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口癖って直せないの?「なるほど」「なんか」などうざい口癖の人の心理6つ

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:口癖のせいで嫌われる場合も……

癖というのは、産まれてから生きてきた生活の中で身についた習慣です。それは、口癖だって同じ。

相手を不快にさせるような口癖を持つ人なら、当然ながら周囲の人に嫌われることだってあるでしょう。また、友達や会社の同僚といった関係であれば、それほど気にならなくても、恋人となると話は別。

食事の仕方や生活の習慣などと同じように、口癖に対して不快に感じる人だっています。

内容にもよりますが、口癖によって人から嫌われることは珍しくないんです。

(1)口癖にはその人の心理が出る?

口癖というのは、いわばパターン化されているもの。特定の状況や特定の心理状態になったときに、無意識に条件反射としてその言葉が口から出るわけです。

そう考えると、口癖になっている言葉を発したときは、別のタイミングでその言葉を発したときと同じ心理状態になっている、とも言えるでしょう。

(2)口癖を英語で言うと?外国人がよく言う口癖って?

ちなみに英語で「口癖」とは、小学館発行の『プログレッシブ和英中辞典』には、「favorite phrase」と載っています。「よく言う言葉」という意味が、英語で言う「口癖」のようです。

外国人の口癖について、英語を話す周囲の友達を観察してみましたが、見つけることはできませんでした。そりゃあ、そうですよね。

じゃあ、日本人がよく言う口癖って?と聞かれたら、思いつく言葉が見あたりません。

あくまでも、育ってきた環境の中で習慣化している言葉ですから、千差万別。人によって違うわけです。

(3)口癖がうつるのは好意があるから?

ところで、誰かの口癖がうつることが、まれにあります。1つには、「その言葉をよく耳にすることで、自分にその習慣がうつるから」というのがあります。

そして時として、好意を持っている相手にはその傾向は顕著に表れます。これは、「同調行動」という言葉で説明できるかもしれません。

好意をもっている相手とは、たとえば同じ服を着る(ペアルック)という行動をしますよね。同じように、行動や言葉遣いなども相手に同調してしまうことがあるんです。

 

2:なんか・まあ・なるほど…!イラつく口癖一覧とその心理

あまりにネガティブな言葉や下品な言葉が口癖だったりすると、イライラしたり不快に感じたりしますよね。ここでは、普段よく耳にしそうな口癖をいくつか取り上げてみましょう。

(1)「なんか」が口癖の人の心理

「なんか」という言葉が口癖の人はけっこういます。使い方としては「なんか、○○だよね」のような感じでしょうか。

この言葉が口癖の人は、不満屋なのかもしれません。明確にこうしたほうがいいという意見はないものの、なにごとにも満足できないタイプです。「どうしたいの?」と聞いても、答えを持ち合わせないので、けっこう面倒なタイプかもしれません。

(2)「まあ」が口癖の人の心理

「まあ」のほかにも、「まあいいや」「まあでも」「まあまあ」「まあねー」という言葉が口癖の人がいます。

意味合いとしては、自分は満足していないけど、妥協点として「まあ、いいか」というところでしょうか? これは「なんか」が口癖の人と同じタイプと言えます。

使う言葉が違うのは、育ってきた環境の中で、その言葉を耳にする頻度が違ったからでしょう。

(3)「なるほど」が口癖の人の心理

「なるほど」以外にも、「なるほど、なるほど」と重ねて使う人もいます。これが口癖の人は、実はあまり相手の話を聞いていないとか、興味がないときに使っているかもしれません。

かくいう筆者も、口癖ではありませんが、あまり興味がない話題で早々に切り上げたいときに、「なるほど」とか「わかりました」という言葉で、その話題を打ち切ろうとするときがあります。

(4)「えーと」が口癖の人の心理

話の前にぼやっと言う「えーと」とか「えっとぉ」という人は、考えがまとまっていなかったり、会話を始めるタイミングをはかる(助走)目的で使う人がいるでしょう。これぞ、まさに典型的な口癖です。

イントネーションが変わって、「えっ?」という疑問形で使う人は、話を聞いていないわけですから、口癖でもなんでもありません。また、不快さを表現するときに「えー」という人は、たしかに口癖ではありますが、あくまでも応答上の表現ですので、それほど気にする必要はないでしょう。

(5)「でも」「いや」が口癖の人の心理

「でも」とか「いや」というのも、「なんか」と同じです。なにごとにも満足できないタイプです。

とはいえ、「なんか」が口癖の人と違うのは、自分はこうしたいという明確な答えを持っていることでしょう。

(6)「死ねばいいのに」が口癖の人の心理

「死ねばいいのに」とか、「死ね」「死ねや」「殺す」など、物騒な言葉を独り言のように言ったりする人もいますよね。普通は、こういう言葉を口にすることはありません。にもかかわらず、ついつい口癖ででてきてしまうのは、そういう言葉を頻繁に耳にする生活環境で育ったからです。

こういう言葉が口癖の人と一緒にいるのは、ちょっと要注意かもしれません。

本当に、「死ね」とか「殺す」と思っていないかもしれませんが、不満を抱えていることには間違いありません。もし、本当に思っていたら、そういう人とは関係を遠ざけた方が無難でしょう。

 

3:口癖直したい!人をイラつかせる口癖を直す方法

癖は、長年で身についた習慣です。たとえば、食事のときのお箸の持ち方を直そうと思ったら、常にお箸の持ち方を意識して、長い時間をかけて直すしかありませんよね。

口癖だって同じです。20年生きてきて身についた口癖は、今後20年意識して直そうと努力するしかありません。癖を直すことは、そう簡単なことではないんです。

 

4:まとめ

口癖は、条件反射的に発せられる場合もあるでしょう。その一方で、特定の心理状態に裏打ちされて発せられる場合もあります。

あなたは、一体どんな言葉を頻繁に口にしているでしょうか?