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平均月収はいくら?年代・男女別平均月収と平均月収の高い職種

山根ゆずか

山根ゆずかY.Yamane

目次

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1:平均月収とは…日本の平均月収は?

国税庁による『平成28年分民間給与実態統計調査』の結果によれば、1年を通じて勤務した給与所得者(約4,869万人)の平均年収が421万6千円であることがわかりました。

様々な控除など変動要因はありますが、ざっくりとした手取り額は330万円強。これを単純に月給に直すと、27万5千円となります。

 

2:28歳や30歳女性の平均月収は?男女別20代・30代・40代の給料と手取り額

ここからはDODAが発表している『平均年収ランキング2017』をもとに見ていきましょう。(※調査対象は、正社員として就業している20~59歳までのビジネスパーソン)

正社員のみが調査対象になっているので、特に女性は先程の『平成28年分民間給与実態統計調査』の調査数値よりも金額がかなり高くなっています。

住民税は市区町村によって異なるので、ここでは住民税を除いた控除後の手取り額も一緒にチェックしていきましょう。

(1)20代全体 346万円

1.20代男性 365万円

20代男性の平均年収は365万円で、手取りが300万円程度。

この場合手取りの月収が25万円程度。都心でのひとり暮らしはギリギリと言ったところでしょう。

2.20代女性 319万円

20代女性の平均年収は319万円で、手取りが260万程度。

この場合手取りの月収が21万円程度。実家暮らしをしたい金額と言えそうです。

(2)30代全体 455万円

1.30代男性 487万円

30代男性の平均年収が487万円で、手取りが380万円程度。

この場合手取りの月収が32万円程度。20代と比べると生活に少し余裕が出てくるころと言えそうです。

2.30代女性 386万円

30代女性の平均年収が386万円で、手取りが310万円程度。

この場合手取りの月収が26万円程度。20代と比較して男女の給与格差が広がっています。

(3)40代全体 541万円

1.40代男性 587万円

40代男性の平均年収が587万円で、手取りが460万円程度。

この場合手取りの月収が38万円程度。家族構成によっては更に控除を受けられたり、また子供手当等も受給することが出来ます。

2.40代女性 423万円

40代男性の平均年収が423万円で、手取りが345万円程度。

この場合手取りの月収が28万円程度。30代と比較してほとんど給与が上昇していないのが分かります。

 

3:平均月収の高い職種ベスト5

引き続き、DODAの『平均年収ランキング2017』をもとに、職種別の年収ランキングのトップ5をみていきましょう。

1位 投資銀行業務・・・平均年収855万円

企業の資金調達を行ったり、企業買収の提案をしたりと、企業の経営に深くかかわる業務を行うのが投資銀行業務。

情報やデータがものを言う世界で、情報収集能力の高いメガバンクや外資系金融機関にて投資銀行業務を行うことが出来ます。

超高学歴な人が多く、かつ高いコミュニケーション能力も求められます。

勤務時間が長いことが多く、かつては通常の人が出勤する時間にタクシーで帰宅なんてことも決して珍しくはありませんでした。

2位 運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)・・・平均年収837万円

数字に強いことが大変重要な職種。数十億、数百億という顧客の資金を利用してお金を儲け、顧客に還元します。

敏腕のファンドマネージャーともなれば、年収数億も夢ではありません。

ただ市場全体の動きによって思わぬ損失を被る場合もあり、腕の良し悪しにかかわらず毎年儲け続けることは大変困難。

大きな損失を出せば一瞬でクビが飛ぶ可能性のある職種でもあります。

3位 戦略・経営コンサルタント・・・平均年収722万円

各コンサルティングファームが持つ知識や方法論を利用してクライアントの悩みを解決し、業績を高める仕事。

事務処理能力、情報処理能力、コミュニケーション能力が高いレベルで求められる職種です。

勤務時間が信じられないくらい長い場合もしばしば。

4位 プロジェクトマネジャー・・・平均年収670万円

IT系のプロジェクトを全体的に統括する仕事。IT企業だけではなく、金融機関のIT部門内にも同じ仕事が存在します。

一つのプロジェクトには様々な部署や人が関わるため、利害が対立することが多々あります。それらをうまくコントロールすることと、スケジュール通りにプロジェクトを進めることが主な仕事です。

自分なりのノウハウとパターンを手に入れてしまえば手に職ですが、なかなか成果や実績が表に現れにくいという性質も。自ら自分の仕事を改善しながら、アピールしていく能力も必要です。

5位 内部監査・・・平均年収663万円

社内で不正が行われていないか、ビジネスとは独立した立場から監査を行う職種。

特殊な職種であるため、転職してステップアップしやすい職種であると言えます。職種柄、ビジネスサイドと揉めることも多いため、強い意識と心が必須。

会計関連の知識や会計士などの資格があると、より収入を得やすい職種と言えます。

 

4:給与はやっぱりモチベーションにつながる

仕事はお金だけではありませんが、はやり給与は自分の社会的な価値を計るうえで大切な要素。モチベーションを下げるような金額では困ります。

自分に仕事を正当に評価してくれる会社でなければ、いつでも他社にいける!というくらい強いスキルを身につけたいものですね。

 

【参考】

平成28年分民間給与実態統計調査結果について – 国税庁

平均年収ランキング2017 – DODA