね。
(2)部下の手柄は自分の手柄
「大きな契約が決まったときのこと。上司は何もしなかったくせに、まるで自分の契約かのように更に上の上司に報告した。接待にも一度も来てくれなかったくせに!」(金融Mさん 30代)
組織の構造上、部下の手柄はすなわち上司の手柄にもなるものです。でも実際に行動して契約に結び付けたのが部下なら、その部下が最も評価されるよう差配するのも上司の仕事。
まるで自分の手柄のように振る舞うのは、器の小ささを露呈しているようなものです。
(3)部下が休みを申請すると露骨に嫌な顔をする
「会社の上司は、有給を申請すると露骨に嫌な顔をする。これは権利だし、お前には何の影響もないだろう!と思う」(損害保険Yさん 30代)
休暇は社員に与えられた権利。でも実際に休暇を取る際は、多くの場合上司の許可が必要になります。
そんな時上司に嫌な顔をされたら、休暇の申請がしづらくなってしまいますよね。休み位気持ちよく取れなければ、仕事にだって身が入りません。
4:器の大きい人は魅力的
器の大きい人は、小さなことを気にせず、人の間違いを受け入れることができます。なぜなら、人は誰しも間違いを犯すものだからです。
自分が完璧でないということを知り、それを素直に受け入れることができれば、より器の大きい人に近づけそうです。
器の大きな人はとても魅力的。パートナーにするなら、そういう人がいいですし、自分自身も器の大きい人を目指していきたいものですね。